岩殿山+高尾山(セーメーバンを現地で変更)――2009.12.22(火)


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◆糸の会山行[662]――12c
◆岩殿山+高尾山(セーメーバンを現地で変更)
せーめーばん────1,006m
おおぬたやま(大岱山)────約1,190m
登り7p→稜線16p→下り16p────合計39ポイント
日の出0652、日の入り1637────12.22甲府で
◆JR中央本線・大月駅から────2009.12.22(火)実施


■2009.12.27――矢野 博子さんからレポート「せーめーばんじゃなくて 岩殿山から高尾山」
 2009年12月22日(火)今年最後のCクラス実施。 月イチの山歩きで 2009年も何とか12回をクリアした。
 糸の会は 毎回大なり小なり 何かのハプニングがあり ハラハラドキドキだったり 面白かったりなのだが(それはいつも 大事には至ってないから)今回の12回目も何とも”糸の会”らしい(と言うか 糸の会でなければ起こらないような )一日だった。
 登る予定の山は 大月近辺の”せーめーばん”。最終目的の山は”高尾山”。そして登った山は”岩殿山” 一体何がどうなったの? と当日の参加者以外は理解できないような一日。
 まずは ”せーめーばん”に登るべく大月駅にて下車。当日は前日からの冷え込みで 駅の階段は 凍り付いていた。寒い!
 そこで突然コーチからの”今日は予定を変更します”と言う発表。みんな キョトンとした。
 大月までの車窓からは ふもとまでたっぷりと雪に覆われた富士山が眺められた。折りしもこの日は冬至。”冬至近辺は高尾山から”ダイヤモンド富士”が見られるので それを見に行きましょう”という素晴らしい発表。状況に応じて臨機応変に予定が変えられるのが 糸の会の良い所、話に聞いてはいたが 見たこと無い”ダイヤモンド富士”に期待が膨らんだ。
 で・・・・その前に 目の前にある岩殿山に登りますとの事。岩殿山も登ったことないので それも楽しみになった。ところが この山が思った以上に難物で 頂上までに3時間を要した。”稚児落し”などという物騒な名前の岩から 兜岩などという急な岩を下り ロープやらクサリをたよりに歩いた。振り返れば いつも真っ白な富士山が大きく見えていた。柔らかな冬の陽ざしの中を歩くのは心地良い。落ち葉の深く積もった山道をサクサク、ザワザワと歩く。予定をやや遅れて下山。
 富士山頂に沈む太陽を眺める為 高尾山に向かう。時間に余裕があると思ったが 太陽が沈むのが早いか こちらの到着が早いかのビミョウな戦いになった。大月から高尾まで戻り 高尾から タクシーを使い ケーブルを使い ケーブルを降りてから山頂までは ザックを置いて 走る!(これが一番つらかった 何せ階段)という強行手段を使ったが アウト。残念!
 最終目的は達せられなかったが シルエットになった富士山とその周りの山々の稜線がきれいだった。
 お風呂で体をほぐしてから 八王子のうなぎ屋”高瀬”に行った。久しぶりに美味しいうなぎを食べた。コーチ始め皆様お世話になりました。 来年もヨロシクお願いします。
 なお 来年の六甲山 残念ながら ×になりました。


◆集合
●12.22(火)8:25────JR東京駅_中央線快速ホーム_前方2両目乗車口
*快速大月行き・前方2両目に順次集結ということでいきましょう

◆ポイント
●セーメーバンとかセイメイバン、晴明盤などという漢字の名前もあるそうですが、どれも国土地理院には登録されていません。有名な陰陽師・安倍晴明がここで憤死したといういかにもくさい由来です。「大ヶ峰」という名もあるそうです。
●あとは行ってのお楽しみというところですが、この卓抜したネーミングによって、登る人はけっこう多いらしく、高圧電線にそっているというわかりやすさも手伝って、道迷いの心配もなさそうです。

◆往路
0831東京始発(JR中央線線_快速_大月行き)────1024大月
(0831東京→0833神田→0835御茶ノ水→0845新宿→0901吉祥寺→0917西国分寺→0922立川→0934八王子→0941高尾→1023大月)
*タクシーで登山口へ(1台約2,000円)

◆現地行動
1100ごろ_日影集落の登山口を出発────登り7ポイントを1時間として
1200ごろ_桜沢峠────稜線10ポイントを1時間として
1300ごろ_セーメーバン山頂────稜線6ポイントを1時間として
1400ごろ_大岱山────下り16ポイントを2時間として
1600ごろ_金山鉱泉
*タクシーで大月へ(1台約3,000円)

◆往路参考
●武蔵野線
0732海浜幕張→0744西船橋→0801新松戸→0818南越谷→0832南浦和→0851東所沢→0904西国分寺
●JR南武線
0817川崎→0830武蔵小杉→0838武蔵溝ノ口→0847登戸→0916立川
●JR横浜線
0823東神奈川→0855町田→0922八王子

◆費用の目安
JR_東京→大月────2,210円
*新宿→大月_1,280円
taxi_大月駅→登山口────1台約2,000円
taxi_金山鉱泉→大月駅────1台約3,000円

◆電話
●タクシー(大月駅)
富士タクシー…0554-22-2516
富士急山梨ハイヤー大月営業所…0554-22-2455
●入浴
金山鉱泉・山口館…0554-22-3398…1000-1600_500円
●食事(大月駅)
濱野屋…0554-22-1372…1100-2130_予約0120-22-1372

◆持ち物
★食べ物・飲み物――水筒+行動食+おやつ
★天気にもよりますが、本格的な防寒着が必要です。雨の気配があったら予備の手袋も。
★貼るカイロと軽アイゼン、ポケットライトもお忘れなく。
冬季日帰り標準セット
●足まわり……運動靴、軽登山靴
●行動着……ドライタイプの登山用Tシャツ+長ズボン+長袖シャツ
●保温着……手袋、耳おおいのある帽子、フリースシャツなど
●雨具……折りたたみ傘(ゴアテックスレインスーツ)
●小物……地図+健康保険証コピー+時計+ポケットライト

◆ルートシミュレーション
●地図は国土地理院1:25,000地形図、甲府3号-1(おおつき)、を原寸で使用しています。
●シミュレーションマップ上の○印は予定したルートが太い等高線(50m)を横切る地点を中心にした半径50mの円。数字は100m単位の標高です。◇印は山頂から山裾に向かって地図上で計った距離。ごくラフな計り方で500mごとに印をつけてあります。この地図情報の一番簡単な見方は、○印と◇印をどちらも1個(1ポイント)7.5分(2個で15分、8個で1時間)と概算して、山歩きの時間目盛りとする方法です。
●なお、下りは道の状況によって登りの70%と見積もるのが現実的です(高速下山路では50%、難易度の高い場合は100%とすべき例もあります)が、計画段階では登り時間にしておいて、余るようならリーダー権限の予備時間として自由に使うという考え方をしています。


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