那須岳――2008.6.10-11(火水)


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◆糸の会山行[569]――6e
◆那須岳
ちゃうすだけ(茶臼岳、那須岳)……1,915m
なかのおおくらやま(中ノ大倉山)……1,462m
みなみがっさん(南月山)……1,776m
くろおやだけ(黒尾谷岳)……1,589m
2日目_稜線21p→下り13p……合計34ポイント
日の出0422、日の入1858……6.10宇都宮で
◆新宿からホテル直行バス……2008.6.10-11(火水)実施


■2008.7.5――河田 恭子さんからレポート「6e那須岳」
 伊藤コーチ
 那須岳では前日の参加希望となりお手数をおかけしました。
 露の眞ただ中というのに天気にも恵まれ五葉つつじ、峰桜、おおかめのき、さらさどうだん等沢山の樹木花にも出会えました。
 ホテルサンバレー那須はバイキング、温泉、バリトンとソプラノの音楽の夕べと盛りだくさん。
 新宿からホテルまでのバスの往き帰りのおしゃべり、山の中から食事中、お風呂のなかまでなんと口の閉じてる間がなくヨウしゃべったな〜と我ながら呆れる次第でした。日頃のストレスを全部、吐き出し、スッキリ♪
 たまにはハイキングありリゾートありの山行きもお願いできたらとおもいます。
 今回(7e苗場山)も急きょの参加希望となってしまいました。
 母が体の調子を悪くして我が家にきて数か月になります。
 大分調子をあげては来ているので、今月末あたりには糸の会の参加予定を出せるとおもいます。
 御迷惑おかけしますが宜しくおねがいいたします。


●1日目
●タクシー_ホテル→Mtジーンズスキー場_3,140円+那須高原有料道路360円+那須甲子有料道路930円
●ゴンドラ_片道1,000円
●1420ゴンドラ山頂駅を出発→中の大倉山から中の大倉尾根登山道へ→1505-10休憩→1530北温泉→1540-45北温泉駐車場で休憩→那須自然研究路を下って八幡へ→1625-30那須青年の家前駐車場でトイレ休憩→八幡ツツジ群生地を一周→1705那須青年の家前駐車場にもどりタクシーに乗車
●タクシー_八幡→ホテル_2,060円+那須高原有料道路360円
●ホテルで入浴→1900からバイキング夕食→2030からチャリティコンサートに参加
●中の大倉尾根のシロヤシオは古木が多くてすばらしい。これまでは「5b」で三本槍岳から下ってきたが、途中で見る観光客のルートに関心があった。今回始めてMtジーンズスキー場側から歩いたのだが、シロヤシオが素晴らしいのは登山道の部分だった。……ということは、スキー場側の遊歩道を歩く観光客は、登山道まで出ないともったいない。登山道は北温泉に下るが、途中からゴンドラ山頂駅に登り返す道がある。
●今回、シロヤシオは明らかに遅かった。5月の第4土曜日とその翌日の「5b」ではいくぶん速すぎると感じる年もあったが、6月の第2火曜日とその翌日の「6e」では明らかに遅いと考えていい。6月始めが見頃といえようか。
●中の大倉尾根はシロヤシオが終わるとヤマツツジになって北温泉に出るのだが、今回はトウゴクミツバツツジはほとんど見なかった。
●北温泉から舗装路を辿って那須高原有料道路に出たところから、横断して那須自然研究路に入ると、ヤマツツジやベニサラサドウダンなどがまだ見頃だった。
●それでいくらか期待したのだが、八幡のヤマツツジはもう完全に終わっていた。
●ホテル内の太陽の教会で毎日開催されている「チャリティ森のコンサート」はバリトンの石田忠隆というひと。栃木県内に基盤を置く音楽家を招いているようだ。500円のチャリティというところが、気持ちよく、平日ながらかなりの盛況だった。

●2日目
●タクシー_ホテル→ロープウェイ_2,780円+那須高原有料道路360円
●0830始発のロープウェイで山頂駅へ。片道650円。
●0840ロープウェイ山頂駅(標高約1,700m)を出発→0910-15牛ヶ首(標高約1,750m)→0955-1005南月山(標高1,776m)→1105黒尾谷岳(標高1,589m)通過→1110-20休憩(標高約1,550m)→1210-15もみの木台登山口(標高約1,100m)→1225(上)もみの木台バス停(標高約1,000m)到着。
●タクシー_もみの木台→ホテル_2,600円
●宿泊客はチェックアウト後も無料入浴。
●1415送迎バスで東京へ。
●南月山〜黒尾谷岳の尾根は那須ではアズマシャクナゲの名所だと案内板に書かれていた。アズマシャクナゲもフレッシュな花をいくつも見ることができたが、このルートはシロヤシオの最高の時期だった。1日目が完全な時期遅れだっただけに、シロヤシオの乱舞は思いがけない収穫だった。

●ホテルサンバレー那須は「サンバレーリゾート那須高原」という名称とを混乱気味に使っているが、平日でもかなりのにぎわいというところがすごい。無料送迎バスは往復とも30人前後で空席もあったのに、バイキングのレストランではかなりの客数を数えることができた。
●値段からして当然といえるだろうが、夕食、朝食とも食材に特別高級なものはなかったようだ。目玉料理があったわけでもないが、宿泊客数が多いためか、料理の品数が多く、ひととおり試食しているうちに満腹になるというところで貧弱感がまったくない。
●このホテルで強く感じたのは、客を「性善説で迎えている」ということだろうか。レストランでも、食事券があったり、キーを見せたりすることなく、スムーズに受け入れて入れてくれる。「ご自由にどうぞ」という表現のひとつは、各階のエレベーター前に浴衣を置いた棚があって「サイズの合わない人はどうぞご自由に」とまったく管理を放棄している。そういうおおらかさが、バイキング料理に関する好感度まで高めているともいえる。
●2日目にランチビュッフェを試したが、2,300円は東京の繁華街の値段と比べると高めかと思った。とくにパスタとピザが売り物だが、シャキッとしたスパゲティが食べられないのはちょっと不満だった。もっとも和食もそろえて、ここでも子どもから老人まで守備範囲を広くとっているのだから平均点主義というところはあるのだろう。あえていえば「一点豪華」のサービスを楽しませてくれるといいな……というあたり。
●山では腹をすかせて夕食に向かうのでどんな料理でもおいしくいただける。しかしいい料理は記憶に残る。このホテルは帰路のバスがもう少し遅い時間帯になると登山客にはありがたい。


◆集合
●6.10(火)9:00……新宿西口_都庁大型バス専用駐車場
新宿駅西口から副都心への地下通路を進み、京王プラザホテルと都議会議事堂のあいだ(議事堂通り高架道下)。地下鉄都営大江戸線なら都庁前駅A2出口
バスは ホテルサンバレー那須( サンバレーリゾート那須高原)直行送迎バス(はとバス)
往路はトラブルを避けるために全員新宿集合としますが、帰路は池袋でも下車できます。

◆ポイント
●温泉とバイキングと送迎バスがセットになったサンバレーリゾート那須高原に完全に依存して計画を立てました。なお宿泊料金は人数によってすこし変動します。
●1日目はツツジづくしです。
●2日目は、ホテルで朝食をとって、間違いなく送迎バスに乗れるように下山する計画を立ててみたら、茶臼岳に登頂する時間がなくなりました。本末転倒かもしれませんが、南月山を直接目指します。

◆往路
0930新宿始発(サンバレーリゾート那須高原_直行送迎バス)……1300ホテル到着

◆現地行動
●1日目
*軽い服装になって、ホテルで軽食
*タクシーでマウントジーンズスキー場へ(展望ロープウェイ1,200円)……シロヤシオ
*徒歩で八幡へ……ヤマツツジ
*タクシーでホテルへ(夕食は1700-2100)
●2日目
0700ごろ_朝食
0800ごろ_タクシーでロープウェイへ。
0900ごろ_ロープウェイ山頂駅を出発……稜線9ポイントを1時間として
1000ごろ_南月山……稜線12ポイントを1時間半として
1130ごろ_黒尾谷岳……下り13ポイントを1時間半として
1300ごろ_モミノ木台
*タクシーでホテルへ
*できればスケジュールを前倒しにして入浴したいところです。
1415ホテルサンバレー那須(直行送迎バス)……1630池袋駅西口→1715新宿

◆費用の目安
宿泊_ホテルサンバレー那須(1泊2食+直行送迎バス)……現在の部屋割りで入湯税込み_15,000円
taxi_ホテル→マウントジーンズスキー場……1台4,000円?
マウントジーンズスキー場ロープウェイ……片道1,200円
taxi_八幡→ホテル……1台3,000円?
●2日目
taxi_ホテル→那須ロープウェイ……1台4,000円?
那須ロープウェイ……片道650円
taxi_モミノ木台→ホテル……1台3,000円?

◆電話
●宿泊
ホテルサンバレー那須(サンバレーリゾート那須高原)……0287-76-3800
●タクシー(那須温泉)
那須合同タクシー……0554-63-0077

◆夏季日帰り標準セット
★日帰りより、もっと軽いハイキングスタイルでおいでください。
★2日目は軽い昼食が必要です。
●足まわり……運動靴(軽登山靴)など
●行動着……ドライタイプの登山用Tシャツ+長ズボン+長袖シャツ
●雨具……折りたたみ傘+ゴアテックスレインスーツ
●小物……地図+健康保険証コピー+時計+ポケットライト

◆ルートシミュレーション
●地図は国土地理院1:25,000地形図、日光2号-1(なすだけ)、 を縮尺なりゆきで使用しています。
●シミュレーションマップ上の○印は予定したルートが太い等高線(50m)を横切る地点を中心にした半径50mの円。数字は100m単位の標高です。◇印は山頂から山裾に向かって地図上で計った距離。ごくラフな計り方で500mごとに印をつけてあります。この地図情報の一番簡単な見方は、○印と◇印をどちらも1個(1ポイント)7.5分(2個で15分、8個で1時間)と概算して、山歩きの時間目盛りとする方法です。
●なお、下りは道の状況によって登りの70%と見積もるのが現実的です(高速下山路では50%、難易度の高い場合は100%とすべき例もあります)が、計画段階では登り時間にしておいて、余るようならリーダー権限の予備時間として自由に使うという考え方をしています。


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