越後・駒ヶ岳――2008.7.26-27(土日)


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◆糸の会山行[578]――7b
◆越後・駒ヶ岳
こまがたけ(越後駒ヶ岳、魚沼駒ヶ岳)……2,003m
おぐらやま(小倉山)……1,378m
1日目――登り36p→下り3p……合計39ポイント
2日目――下り42p……合計42ポイント
日の出0442、日の入1859……7.26新潟で
◆上越線・小出駅から……2008.7.26-27(土日)実施


●タクシーは小出駅→枝折峠が小型で7,950円。
●1045枝折峠(標高1,065m)→1125-30大明神(標高約1,200m)雨が降り出し、雨具をつける……が暑いので悩むところ。伊藤はこのところの実験で、半ズボンにしたゴアテックスとカサ。背中はザックで護り、両手両足は防御しない→1225-35(標高約1,250m)→1245通行山(標高1,298m)通過→1340-50小倉山の先(標高約1,350m)→1440-50百草の池(標高約1,550m)1545前駒(標高1,763m)通過→1550-55休憩(標高約1,750m)→1630駒の小屋(標高約1,900m)
●明神峠から小倉山までの平坦な道は、泥濘の連続だった。靴とズボンが汚れるという以上の問題はほとんどなかったが。
●早朝に豪雨があったという。雨は午前8時頃から上がったそうで、私たちのときには深いガスに包まれて、ときおり軽い通り雨という状況。気温は20度C前後で、涼しい登ではあった。
●小屋につくと定員40人に対して20人ほどとのこと。7月の最終土曜日にしてはゆったり過ごせそうなのは、またしても天気予報のおかげ。縁台ふうの板を置いた広い広場があって、風がないのをさいわいに表で食事しているとガスが晴れて、登ってきた尾根が見え、荒沢岳も。駒ヶ岳は雪渓が上の方までゆっくりと見えていき、日没までに頂上稜線まで明らかになった。……が、ガスが晴れたというよりは、濃くなったり薄くなったり、し続けた。西の空は晴れているように思えたが、日没はガスがまとわりつく駒ヶ岳に隠れて直接見えない。
●2日目は0340起床で山頂が晴れていれば登って日の出を見たいと考えたが、頂上はガスで包まれていた。そこで朝食を準備しつつ日の出を待った。東側はクリアではないが見通しはいい。雲海があるので、朝日はだいぶ昇ってから姿を現した。
●0525駒の小屋(標高約1,900円)を出発→0545-50-0600駒ヶ岳山頂(標高2003m)→0620-30駒の小屋で出発準備→0650前駒(標高1,770m)通過→0720-25百草の池(標高約1,550m)→0815-25小倉山山頂(標高1,378m)→0915-25休憩(標高約1,100m)→1015-25休憩(標高約750m)28度C→1115駒の湯登山口(標高370m)
●下りは晴れ。夏の日がジリジリと焼きつける。登りは涼しく、下りは展望よく、という理想の天気となった。後ろを歩くふたりは岩登りの話題。幕山や小川山はいいとして、谷川岳一の倉沢、北アルプス屏風岩、滝谷、北鎌尾根……などとなると糸の会とは世界が違う。ふたりはヨーロッパアルプスへも出かけている。
●小倉山から駒の湯への道をたどったが、標高差約1,000mを3時間弱(休憩を含む)で下ったのは、急斜面ではなかなかハードな道となっていたことによる。ダブルストックがないとさらに時間がかかったと想像される。標高1,000mあたりから下に下ると下界の温度域に突入した感じで温度計は28度Cあたりまで上がった。
●駒の湯は日帰り入浴は「休憩舎」という別棟で500円。33度Cのぬるい湯が噴水状に流れ込んでいる浴槽だ。体温前後の「ぬる湯」が私には合っていて、時間の流れが途切れるような気がする。脇には湯船も用意されているのでご安心を。また貧弱なシャワーがあって、リンスインシャンプーとボディシャンプーも置かれていた。からだを洗える状況も、ともかく用意されていた。
●湯ノ谷温泉郷に現在もあるというタクシーを呼んでみたがラチがあかない。仕方なく小出から車を呼んだ。大湯でいったん下りて、「温泉街」で食事して、バスで小出に出るという案は吹き飛んだ。……がその大湯温泉。一時は70人もいた芸妓さんも現在はひと桁の生き残りだけという寂れようとか。「温泉街」というのも昨日通り抜けた国道352号とのことで、そのつもりで見るとまともに開いているレストランなどない感じ。
●代わりに、小出ではおいしいタクシー運転手にコシヒカリを食べさせてくれる和食店に案内してもらったが「割烹」と名のつくその店はハズレだった。
●タクシー(850円)で小出駅へ行って、1506小出→1515浦佐、新幹線で1524浦佐→1700東京。


◆集合
●7.26(火)7:00……東京駅_23番線ホーム_後方2号車乗車口

◆ポイント
●駒の小屋は40人定員の避難小屋で、管理人がいますが、予約はできません。寝具は毛布1枚なのでシュラフカバー(あるいは寝袋)が必要です。水はたっぷりあるのでご安心を。
●夕食と朝食は伊藤が準備します。昼食を2食分、お持ち下さい。
●下りは駒ノ湯へ。33度Cというぬるい湯をぜひ体験したいと思います(500円)。
●大湯温泉は夏祭り。温泉街をぶらついてみたいと考えています。食堂も、仕上げの風呂もOKです。

◆往路
0708東京始発(上越新幹線_とき305号_新潟行き)……0854浦佐
0708東京→0714上野→0734大宮→0854浦佐
*乗換
0929浦佐(上越線_長岡行き)……0938小出
*タクシーで枝折峠へ(1台約8,000円_50分)

◆現地行動
●1日目
1100ごろ_枝折峠頂上バス停を出発……登り18ポイントを2時間半として
1330ごろ_小倉山……登り15ポイントを2時間として
1530ごろ_駒の小屋……登り3ポイントを30分として
1600ごろ_駒ヶ岳……下り3ポイントを30分として
1630ごろ_駒の小屋
*小屋で自炊
●2日目
0400ごろ起床
*天気がよければ山頂へ
0700ごろ_駒の小屋を出発……下り15ポイントを2時間として
0900ごろ_小倉山……下り27ポイントを3時間半として
1230ごろ_駒ノ湯山荘
*入浴しましょう
バス(栃尾又温泉→小出駅前。400円)1235→1308、1348→1419、1550→1621、1645→1716、1757→1828、1915→1948
*あるいはタクシーで

◆費用の目安
JR_東京→小出……3,890円
新幹線自由席_東京→浦佐……4,080円
taxi_小出駅→枝折峠……1台8,000円
宿泊_駒の小屋(素泊まりのみ)……協力金1人2,000円
*できればタクシーで駒ノ湯→大湯温泉
bus_栃尾又温泉→小出駅前……400円(大湯温泉からだと380円)
JR_小出→東京……3,890円
新幹線自由席_浦佐→東京……4,080円

◆電話
●タクシー(小出駅)
奥只見タクシー_本社……025-975-2552……湯ノ谷温泉郷下折立
奥只見タクシー_小出駅前営業所(さわやかタクシー)……025-972-4141……小出駅前
小出タクシー……025-972-0019……小出駅前
雪国タクシー……025-972-1040……小出駅前

◆夏季日帰り標準セット
●足まわり……運動靴(軽登山靴)など
●行動着……ドライタイプの登山用Tシャツ+長ズボン+長袖シャツ
●雨具……折りたたみ傘+ゴアテックスレインスーツ
●小物……地図+健康保険証コピー+時計+ポケットライト


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