筑波山――2008.4.5(土)


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◆朝日カルチャーセンター千葉……「軽登山」技術講座
◆筑波山
つくばさん(女体山)……876m
なんたいさん(男体山)……871m
登り14p→山頂1周8p→稜線8p→下り15p……45ポイント
日の出0521、日の入り1806……4.5に宇都宮で
◆つくばエクスプレス線・つくば駅から……2008.4.5(土)実施


●最初に講師が遅刻した。JR中央線が変電所の事故でストップして夕方まで首都圏で大混乱したのだが、そのあおりで地下鉄に逃げたところ、つくばエクスプレスは30分遅れの急行となった。その事故で電車に閉じこめられて欠席となった人がひとり。あとは混乱の発端にひっかかったにもかかわらず、なんとか集合時刻に集合場所に到着できたという。
●おまけに、計画では筑波センター(筑波駅の上の従来からのバスターミナル)でトイレ時間をとってあったのだが、みなさんがバス停に着いたところにガラガラの臨時便が待っていて、乗ったらすぐに発車したという。30分遅れで筑波センターについた私はタクシー(筑波センター→筑波神社6,470円)で飛ばして先回りできたはずが、だいぶ長い時間待ってもらうことになってしまった。
●1025筑波神社(標高約250m)→1110-05服装調節休憩(標高約400m)→1130-40-50中の茶屋跡で休憩。ケーブルカーのすれ違いが見られる時間になったので、休憩をたっぷり延長した→1210-20男女川源流(標高約600m)で休憩→1250-55(標高約780m)でカタクリ&アズマイチゲ休憩→1300-05御幸ヶ原(標高約800m)でトイレ休憩→1345-50-55男体山中腹一周の自然周遊路を経て男体山(標高871m)山頂→1425-35カタクリの里経由で女体山山頂→1505-15奇岩・出船入船のところで休憩→1540弁慶茶屋跡(標高約730m)通過、筑波神社へ下る→1640筑波神社脇→筑波の湯へ
●筑波の湯→そば「ゐだ」タクシー1,220円。そば「ゐだ」→筑波センターはタクシー貸切5,000円。
●帰路は2018つくば→2103秋葉原。
●往路、筑波センターからのバスでは、登山者に便利な筑波山神社入口経由つつじヶ丘行きバスがある。これでケーブルカーとロープウェイの両方を選んで利用できる。しかし混む。週末は長蛇の列だ。人数の多いグループだと、乗れない人が出る恐れもある。
●そこで住民向けの「北部シャトルバス」というのを利用すると、下車するのは筑波山口。つい去年あたりまでは筑波駅と呼んでいた。じつは駅ではなくて元駅。鉄道であった時代の名残で、土浦駅(JR常磐線)→筑波山口というバスがその代替。筑波駅の名残として東京行きの高速バスがあったのだが、筑波エクスプレス開業で姿を消した。旧駅舎がバスの事務所になっていて、タクシー部門も置いてある。……筑波山口から筑波神社入口を経て筑波神社前までのバスに乗り継ぐはずが赤い大鳥居のところの筑波神社入口が終点だったという。歩いて数分の距離だが、バスは乗り入れなくなった。
●天気がよくって、山麓には満開の桜が見えて、天気・季節は最高だったが、もっとすごかったのはカタクリだ。男体山と女体山のあいだにカタクリの保護地区があって、いつも進入禁止の札があった。今回そこを初めて見たけれど、どうということはなかった。カタクリは男体山の中腹を一周したときに存分に見た。筑波山はカタクリの山といってもいいほどだった。


◆集合
●4.5(火)7:45……
つくばエクスプレス線_秋葉原駅_該当ホーム前方2両目乗車口
*JR秋葉原駅_構内案内にしたがって中央改札口を出て、つくばエクスプレス線に

◆ポイント
★最近、60歳代になってから山歩きを始めようと考える方、70歳を超えていつまで山歩きが続けられるかチャレンジしている方が増えています。「軽登山」という新しい考え方で脚力をチェックし、登り下りの技術を実地指導します。もちろん年齢・性別・経験は不問。下山後入浴+食事+講義があります。

●筑波山を選んだ理由は、標高差約600mの標準的な日帰り登山の山で、登山道も標準的。登り・下りの歩き方を、足運びとエネルギー調節の両面で体験できるフィールドと考えているからです。ケーブルカーとロープウェイがあるので、四季を通じて、単独でも登ることができます。
●東京からの筑波山行きは完全に「つくばエクスプレス」になりました。正式名称は「首都圏新都市鉄道」だそうです。集合場所は該当するホームですから、秋葉原駅構内の案内表示をきちんと見て。JR秋葉原駅の中央改札口を昭和通方面に出ます。(ヨドバシカメラの先、地下になります)
●つくば駅を出たところがつくばセンターのバスターミナルです。筑波山への登山者は筑波山神社入口を経てつつじヶ丘まで行くバスに乗るのが基本なので、土休日はかなり混みます。ですから私たちは筑波山口行きの「北部シャトルバス」に乗って、筑波神社入口行きバスに乗り継ぎます。
●古いガイドブックに「筑波駅」とあるのが廃線となった筑波鉄道の旧筑波駅のことで、現在はそれが「筑波山口」となっています。直行便より乗り継ぎ便の方が運賃が安いのです。念のため。
●当日の講座内容はおおよそ以下のとおりです。
【1】ケーブルカーに沿う道を登ります。日本の標準的な登山道ですから、登りの歩き方を(できれば)総合的に体験していただきます。
【2】登り切ったところが御幸ヶ原。ケーブルの山頂駅のあるところです。行楽シーズンですから茶店もみな開いていると思います。……が、トイレ休憩をして男体山へ。それから山腹をぐるりとまわる自然観察路をたどって一周します。
【3】女体山に向かいますが、途中でカタクリが見られるかもしれません。男体山より女体山の方が高いので、これが山頂。岩の展望台です。
【3】女体山から名札のついた奇岩をたどって、弁慶七戻石まで岩っぽい稜線を下ります。
【4】弁慶茶屋跡から筑波神社まで、標準的な樹林帯の登山道を下ります。
【5】ホテルの外来入浴はこの日程では難しいかもしれませんので、日帰り入浴施設のつくば湯で汗を流します。
【6】そのあと、「ゐだ」という個性的なそば店(そばの駄目なひとはうどんも可能ですが、予約が必要ですので、事前にお申し出ください)で食事をしながらの講義となります。
★なお、天気や行動の遅れなど、状況の変化によって、予定を変更する場合があります。ご了承下さい。

◆往路
0800秋葉原始発(つくばエクスプレス線_快速_つくば行き)……0845つくば
0800秋葉原→0811北千住→0821南流山→0845つくば(1,150円)
*乗換(トイレ可能ですが、バス停に並んでから)
北部シャトルバス(筑波山口行き)
0915つくばセンター→1025筑波山口(400円)
*乗換
1030筑波山口→1036筑波神社入口(200円)

◆現地行動
1100ごろ_筑波神社を出発……登り14ポイントを2時間として
1300ごろ_御幸ヶ原……男体山一周8ポイントを1時間として
1400ごろ_御幸ヶ原……稜線4ポイントを30分として
1430ごろ_女体山……下り稜線4ポイントを30分として
1500ごろ_弁慶茶屋跡……下り15ポイントを2時間として
1700ごろ_筑波神社
★最後の下りの2時間は登り時間をはめてあるだけです。余る分は予備時間として活用されると思います。
*つくば湯で日帰り入浴(1,050円)
*タクシーでそばの「ゐだ」へ
*食事+講義
*タクシーで筑波山口へ

◆帰路参考
●北部シャトルバス(筑波山口→つくばセンター_400円)
1910→1945、1940→2015、2005→2040、2040→2115、2105→2140、2130→2205
●つくばエクスプレス(つくば→秋葉原_1,150円)
1957→2042、2001→2054、2018→2103、2025→2118、2042→2127、2049→2142、2108→2153、2116→2209、2133→2226、2146→2239、2208→2253、2215→2308、2240→2333、2305→2350、2314→0011
*ただし筑波神社→つくばセンターのタクシー料金は約6,000円

◆往路参考
●山手線(所要時間・分)
秋葉原←2神田←4東京←8新橋←16品川←28渋谷
秋葉原←4上野←8日暮里←20池袋←29新宿
●中央線快速
0636豊田→0642立川→0706三鷹→0722新宿→0731御茶ノ水→0733神田
●総武線各駅停車
0646千葉→0702津田沼→0717市川→0730錦糸町→0736秋葉原
●京葉線
0609上総一ノ宮→0644蘇我→0656海浜幕張→0725東京
●武蔵野線
0716府中本町→0721西国分寺→0733東所沢→0750南浦和→0813南流山
0754西船橋→0810新松戸→0812南流山
●東急東横線+地下鉄日比谷線
0630菊名→0641武蔵小杉→0645田園調布→0659中目黒→0701恵比寿→0713霞ヶ関→0717銀座→0730秋葉原
●京浜東北線
0654大宮→0703浦和→0728田端→0735上野→0738秋葉原
0630大船→0645磯子→0659横浜→0736品川→0738東京→0741秋葉原

◆費用の目安
つくばエクスプレス_秋葉原→つくば……1,150円
bus_つくばセンター→筑波山口……400円
bus_筑波山口→筑波神社入口……200円
*つくば湯→ゐだ、ゐだ→筑波山口はそれぞれタクシーで1台1,000円ちょっと
bus_筑波山口→つくばセンター……400円
つくばエクスプレス_つくば→秋葉原……1,150円

◆電話
●タクシー(筑波山)
関鉄タクシー筑波営業所_0298-66-0806
植松タクシー_0298-66-0731
●入浴(筑波山)
青木屋_029-866-0311_1600まで受付_1,000円
つくば湯_0298-66-2983_1,000円_1000-2200_第2/4木曜休み)
●そば(筑波山)
ゐだ_0298-50-8082_1100-2100_第1/3水曜定休_つけそば900円/そばがき800円/鴨汁2,000円

◆持ち物
★巻末に参考メモを加えました。
★食べ物・飲み物――水筒+行動食+おやつ
★行動食は5分、10分の休憩時にすこしずつ分けて食べられるものをお探し下さい。コンビニのおにぎりを標準と考えています。
■冬季日帰り標準セット
●足まわり……はきなれた運動靴(軽登山靴)など
●行動着……ドライタイプの登山用Tシャツ+長ズボン+長袖シャツ
●雨具……折りたたみ傘+使い捨てビニール雨具(ゴアテックススーツ)
●小物……地図+健康保険証コピー+時計+ポケットライト

◆ルートシミュレーション
●地図は国土地理院1:25,000地形図、水戸15号-4(つくば)、を原寸で使用しています。
●シミュレーションマップ上の○印は予定したルートが太い等高線(50m)を横切る地点を中心にした半径50mの円。数字は100m単位の標高。◇印は山頂から山裾に向かって地図上で計った距離で、ごくラフな計り方で500mごとに印をつけています。
●一番簡単な見方としては○印と◇印をどちらも1個7.5分(2個で15分、8個で1時間)と概算する時間目盛り、あるいはエネルギー目盛りとしてみて下さい。
●なお、下りは道の状況によって登りの70%と見積もるのが現実的です(高速下山路では50%、難易度の高い場合は100%とすべき例もあります)が、計画段階では登り時間にしておいて、余るようならリーダー権限の予備時間として自由に使うという考え方をしています。


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