笹尾根(生藤山〜)――2008.5.27(火)


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◆糸の会山行[568]――5c
◆笹尾根(生藤山〜)
しょうとうさん(生藤山)……990m
だいごまる(醍醐丸)……867m
じんばさん(陣馬山)……857m
登り17p→稜線25p→登り6p→下り19p……合計67ポイント
日の出0430、日の入1848……5.27横浜で
◆JR中央本線・上野原駅から……2008.5.27(火)実施


■2008.6.4――小林 美子さんから「5c笹尾根――久し振りの山歩きを終えて」
 やっぱり山はいい、来てよかったと何度思った事でしよう。思いきって行って本当に良かった。ちょうど運よく天気にも恵まれ、すがすがしく気持ちの良い日でした。
 私の足8時間がんばれるかしら? と不安・・・。
 歩き始めたら大丈夫かな? と少し自信がわいてきた。
「5c」では無理かな? 「5d」の石老山にいこうかな・・とか迷った。
「5c」の前に一度高尾山に誘われ、足の調子を試すためお試し登山を予定したけど、台風接近で当日雨で中止になってしまい、お試し登山もしないで直接8時間の長い登山に挑戦。
 あまりけわしくはないだろうが時間に耐えられるかしら、そう心配しながら、久しぶり山の仲間に会いその不安も少しずつ薄らいでいった。
 甘草水で無事皆と一緒に下りられますように頼み、又すすむ。もうきてしまったのだから後戻りはできない。やるっきゃないぞ! 
 休憩が今回多かった事と、休憩時間もいつもの5分が10分であったり、10分が20分であったりして、私としては大助かりでした。
 少し左足がつってきた(いつもつるけど)
 ぐ〜と筋をのばしながら歩く登りが続くと足がつってくる。今日みたいに登りがあり下りがあるという方が足がつるのは解消される。下りになるとつるのがおさまる・・。
 三国山に着く。もうすぐ生藤山だ。着いたぁ〜。
 これから3時間の下りになる。途中サルの一団に会い、皆どこどこと見なかったら損をするという感じで探す。全員サルを見たらしく満足・・・。
 やっと和田峠。ここは素通り。茶店のおばさん、中であら! 行っちゃうの? 寄っていかないの〜という顔? で見ていた
 4年前の雪の陣馬山の時は、この和田峠から登ったんだ。一度歩いた道でも全然覚えてない、でももうすぐ陣馬山だぞ〜。
 陣馬山の馬が見えた、茶店もあったんだぁ〜。雪の陣馬山の時は真っ白で周り何にも見えなかったので、始めてきたみたい。(馬は覚えているけど)
 茶店のおばさん話好きだった。つられてキーホルダー買ってしまった。ここでも20分休んで、記念写真もとり、出発。
 かなりの急斜面の所もあり、だんだん足が痛くなってきた。前の人全然痛そうに見えず軽そうに下りている。やっぱり休んでしまったから違うんだなとガマン・・。
 が前の人も痛いと言って立ち止まって休む、私だけではなかったんだ。そこで私も足が痛いと声にだすと、後ろの方からも足痛いの声。皆痛かったんだぁ〜と妙なところで安心する。
 あぁ、まだ2時間・・と下りる途中、姫谷岩風呂の看板。「私道800m」の方へおりていく。ワァー、あと800mでつくの? 終わるの? とうれしい・・が、道のような道でないような800mでした。この最後がまた辛かった。
 後で聞いたらこの道は姫谷岩風呂のご主人が一人で作ったと聞き、近道できて感謝。岩風呂も自然でよかったが沢ガニが岩の隙間を歩いていてお風呂に落ちて岩風呂の中で死んでいた。可哀想・・に。
 マイクロバスでご主人が藤野駅までのせていってくれる事にはラッキーと思ったが、この運転がまたこわい。酔っ払い運転の様で大丈夫かしら? マイクロバス転落なんてなったらイヤだよねとコソコソいって乗ってたけど、まぁ無事駅についてホッとした。
 2ヶ月の間、本当に山の事は何事もすっかり忘れていました。いっときは山はもういいか・・・と思いました。やめたくはないが行く気がおきない。一度いけば又絶対のめりこむのは解っているのだが、最初の一歩ができない。
 でも思い切って行って良かった。久しぶりに足と口を使いました。良かったです。いつもの一日より重みのある山歩きでした。
 又休まず100回をめざします。宜しくお願い致します


■2008.5.30――矢野 博子さんから「笹尾根」レポート
”まさにこれぞ五月晴れ”という恵まれた天気の下 笹尾根を生藤山から陣馬山まで歩いた。
 陣馬山は よく話に出るので一度登って見たいと思っていた。
 そろそろ出現するであろう”虫”対策を皆でして(何故か今回は 皆で丸い虫除けパッチを帽子やらに貼り付けた) 
 石盾尾神社前を予定通り9時半出発。
 今回は私の高校時代の親友のMさんも北海道から初ゲスト参加。彼女は高校生の時からの山岳部員。そんな彼女も今シーズン初めての山歩きとのことで”大丈夫かしら?”などどカワイイことを行きのタクシーの中で言うので 今シーズン?と疑問に思ったら 北海道では5月ぐらいまで山歩きは積雪のためあまりしないとか。
 久しぶりにCに参加のOさん、Kさんも加わり賑やかな道中 やはり この二人は Cの大事なムードメーカー。
 途中 凛としたフタリシズカが迎えてくれる。山頂を早く極めるのは勿体無いような気持ちのよい薫風が 頬をなでる。いつもよりは ゆっくりのペースで休憩も小間隔でとりながら 生藤山の頂上へ二時間余りで着く。
 途中 甘草水で 喉を潤す。そこの立て看板に”この近辺で不浄行為はせぬこと”と書いてある。”不浄行為?” しばし ピンと来なかったが そうか水場だから アレしかないと気がつく。
 遠く 陣馬山の頂上が見える。これからあそこまで歩くかと思うと クラッと来たが そんなことは歩き始めると何故か忘れてしまった。歩くこと自体が楽しかった。
 生藤山を後にすると まもまく猿の居住区に入り込む。ガサガサ、ザワザワ と猿の集団が前を横切る。かなり大きい猿たち。しばし 我らグループは猿に包囲される。
 まもなく和田峠に下り いよいよ陣馬山へと階段を登る。かなり階段が続いたが 皆 元気で誰もバテなかった。初めての陣馬山は 想像より開けていて明るかった。本当に 白馬が天を仰いでいて驚いた。
 Oさんの話では 東京の人は皆この山は知っているとか。そんなにポピュラーな山とは知らなかった。14時半に山頂。ゆっくりと15時まで山頂で過ごす。 ”一人前ならありますよ”という かき氷を皆で 一口ずつ味わう。 疲れた体に 甘くて冷たい氷がしみ込む。
 15時に山頂から一気に下る。上品なキンランの黄色が光っていた。 30分〜40分連続の下りで 両ヒザに痛みが 来る。 ヤバイと思ったが その内 その痛みも消えた。でも 連続の下りはやはり堪える。
 今日のお風呂の案内の看板が現れ 迷わず近道800mを更に30分下りる。頭の中はもう 温泉。
”大岩風呂”とかいてある温泉は 着くなり そこの人が ”和室にタオルとお茶をお持ちします”と言う。”?” 何かヘン と思ったが 一目散で風呂場に女性群は向かう。 風呂場を出る頃に ハット気がついたが ここは風呂場が一つしかないのだ。
 コーチ一人を 後回しにしてしまった。(一緒に入るわけにも行かないし) それなのに 入浴料¥1000は高い。そこのマイクロバスに 藤野まで 送ってもらったが その運転手さんが さっき下りてきた近道を
造ったと聞いて驚いた。山自体はそれほど特色なかったけど 何と言ってもさわやかな気候が素晴らしく 皆大いにリフレッシュした。


●上野原駅から石楯尾神社前バス停までタクシー1台2,510円
●0935石楯尾神社前バス停(標高約400m)→1000-05林道(標高約550m)→1035-45佐野川峠(標高約750m)→1105-15甘草水(標高約850m)→1135-45-50三国峠(標高約950m)→1200生藤山(990m)→1300-10醍醐丸の巻道分岐(標高約800m)→1330-40醍醐丸(標高867m)→1415和田峠(標高約700m)→1440-1500陣馬山(標高857m)→1540姫谷への分岐(標高約600m)→1605鉱泉旅館姫谷(標高約350m)
●入浴はインターネット情報で風呂が大きそうな姫谷と心づもりしていたら、下山路に直行ルートがあったので迷わずに下った。
●岩風呂と露天風呂が入浴態勢を整えていたけれど、男女入れ替え制ということでちょっとがっかり。風呂も手作りでかならずしも大きいわけではなかった。駅へは送迎車を出してくれた。
●食事はきちんとしたいということで、高尾駅からタクシーでそばの坐坊へ。タクシー代は1台1,160円。食後は西八王子駅へと歩いた。


◆集合
●5.27(火)……0728東京始発の中央線快速電車_高尾行きに集結

◆ポイント
●三頭山から陣馬山へと続く笹尾根の最終部分です。生藤山から稜線に上がります。
●前方に陣馬山の白馬の像を見ながら歩きますから、歩けば歩いただけ努力が報われていく印象があるかと思います。
●陣馬山からどちらへ下るかはそのとき、天気や時刻と合わせて考えますが、計画としては栃谷尾根を下って陣谷温泉に出るつもりです。

◆往路
0728東京始発(JR中央線_快速_高尾行き)……0835高尾
*0728東京→0733御茶ノ水→0742新宿→0800三鷹→0812西国分寺→0817立川→0828八王子→0835高尾
*乗換
0846高尾始発(JR中央本線_小淵沢行き)……0903上野原
*乗換
タクシーで石楯尾(いわだてお)神社前バス停へ(1台約2,500円)

◆現地行動
0930ごろ_石盾尾神社前バス停を出発……登り17ポイントを2時間として
1130ごろ_生藤山……稜線25ポイントを3時間として
1430ごろ_和田峠……登り6ポイントを30分として
1500ごろ_陣馬山
*下山ルートは当日選択したいのですが……下り19ポイントを2時間半として
1730ごろ_栃谷
*タクシーで藤野駅方面へ(1台約2,000円、薬師の湯まで約4,000円)
*風呂は藤野の薬師の湯か高尾のふろっぴぃあたりでしょう

◆帰路参考
●JR中央本線(藤野→高尾)
1825→1838、1844→1903、1902→1915、1925→1938、1935→1948、1954→2007、2016→2039、2041→2054、2113→2126、2124→2137、2139→2153、2148→2209、2217→2230、2248→2300、2319→2331

◆往路参考
●特急あずさ3号
0638千葉→0730新宿→0803八王子
●武蔵野線
0632新習志野→0644西船橋→0703新松戸→0733南浦和→0751東所沢→0804西国分寺

◆費用の目安
JR_東京→上野原……1,150円
*新宿→上野原_950円
taxi_上野原駅→石盾尾神社前バス停……1台約2,500円
taxi_栃谷→藤野駅……1台約2,000円
*栃谷→薬師の湯_1台約4,000円
JR_藤野→東京……1,150円
*藤野→新宿_950円

◆電話
●タクシー(上野原駅)
駅前タクシー……0554-63-0077
上野原タクシー……0554-63-1232
島田交通……0554-63-0550……7台_営業0800-0200/予約0700から
東亜タクシー……0554-63-0124
●タクシー(藤野駅)
藤野交通……0426-87-3121……3台
●入浴(藤野駅)
藤野やまなみ温泉……0426-86-8073……1000-2000_600円_弁当有_小学校前バス停(藤野駅から220円)
五感の里・薬師の湯……0426-89-3200……1000-2200(冬期2100)_木曜定休_800円_食事ラストオーダー2015_送迎バス藤野駅発1505/1605/1705/1805/1905

◆春季日帰り標準セット
●足まわり……運動靴(軽登山靴)など
●行動着……ドライタイプの登山用Tシャツ+長ズボン+長袖シャツ
●雨具……折りたたみ傘+ゴアテックスレインスーツ
●小物……地図+健康保険証コピー+時計+ポケットライト

◆ルートシミュレーション
●地図は国土地理院1:25,000地形図、東京14号-2(いつかいち)、 東京14号-4(いまる)、 東京15号-1(よせ)、 東京15号-3(うえのはら)、 を縮尺なりゆきで使用しています。
●シミュレーションマップ上の○印は予定したルートが太い等高線(50m)を横切る地点を中心にした半径50mの円。数字は100m単位の標高です。◇印は山頂から山裾に向かって地図上で計った距離。ごくラフな計り方で500mごとに印をつけてあります。この地図情報の一番簡単な見方は、○印と◇印をどちらも1個(1ポイント)7.5分(2個で15分、8個で1時間)と概算して、山歩きの時間目盛りとする方法です。
●なお、下りは道の状況によって登りの70%と見積もるのが現実的です(高速下山路では50%、難易度の高い場合は100%とすべき例もあります)が、計画段階では登り時間にしておいて、余るようならリーダー権限の予備時間として自由に使うという考え方をしています。


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