仙丈ヶ岳+甲斐・駒ヶ岳――2008.9.9-11(火水木)


◆ここをクリックするとこの山行の写真ページが開きます


◆糸の会山行[584]――9es
◆仙丈ヶ岳+甲斐・駒ヶ岳
せんじょうがだけ(仙丈ヶ岳)――3,033m
かいこまがたけ(甲斐・駒ヶ岳)――2,966m
2日目――登り31p→下り31p→登り7p――69ポイント
3日目――登り23p→下り25p――48ポイント
日の出0525、日の入1804――9.9長野で
◆JR_飯田線・伊那市駅から――2008.9.9-11(火水木)実施


■2008.9.13――稲葉 和平さんからレポート「仙丈ケ岳+甲斐駒ケ岳」
伊藤幸司様
 今回の「仙丈ケ岳+甲斐駒ケ岳」ではまたまた大変お世話になりました。
 タイムスケジュールどおり歩けず、参加の皆様にもご迷惑をおかけしました。
 ゆっくり歩けば標高差1000メートルは何とかなると思っていたのですが、甲斐駒の岩道は想像を上回っていました。コーチのアドバイスに従い、しばらくはもう少し楽なコースで脚を鍛えていくことにしようと思います。
 今回、反省というか、改めて自分でもよく分からない、つまりは今後解決していかなければならない課題が明確になったので、少し記しておきます。
●水の補給
 7月の平標で水分を採り損なったので、それ以後は早めに水分を採るようにしています。しかし、自分で持てる量以上には飲むことが許されないというのが基本なので、注意しつつ水分を採っています。2日目の仙丈ケ岳は2リットル強用意していたけれど消費したのは1.5リットル。自分では一応必要な量を採ったという感じはありました。
 しかし、後から考えると、夕食のとき、水分がほしくて仕方なかった。しかし寝る前にたくさん水分を採ると夜中に何回も行かなければならなくなると困るので少し我慢をしました。
 3日目、朝起きたときから水を飲みたかったので食事前にそれなりに水を飲みました。けれど、歩き出す前なので控えめだったことは確かです。そして甲斐・駒ケ岳は荷物を少しでも軽くしたいので1.5リットルを持って出発しましたが、結果的にはかなり足りなかった(と感じた)。
 身体がバテたから水分をほしくなったのかもしれません。
 いつものことですが、山から帰ると体重が減って(今回は約3キロ)いて、水気のものがほしくなるのは山歩きの途中の水分のインプット/アウトプットのバランスが悪いのかもしれない、などと勝手なことを考えています。
●急勾配でバテル
 理由の一つとして、「歩き方が悪い」ということは自覚していています。夜のミーティングでコーチに指摘されたように、自分のペースで歩いているときは、かなりの程度歩けると思います。自分で意識した「正しい歩き方」はなかなかできないのですが、身体の疲労度が増してくると半ば無意識のうちに合理的な歩き方に近づいていく、と言うようなことがあるのでしょう、かなりの程度歩けます。しかし、人のペース、に合わせようとすると、どうもうまくいかない。歩くスピードも遅くなり、身体もばててくる。
 今回の甲斐・駒ケ岳のように、急勾配で石ころと岩の山道だと、「滑ってはいけない」という意識が強まるせいか身体に不必要な力が入って、一層疲労が増すだけでなく、スピードも落ち、バランスも悪くなる、という悪循環に陥ってしまうようです。正直言って、甲斐駒の最後の登りは、とにかく足を前に出さなければいけないので景色を見る余裕もないほどでした。頂上からの下りの急斜面でも同じで、過剰なほど「岩場で滑ってはいけない」という意識から抜け出せず、スピードを上げることができませんでした。今まで意識したことは無かったけれど、高所恐怖症の傾向もあるのかもしれません。
 とにかく、運動神経はそれほど鈍いほうでは無い(と思っている)ので、まずは身体のバランス力を高めるようにしたいと思っています。
 石ころの急斜面で脚がバテバテになってはいても、普通の下り斜面になると徐々に脚の疲れも取れて、スピードも標準的なレベルまで戻すことが出来たようです。歩きながら足の疲労が抜けていくのは、登りで使った筋肉の疲れをほぐしているのだろうとは想像しても、自分でも不思議な気がします。疲れが抜けると身体のバランスの復元力に自信が持てるからスピードも上げられるということなのでしょう。

 書き始めたら、反省だかなんだか分からなくなってしまいましたが、今回の山歩きでは、上記以外にもいろいろな事を明確に意識させられました。家内からは「歳なんだから無理な登山はダメ」と言われていますが、これからもゆっくりのんびり、山歩きを続けて行きたいと思っています。
 ということで、9月16日の9d.大菩薩峠に参加したいと思います。
 よろしくお願いします。

■コーチから
 今回、甲斐駒ヶ岳では、駒津峰(2,752m)から北沢峠(約2,050m)へ、稲葉さんとふたりで後から下りました。
 標高差約700mの間には双児山(2,649m)への登りもありましたが、駒津峰には主要1時間50分とありました。私のポイント計算では18ポイントを2時間(登りの計算値)としてありました。
 結果として先発した本体は長老級のKさんをペースメーカーにして、所要2時間25分(休憩を含む)で下ったといいます。稲葉さんは10分遅れで出発して所要2時間40分となりました。
 登りのペースはバテバテの状態でしたから毎時200mの上昇というのがやっとで、下りも毎時300mの降下といったあたり。ところが最後の標高差約350mは40分で下っています。毎時525mという降下で、快適な下りというペースになっていました。
 道が明らかに変わったのです。岩っぽい道から、樹林帯のジグザグ道になって、稲葉さんのからだはシャンとし、バランスの崩れも感じなくなりました。状態のちょっと悪いところで2度ほど派手に転びましたが、運もあって、肘のあたりに擦り傷をつくった程度でした。
 今回、稲葉さんのようすをじっくりと観察して、いろいろおもしろいことを発見した感じがしますが、ご本人が今回「反省」している文章にもその気配がかなり濃厚に漂っています。
 大ざっぱにいってしまえば、肉体に対する頭の支配権がゆらいでいる(……といういつもの言い方になりますが)という状況です。水を飲む、飲まないというところから、頭が支配権を強固に行使しています。
 『登山の運動生理学百科』(東京新聞出版局・2000年)で山本正嘉さんはこう書いています。「昔から、運動中に自由に水を飲ませると飲みすぎてしまうと信じられてきた。だが事実はその反対で、『飲まなすぎる』のである(ちなみに犬やロバでは、脱水に見合っただけの水分をちゃんと飲むという)」
 水の飲み方のところで、稲葉さんの合理性の追求は頭が求めるものです。いちど肉体に、自由にやらせてみたらいのに、と思います。
 登りでスピードが上がらないのは、病み上がりに影響された脚力不足といってしまってもしょうがない状況ですが、下りではバランスの悪さが目立ちます。足が滑ることに対する恐怖心を技術で押さえ込むことができないのです。
 老化によるバランスの低下とも思える状況が、道の変化によって激変したことから、そこにも恐怖心、すなわち頭の側の危険意識が歩き方を不安定にしているということが見てとれました。スピードが上がる状態になってから2度転んだことを見ても、恐怖心がとれると暴走気味になることが想像されます。それを避けるために頭が過剰なコントロールをしようとする。
 山道は不整地です。大小さまざまな危険が潜んだ路面になっています。それにいわば過剰反応している状態と私は見ました。しかも高校時代に山登りをしていたそうですから、肉体のそういう体たらくは許し難いはずです。そして想像ですが、稲葉さんの家庭環境を私は知りませんが、当てずっぽうにいえば、アウトドア派のパパであったのではないでしょうか。自信のみなぎったリーダーであったのではないかと想像します。
 いろいろなことを理詰めに進めることができてきたのではないかと思うのです。4月に完全リタイアして、いよいよ肉体の頭の支配に対する反乱が起き始めていると私は考えたいのです……ドラマチックでおもしろいじゃあないですか。寝る前に、たっぷりと水を飲んで、必要なら何回もトイレに起きてやればいいじゃないですか。山にきているのですから、一度や二度、転んだっていいじゃないですか。スキーだって、うまい転び方を早く身につけた方がいいんです。40リットル級のザックを背負っていれば、転んだときの安全係数はかなりのものといえますし、できれば転ぶのではなく、転びかけるところでの「寸止め」をたくさん体験できる状態にすればいいじゃないですか。
 肉体に、小さな失敗をたくさん経験させてあげたい年頃に、稲葉さんはいるというふうに見ると、ほんとうに興味のつきない観察対象といえそうです。どうかぜひ私の山にどんどん参加してください。楽しみです(モルモットとして)。


◆集合
●9.9(火)7:50――JR新宿駅10番線ホーム_後方4号車乗車口

◆ポイント
●軽いプランの「e」で仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳に登るというのは、ゆっくり歩くという意味です。仙丈ヶ岳岳に時間の余裕をとるために、北沢峠で2泊というのが基本です。
●標高差約1,000mの仙丈ヶ岳往復では、朝の空を楽しむために小仙丈ヶ岳への尾根道を登りにとります。標高2,500mあたりで展望が開けると思います。
●3日目の駒ヶ岳については仙水小屋の朝食が午前4時となっていますので、そのまま出発とします。こちらも最終バスまでには時間の余裕がありますので、ゆっくりといきましょう。
●9月になって、山梨県側の広河原〜北沢峠が1日2便になりました。長野県側をベースにしたのはそのためです。
●山小屋は、北沢峠では2軒が市営、2軒が私営です。1泊目は長野県側、2泊目は山梨県側の、それぞれ私営の小屋に泊まります。
●スケジュールを確実にしたいので往路はJRにしましたが、帰路は高速バスが利用できるかと思います。JRがいいと決めていない方は、視野の端にバスも入れておいてください。伊藤も帰りはバス組のつもりでいます。なお千葉組のみなさんは千葉発のあずさでもちろんけっこうです。
●雨が降るととってつもなく寒い思いをします。手袋は最重要装備です。念のため、冬用の小物類と、フリースの上下など「軽い冬支度」をお願いします。

◆往路
0800新宿始発(中央線特急_スーパーあずさ5号_松本行き)――1021岡谷
(0800新宿→0825立川→0834八王子→1021岡谷)
*あずさ3号は0638千葉→0653船橋→0708錦糸町→0730新宿→0754立川→0834八王子→1006岡谷
*乗換
1035岡谷始発(JR飯田線_天竜峡行き)――1130伊那市
*乗換
1212伊那市駅(高遠駅行きバス)――1243高遠駅(510円)
1305高遠駅(杉島行きバス)――1355戸台口(200円)
1405戸台口始発(北沢峠行きバス)――1505北沢峠(1,200円)

◆現地行動
●歳1日
1630ごろ_大平小屋・夕食
●第2日
0330ごろ_起床・朝食(弁当)
*お湯はありますからインスタントみそ汁やスープなど可能です。カップラーメンも。
0500ごろ_北沢峠を出発――登り22ポイントを3時間として
0800ごろ_小仙丈ヶ岳――登り9ポイントを1時間として
0900ごろ_ 仙丈ヶ岳――下り11ポイントを1時間半として
1030ごろ_馬ノ背ヒュッテ――下り20ポイントを2時間半として
1300ごろ_北沢峠――登り7ポイントを1時間として
1400ごろ_仙水小屋(1600ごろ夕食)
●第3日
0330ごろ_起床
0400ごろ_朝食
0500ごろ_出発――登り4ポイントと30分として
0530ごろ_仙水峠を出発――登り12ポイントを1時間半として
0700ごろ_駒津峰――登り7ポイントを1時間として
0800ごろ_駒ヶ岳山頂――下り7ポイントを1時間として
0900ごろ_駒津峰――下り18ポイントを2時間として
1100ごろ_北沢峠
*予備時間が2時間ぐらい必要かもしれません。

●1日目――1500北沢峠の手前、大平山荘前で親切にも降ろされた。バス2台に分乗していたので運転手の親切に身を任せた感じ。大平山荘では今からの注文では弁当が作れないということで、どこかでなにか買えないかということも含めて全員で散歩に出かける。北沢峠の長衛荘にいけばパンぐらいはあるだろうと思ったら、そういう気配なし。北沢沿いの北沢駒仙小屋にもソイジョイがある程度。弁当代わりになりそうな食べ物はなかった。けっきょく大平山荘に用意されていた天然酵母パンやインスタント焼きそばなどが登山口で買える緊急食料という感じ。3日目の弁当は仙水小屋では(弁当は作らずに)パンを売るということなので、2日目の昼食は手持ちの行動食や予備食でいこうということになった。糸の会では通常弁当は頼まないのに、2泊だからと不安がよぎった結果のブレが出た。
●地元の人たちが口をそろえていうところによると今日が今シーズン最高の天気だそうだ。大平山荘の窓から槍〜穂高がくっきりと見えている。
●2日目――0500大平山荘(標高約2,000m)を出発。天気がいいので朝の風景を見るチャンスを逃したくないので、北沢峠から小仙丈ヶ岳への尾根道にまわる。休憩は0540-50二合目(標高約2,200m)→0615-20三合目(標高約2,350m)→0640-45四合目(標高約2,450m)→0705-15大滝頭(標高約2,550m)→0745-50森林限界(標高約2650m)→0810-15急登手前(標高約2,750m)→0835-45小仙丈ヶ岳(標高2,855m)→0935-40仙丈小屋分岐あたり(標高約2,900m)→1010-40-50-1100仙丈ヶ岳(標高3,033m)
●山頂ではお茶を沸かした。休憩を何段階にも引き延ばしたのは、快晴で、展望は北アルプスから中央アルプス、南アルプスはもちろん八ヶ岳から奥秩父、上信越の山々まで、そしてもちろん富士山もという360度。そしてほとんど無風。3,000m峰のてっぺんにいるという幸せ感は私のように年間100日も山に登っていても、数年に1度という希有の体験だから。
●1100仙丈ヶ岳山頂を出発→1120-30仙丈小屋(標高約2,850m)でトイレ休憩。避難小屋と幕営地はなくなって、2,000年から営業小屋となっている→1205馬の背ヒュッテ(標高約2,600m)を通過→1215-25藪沢・藪沢小屋分岐(標高約2,550m)で休憩→1325-35大滝展望ポイント(標高約2,250m)→1420-50大平山荘。
●大平山荘では若旦那らしき人とのやりとりで到着時にギクシャクした部分があったけれど、以前いた女将さんにそっくりの若女将(たぶん)がいて、コーヒーを飲みたいという注文に応えてくれただけでなく、漬物やら、ふかし芋やら、いろいろ出してくれた。民宿的なこの山小屋の気分がよみがえって、みなさん大満足。
●大平山荘から北アルプスはもう見えなくなっていた。それから北沢峠を経て1515北沢駒仙小屋を通過→1555仙水小屋到着。
●仙水小屋は北沢駒仙小屋とともに山梨県側の小屋で、ここは刺身を出すということで知られる。ひとつはオヤジさんが仕入れに力を入れているということなのだが、じつは水力発電によって24時間電気がある。冷蔵庫をフル活用できることから鮮魚を出せる。最近は24時間自家発電という山小屋も増えてきたが、いかにもエコロジーからは逆行する感じがある。ソーラー発電で夜間の冷蔵庫まで維持するのはたいへんらしく、山小屋では冷凍庫は活用されているが、冷蔵庫は垂涎の的なのだ。
●第3日――0500仙水小屋(標高約2,150m)を出発。0540-50仙水峠(標高2,264m)→0625-30-35標高約2,400m)→0705-10標高約2,550m→0730-35標高約2,600m→0805-15駒津峰(標高約2,750m)→0905-25六方石(標高約2,700m)で食事休憩とトイレ休憩。時間が遅れていることから荷物を置いて山頂を往復することにする。
●1010-15摩利支天分岐(標高約2,850m)→1040-50駒ヶ岳山頂(2,966m)。予定では山頂到着が0800だったから、3時間近い遅れになっていた。
●1140-1155-1210六方石で休憩。1300-05駒津峰で休憩。ここでスピードの出ないIさんと私が残り、ほかのみなさんに先行してもらう。下山のバスが1500と1600にあって、1500に間に合えば仙流荘での入浴が可能。さらに遅れる場合には1645に広河原へ下るバスがある。今日中に東京に戻る3本のバスのどれに乗れるかという選択幅での行動となった。
●亀さん組は1310に駒津峰(標高約2,750m)を出発→1405-15双児山(標高2,649m)→1505-10標高約2,450mで休憩→1550北沢峠(標高約2,050m)
●1600のバスで北沢峠を発ち、1650仙流荘へ。ゆっくり入浴してタクシーで伊那市まで出ようと決めた。するとちょうど先発したみなさんが風呂から上がってきた。みなさんは1525に北沢峠に到着し、1600のバスを待っていたところ、1545に臨時便が出たので、時間的な余裕ができたという。1718に仙流荘を出るバスに乗るまでの30分ほどであわただしい入浴が終わったところだった。
●千葉方面のみなさんが多かったので、1718に仙流荘を出ると、高遠でバスを乗り継いで1820に伊那市駅。JRで1831伊那市→1917岡谷/1937岡谷→2209新宿というスケジュールが立ったようだ。
●私たちがタクシーで伊那市のバスターミナルで中央高速の最終バスを予約していると先行組の3人がバスターミナルに飛び込んできた。1820伊那市駅到着予定のバスがすこし速かったので、もしかして1820発の高速バスに間に合うかと思ってきたら、高速バスが遅れていて乗れそうだという。それに乗れば新宿には2130に着くし、安い。私たちは1925までゆっくりと食事をして最終バスに乗った。

◆帰路参考
●北沢峠→仙流荘→戸台口(バス)
1300→1350→1355、1500→1550→1555、1600→1650→1655
*仙流荘で入浴可能
●戸台口→仙流荘→高遠駅(バス)
1410→1413→1442、1605→1608→1637、1715→1718→1747
●高遠駅→伊那市駅(バス)
1505→1532、1555→1620、1645→1710、1755→1820、1840→1905、1935→1958
●JR_伊那市→岡谷
1509*1600、1611*1700、1646*1730、1748*1831、1831*1917、1914*1955、1959*2042、2047*2132、2157*2245
●JR中央本線特急_岡谷→新宿
1603→1836、1651→1921、1650→1921、1715→1935、1735→2008→2050千葉、1851→2106、1937→2209、2015→2236

●北沢峠→広河原(バス)
1645→1710
●広河原→甲府(バス)
1715→1908
●伊那市BT→新宿BT(駒ヶ根始発の高速バス)0265-78-0007_3,460円
1725→2045、1820→2130、1925→2245
●仙流荘→新宿駅新南口(高速バス「南アルプス号」)0265-73-0489_3,600円
1558→2005 ◆費用の目安
●1日目
JR_新宿→伊那市――3,890円
特急自由席_ 新宿→岡谷――2,310円
*岡谷までのあずさ回数券は1枚あたり4,250円
bus_伊那市駅→高遠駅――510円
bus_高遠駅→戸台口――200円
bus_戸台口→北沢峠――1,200円
宿泊_大平(おおだいら)山荘(1泊2食つき)――7,500円
●2日目
宿泊_仙水小屋(1泊2食つき)――6,500円
●2日目
bus_北沢峠→戸台口――1,200円
*たぶん、途中の仙流荘で入浴。
*タクシーは戸台口(仙流堂)→伊那市駅_ジャンボで約9,000円
*高速バスで仙流荘→新宿駅新南口_3,600円も可能性あり
bus_戸台口(仙流荘)→高遠駅――200円
bus_高遠駅→伊那市駅――510円
高速バス_伊那市駅→新宿西口BT――3,460円

◆電話
●宿泊
大平(おおだいら)山荘_0265-78-3761
仙水小屋_0552-76-6293
●タクシー(伊那市駅)
つばめタクシー_0265-72-3111_ジャンボ、16人乗りバスあり
●入浴
長谷村保養センター_仙流荘_0265-98-2312_10000-2000_500円_火曜定休

◆夏季小屋泊まり標準セット
★手袋必携。軽い防寒衣類を持ちましょう。
★必要なら弁当を頼めます。
●足まわり……運動靴(軽登山靴)など
●行動着……ドライタイプの登山用Tシャツ+長ズボン+長袖シャツ
●雨具……折りたたみ傘+ゴアテックスレインスーツ
●小物……地図+健康保険証+時計+ポケットライト

◆ルートシミュレーション
●地図は国土地理院1:25,000地形図を縮尺なりゆきで使用しています。
●シミュレーションマップ上の○印は予定したルートが太い等高線(50m)を横切る地点を中心にした半径50mの円。数字は100m単位の標高です。◇印は山頂から山裾に向かって地図上で計った距離。ごくラフな計り方で500mごとに印をつけてあります。この地図情報の一番簡単な見方は、○印と◇印をどちらも1個(1ポイント)7.5分(2個で15分、8個で1時間)と概算して、山歩きの時間目盛りとする方法です。
●なお、下りは道の状況によって登りの70%と見積もるのが現実的です(高速下山路では50%、難易度の高い場合は100%とすべき例もあります)が、計画段階では登り時間にしておいて、余るようならリーダー権限の予備時間として自由に使うという考え方をしています。


★トップページに戻ります