鶏頂山――2008.11.25(火)


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◆糸の会山行[596]――11c
◆鶏頂山
けいちょうざん……1,765m
しゃかがたけ/たかはらやま(釈迦ヶ岳/高原山)……1,795m
登り19p→稜線9p→稜線5p→下り14p……47ポイント
日の出0628、日の入1627……11.25宇都宮で
◆東武鬼怒川線・新藤原駅から……2008.11.25(火)実施


■2008.11.28――矢野 博子さんからレポート「鶏頂山に登った」

 2008年11月25日 栃木県の鶏頂山に登った。(この山の名前よりメイプルヒルスキー場と言ったほうが地元の人には分かると 栃木出身の同僚の話)
 前日は土砂降りの雨。未明には止むという予報であったが 山沿いは 雪とのニュース。いつもはザックにいれない替えのズボンをあわてて詰め込む。
 東武浅草駅8時10分発の新藤原行きに乗り込む。電車は学生なども多く 結構混んでいた。北千住から半数の仲間が合流。今回はコーチを含めて14名の大所帯。
 新藤原の駅からタクシーに分乗し登山口に向かう。昨夜の雪でタクシーはどこまで入れるか分からないと運転手から聞かされる。しかし前日の豪雨からは信じられないような紺碧の空が私達を迎えていた。
 「日塩もみじライン」にはいると 道路脇には雪が積まれていて これからの山歩きがどんなであるか想像できた。しかし真っ青な空の下 紅葉した木に雪が積もり それは見事な風景で これが見られただけでも今回の山歩きは満足と早くも雪景色に感動。
 小一時間タクシーに乗り 登山口に着く。積雪10センチと運転手の話だったが実際には ふきだまりもあり30センチ近い所もあった。 軽アイゼンなどをつけ 11時半登山口出発。
 替えズボンを今回持って来たので スパッツを置いてきた事を この後かなり後悔した。 「新雪を先頭に立って進む」という特権を皆で平等にという訳で 50歩ずつ先頭交代方式で林間を進んでいく。時々 枝に積もった雪がバサッと頭を直撃したが 特にきつい登りもなくスキー場を横切り 山頂を目指した。
 キラキラ光る雪原がまぶしい。先頭にたって踏みしめていくのに比べ 後からついていくのはとても 楽チンだった。
 特に眺望もなかったが しかし思いのほか時間がかかり 三時間登ったところで14時半になっていた。下りを二時間とみて16時半。日没にはまるので ここで引き返す事になった。この分岐では向かい側に雪を被った山並みが見渡せ 頂上に登った気分だった。
 来た道を引き返すというのは とても気分的に楽で途中からストックをしまい 軽快に下るはずだったが 軽アイゼンの結び方が悪いのか紐がゆるんでしまい さらに雪がお団子のようにアイゼンにはさまり 歩きにくかった。
 歩いている時は足は冷たくなかったが 帰路のタクシーの中で靴をぬぐと びっしょりで スパッツは必携だなと痛感した。
 鬼怒川温泉で汗を流し 駅前のパスタ屋「レストランライフ」で パスタを3種、(でもある人たちは4種! これは重要な事件だった。どのパスタも美味しかった。それに¥630は安い)
 19時18分発の浅草行きに乗って帰路についた。同方向に帰るS氏に「北千住乗り換えの方が 早いですよ」と北千住の駅についてから教わり あわてて飛び降りる。新しいルートを知り 何か得した気分になった。 
 毎回 何かのドラマがある山歩き。今回は想定外の「雪中歩き」でした。 皆様お世話様でした。


●タクシーで新藤原駅→鶏頂山登山口6,440円。日塩道路は昨夜来の雪で除雪車が動いていた。
●1130鶏頂山登山口(標高約1,250m)→1140-45完全な雪道で防寒準備→1250-1305旧スキー場最上部(標高約1,500m)で休憩→1340-45鳥居のある池で休憩(標高約1,550m)→1435-40山頂稜線(標高約1,650m)で休憩。1度C。時間が遅れているので山頂は目の前にあるけれど引き返す→1515-25鳥居のある池で休憩(標高約1,550m)→1550-55旧スキー場最上部(標高約1,500m)で休憩。6度C→1650鶏頂山登山口(標高約1,250m)
●タクシーで鬼怒川温泉ホテルニュー岡部(0288-77-2611_1103-1800_1,000円)へ。それから駅脇のパスタ&肉料理らいふへ。電話で注文時大皿を人数相当注文しておいたが1人あたり600円程度で、「パスタ戦争」勃発。倍は注文しておくべきだった。
●ともかく、有料道路に除雪車が出るほどの大雪。山頂には届かなかったが、処女雪を踏んで、楽しかった。


◆集合
●11.25(火)8:00……東武浅草駅_該当ホーム_快速日光/新藤原行き_たぶん前方4両目_乗車口
*前の2両が東武日光行きではないかと思います

◆ポイント
●新藤原駅からのタクシーは鬼怒川竜王峡のところから日塩もみじラインへと入ります。
●紅葉のピークは終わっていると思いますが、晩秋の気分はまたいいのもではないかと思います。
●ルートは往復。鬼怒川温泉に戻ってお風呂です。

◆往路
0810浅草始発(快速_東武日光/新藤原行き……1037新藤原
(0810浅草→0821北千住→0843春日部→1002下今市→1037新藤原)
*タクシーで鶏頂山登山口まで(有料道路込みで1台約6,000円)

◆現地行動
1130ごろ_鶏頂山登山口を出発……登り19ポイントを2時間半として
1400ごろ_鶏頂山……稜線9ポイントを1時間として
1500ごろ_釈迦ヶ岳(高原山)……稜線5ポイントを30分として
1530ごろ_鶏頂山分岐……下り14ポイントを1時間30分として
1700ごろ鶏頂山登山口
*タクシーで鬼怒川温泉へ。

◆帰路参考
●東武特急(鬼怒川温泉→浅草。特急券・夜割1,000円?)
1714→1915、1824→2035、1918→2135
●東武線快速(鬼怒川温泉→浅草)
1750→2055、1840→2125、1925→2240

◆往路参考
●東京メトロ銀座線
0723渋谷→0736新橋→0745神田→0750上野→0755浅草
●京浜急行線+都営浅草線
0604三崎口→0659横浜→0709京急川崎→0714京急蒲田→0726品川→0735新橋→0745浅草橋→0749浅草
●総武線各駅停車
0644千葉→0703津田沼→0720市川→0734錦糸町→0739浅草橋
●京成線+都営浅草線
0630成田空港→0640京成成田→0649京成佐倉→0704八千代台→0712京成津田沼→0717京成船橋→0724京成八幡→0733高砂→0745押上→0749浅草
●中央線特快
0623高尾→0632八王子→0644立川→0705三鷹→0725新宿→0736神田
●東海道本線
0558小田原→0640大船→0658横浜→0718品川→0724新橋町
●東京メトロ千代田線
0736代々木上原→0742表参道→0812北千住
●東武野田線
0708船橋→0740柏0744→0830春日部
●東京メトロ半蔵門線+東武線
0654長津田→0730渋谷→0800錦糸町→0804押上→0814北千住
●総武線快速
0645成田→0714千葉→0728船橋→0746錦糸町

◆費用の目安
東武線・浅草→新藤原……1,500円
taxi_新藤原駅→鶏頂山登山口……1台約6,000円
taxi_鶏頂山登山口→鬼怒川温泉……1台約7,000円
東武線・鬼怒川温泉→浅草……1,320円
特急料金・鬼怒川温泉→浅草……1,400円か1,000円
*鬼怒川温泉での風呂→駅がタクシーかもしれません

◆電話
●タクシー(鬼怒川温泉/新藤原/川治温泉)
鬼怒川タクシー_0288-77-0033――2台予約
日光交通_鬼怒川営業所_0288-77-1005
鬼怒川タクシー_川治営業所_0288-78-0252
川治観光タクシー_0288-78-0240
●入浴(鬼怒川温泉駅駅)
湯處すず風_0288-77-2683_1000-2100_900円
鬼怒川公園岩風呂_0288-76-2683_1000-2030_500円_火曜定休_鬼怒川公園駅から歩5分
●食事(鬼怒川温泉駅)
カフェ&レストランらいふ_0288-77-1387_0900-1500/1700-2000_木曜定休_パスタ&肉料理_鬼怒川温泉駅歩1分
和風レストランこだか_0288-77-0611_0800-2200_無休_鬼怒川温泉駅すぐ_階下土産店

◆持ち物
★薄手の手袋必携です。
★そろそろ冬支度が必要です。
秋季日帰り標準セット
●食料……行動食+飲料水+予備食
●足まわり……運動靴(軽登山靴)など
●行動着……ドライタイプの登山用Tシャツ+長ズボン+長袖シャツ
●雨具……折りたたみ傘+ゴアテックスレインスーツ
●小物……地図+健康保険証コピー+時計+ポケットライト

◆ルートシミュレーション
●地図は国土地理院1:25,000地形図を縮尺なりゆきで使用しています。
●シミュレーションマップ上の○印は予定したルートが太い等高線(50m)を横切る地点を中心にした半径50mの円。数字は100m単位の標高です。◇印は山頂から山裾に向かって地図上で計った距離。ごくラフな計り方で500mごとに印をつけてあります。この地図情報の一番簡単な見方は、○印と◇印をどちらも1個(1ポイント)7.5分(2個で15分、8個で1時間)と概算して、山歩きの時間目盛りとする方法です。
●なお、下りは道の状況によって登りの70%と見積もるのが現実的です(高速下山路では50%、難易度の高い場合は100%とすべき例もあります)が、計画段階では登り時間にしておいて、余るようならリーダー権限の予備時間として自由に使うという考え方をしています。


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