岩櫃山――2008.8.27(水)


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■朝日カルチャーセンター千葉 ◆岩櫃山
いわびつやま……795m
登り11p→下り7p→車道7p……25ポイント
日の出0511、日の入り1819……8.27に前橋で
◆JR吾妻線・郷原駅から……2008.8.27(水)実施


■2008.8.29――林 智子さんから「いわびつやま」レポート
最近 予報が大幅に 外れて いきなり 土砂降りが降ったり 雷が鳴ったりする。
予報が 当たるときは 今まで スカッと青空だったものが いきなり 暗雲が
垂れ込めて この世の終わりでも 来たかのように バケツを ひっくり 返したかのように
大雨が降ったり ついでに 雷がなったりもする。
本当に 世の終わりなのかしら?
それとも 私に なんか 恨みでもあるのかしら?
私は とても 臆病な人間なので こんなときには たいていは
<今頃 糸の会のメンバーは 山なんか歩いては居ないでしょうね?
もし歩いていて 雷に襲われて 逃げ惑ってなんか いないでしょうね?>
などと 心から 心配し くわばら くわばら などと つぶやいたりしている。

前は もっと 若くて ぴちぴちしていたんだから・・・
其の頃は 自分が 別用で 参加できないときに 他のメンバーが 参加していて
しかも 物凄く 楽しいだろうな・・・などと 勝手に想像しているときは 嫉妬心メラメラで 
<熊に食べられちゃいなさい>とか<雨・雷・ひょうだって よござんすよ!>と
ひそかに 呪ったりしていたものだが 最近 すっかり 落ち着いちゃって
ぴちぴちも なんだか すっかり ピチピチしていなくなってきた。

というわけで 昨日<27日>の 岩びつ山も 其の数日前から 祈っていたんである。
どうぞ お天気に・・・ヨロシクね 。雷なんか 絶対に 絶対に 嫌だよ。
大雨は 我慢できても かみなりさまは 絶対に 私は 耐えられない。
そうよ・・・私は かよわい 可愛い 女なのだもの・・・など。

思うに神様は 私の願いをちゃんと 聞き入れてくれたのでありましょう。
快晴とは 行かないまでも まあまあの お天気となった。
<いわびつやま>って なんだか 不吉な予感のする名前だ。
びつって なあに? びつって。 お米のおひつか? 
もしかして 別のほうの あの びつ?

事前の コーチからのレジュメには 一枚 参考までの 資料が入っていた。
その山の 岩っぽさ具合が 結構 すごそうである 気配が ひしひしと 感じられる 図だ。

わたしたちが 一番 難儀したと思われた所は ネットで確認していたとおりの
6メートルほどの 鎖が ぶらさがって 居たところだ。
右も 左も あまり 幅がないから 私は 怖かった。
自分の番が 来る前の ほかのひとが おっかなびっくり 登っているのを見ている時が
特に こわい。いろいろと 想像してしまう。
ここは 落ちたら まずい。

自分の番が来てしまい 登り始めると もう 必死だから 自分を信じるのみだ。
だいじょうぶよ・・いろんな所で 鍛えているもの・・・筋力・がんばってよね。大丈夫!
しかし 私に 大丈夫って事が あったかな?  これまで。
一番 力を 発揮し 一番 成功させなきゃならない場面で 頑張りきれなかったきがする。
あの時 実力発揮せねばならなかった時も ここ一番という時にも 100パーセントの成功はなし。
最期の最期で 失敗したり 目標達成ならず という ことが多かった。

だから 怖いのだ。はっきり言って。実力がないのだ。土壇場で なにか失敗する。
こういう性格や 能力って 何処で形作られたのかしら?
何で 実力がないわけ? 人はいざという時には もって居ない実力だって発揮するもんじゃないの?  

ま よろしい。いまや 私は知っている。
人間は持っていない 実力など 発揮は出来んのです。失敗は 全て 自分の責任です。
頑張りきれない自分の 実力です。 智子よ。甘えるんじゃありません!

鎖と はしごを 頼りに 時には ジャングルのように 苔むした大きな岩の間を
とうりすぎたり 巨大な岩の中を トンネルのように くぐったりした。
冷ややかな コケに 触ると ホントに 心地良い。
前日の 雨上がりの 草のにおいや 木々の香り いまや 最盛期の 木々の
森林浴に 体内の 全てが 入れ替わった。
外見の くたびればーさん状態とは 裏腹に 私の内側は 結構 心地よい。
願わくば そんな風に おばーさんに なりたくはないけど 節理ってやつよね。
うーーん。山はいいなあ。空気がいいなあ。
またすぐに 何処かの 山に行きたくなってくる。

私は 長袖のうえから 4箇所ばかり 蟲にさされた。
コーチを狙った蚊も 居たようだが それは 身の程知らずというものだ。
コーチを狙った 蚊は 其のあまりの お肌の頑丈さゆえに 今頃きっと
正真正銘 蟲の息・・・で ありましょう。


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●1205郷原駅(標高約400m)を出発→1230-35集落を抜けて登山口(標高約550m)→1310-20稜線に出る(標高約700m)→1345-50最初の展望ピーク(標高約750m)で休憩→1435-50岩櫃山山頂(標高803m)→1515山頂のクサリ場を全員下る→1535八合目からのクサリ場を全員下る→1610-20登山口(標高約500m)→1650岩櫃城温泉(標高約400m)
●クサリ場では何か所か、スリング(補助ロープ)を輪にしたものを取りつけて、安全策をとった。
●入浴を1700-1800としたが、JR吾妻線は群馬原駅発が1800の後1928までないことをHさんが発見、男性陣は早めに出て1800群馬原町→1859高崎の列車に乗ることになった。女性陣はおっとりと「1928で行きます」といって、ロビーでゆったりと生ビールを飲み始めた。


◆集合
●8.27(土)8:30……JR上野駅_15番線_(前橋行きの)前方2両目(ほぼ中央?)乗車口

◆ポイント
●吾妻線沿線の小さな岩山のひとつです。岩稜には歯ごたえのあるクサリ場もあります。
●以前、この山でカモシカに石を落とされたことがあります。
●スリリングな山ですが、群馬県の山としては「一般」グレードになっています。上毛新聞社『群馬の山歩き130選』の記事を添付しました。

◆往路
0843上野始発(JR高崎線・前橋行き)……1033高崎
(0843上野→0854赤羽→0910大宮→1033高崎)
*乗換
1045高崎始発(JR上越/吾妻線・大前行き)……1150郷原

◆現地行動
1200ごろ_郷原駅を出発……登り11ポイントを1時間半として
1330ごろ_岩櫃山……下り7ポイントを1時間として
1430ごろ_車道……車道7ポイント(約2.5km)を1時間として
1530ごろ_岩櫃城温泉(JR吾妻線群馬原町駅近く)
*岩稜のクサリ場通過に1時間程度の時間を加える必要があるかもしれません。
*岩稜ですから、悪天候のときには計画を変更する場合もあります。

◆帰路参考
●JR吾妻線/上越線(群馬原町→高崎)
1538→1639、1630→1729、1800→1859、1928→2033、2056→2154

◆費用の目安
JR_上野→郷原……2,520円
*ホリデーパス(2,300円)が使えますが、その場合、乗越料金は熊谷→郷原1,620円
JR_群馬原町→上野……2,520円
*新幹線自由席_高崎→東京_2,400円

◆電話
●入浴(群馬原町駅)
岩櫃城温泉……0279-68-2601……1000-2100_400円_第4火曜日/第4水曜日定休

◆持ち物
●食べ物・飲み物――水筒+行動食+おやつ
夏季日帰り標準セット
●足まわり……運動靴、軽登山靴
●行動着……ドライタイプの登山用Tシャツ+長ズボン+長袖シャツ
●雨具……折りたたみ傘(ゴアテックスレインスーツ)
●小物……地図+健康保険証コピー+時計+ポケットライト

◆ルートシミュレーション
●地図は国土地理院1:25,000地形図、長野1号-4(ぐんまはらまち)を縮尺なりゆきで使用しています。
●シミュレーションマップ上の○印は予定したルートが太い等高線(50m)を横切る地点を中心にした半径50mの円。数字は100m単位の標高。◇印は山頂から山裾に向かって地図上で計った距離で、ごくラフな計り方で500mごとに印をつけています。
●一番簡単な見方としては○印と◇印をどちらも1個7.5分(2個で15分、8個で1時間)と概算する時間目盛り、あるいはエネルギー目盛りとしてみて下さい。
●なお、下りは道の状況によって登りの70%と見積もるのが現実的です(高速下山路では50%、難易度の高い場合は100%とすべき例もあります)が、計画段階では登り時間にしておいて、余るようならリーダー権限の予備時間として自由に使うという考え方をしています。


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