九鬼山――2009.3.24(火)
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◆糸の会山行[614]――3c
◆九鬼山
くきさん…………970m
かぐらやま…………674m
登り9pt→稜線26p→下り19p…………54ポイント
日の出0544、日の入1801…………3.24甲府で
◆JR中央本線・猿橋駅から…………2009.3.24(火)実施
■2009.3.27――矢野 博子さんからレポート「九鬼山」
2009年3月24日JR猿橋駅から九鬼山(くきさん)970mに登った。
前日の強風と雨は明け方まで少し残ったが 天気予報の ”晴れ”が当たりやや北風が冷たかったが まずまずの山歩き日和。
信号機故障で15分遅れたが 8時31分東京発大月行きに乗車。
猿橋で下車し 駅前から丘の上までは エスカレーターの予定だったが エスカレーターは壊れてしまい影も姿もなかった。ここから歩くのかと覚悟を決めていたら 仲間のKさんが そこへ現れたジャンボタクシーに交渉し 9人乗りの車に13人が乗り込む。しかもそれは 無料!(それは住民の足となるシャトルバスだった) Kさんに皆大感謝。
とここまでは 随分トクをした気分だったが 肝心な登山口が見つからず しばし右往左往。
11時15分登山開始。道はかなり整備されていて迷うようなところはなかった。陽だまりにタチツボスミレが咲いていて春を感じた。
実はこの辺りの山の印象はあまり無い。というのもこの時間は WBCの決勝戦をやっていて皆の関心は試合の経過。途中何回か立ち止まり その実況に耳を傾け一喜一憂。普段愛国心などと言うものは忘れているのだが 皆”サムライジャパン”に声援を送る。
12時10分神楽山着。13時15分馬立山着。
札金峠までは尾根歩きだが かなり登り下りの幅が大きく 目指す山を前にしてまた下って行くのは 本当にご苦労さんという感じだったが 九鬼山の山頂を極める前に 日本の優勝が決まり これで周りの山に眼を向ける余裕も出来、一気に頂上を目指した。
春の芽吹きを目前にしている山に 午後の陽が注ぎ 山の色合いが優しく気持ちよかった。この景色に癒された。気温は10度ぐらいあったのだが風が冷たかった。気温より風のあるなしの方が重要と感じた。
山頂を極めるとやはり気分は楽になる。ただ今回は 下りが急だと資料に書いてあったので 緊張は取れなかったが いつの間にかなだらかな下りになりホットした。
山頂から少し下った所に 天狗岩という展望台があり そこへ寄り道をすると 富士が我々の到着を待っていたかのように姿をあらわし始めた。やはり富士山が見えると嬉しい。近くで見るとその大きさ高さに圧倒される。
いつもの休憩の他にWBC(WCでなく)休憩が入り 出発も遅れたのだが 下山は殆ど予定通りの17時だった。
高尾で”フロッピー”というお風呂(¥600)に入り そこで 和定食(¥1100也)を頂いた。これは ボリューム満点で合格。
同じ方向に帰る仲間が4人もいて帰宅は11時半になったが 久しぶりに車中のおしゃべりも楽しめた。
●猿橋駅前にあったエスカレーターだかケーブルカーだかがきれいに取り払われていた。JRパストラルビュー桂台とかいう分譲住宅地まで歩いていくかと思ったら、ちょうどやってきたワンボックスカーのバスに交渉。詰めて全員のっちまえということになった。着いてみると無料とか。故障で新しいシステムに作りかえるとか。その間無料バスを走らせているとのこと。
●以前にもそこを起点にして登ったのだが、登山口の記憶がすっかり薄れてしまった。急斜面を強引に登ろうとしたりしたけれど自主的偵察隊が登山口を見つけてくれた。車道をだいぶ下がったところに見覚えのある登山標識があった。
●1115神楽山登山口(標高約350m)→1145-55標高約600mで休憩→1210-15神楽山山頂(標高674m)→1255菊花山分岐(標高約750m)→1315-25-35馬立山(標高797m)→1425札金峠(標高約650m)→1430-35標高約750mの無風地点で休憩→1500-05ベンチの展望台(標高約750m)で休憩→1545-55九鬼山山頂(標高970m)→1610-20天狗岩往復(標高約850m)富士山展望→1705愛宕神社(標高約400m)→1715禾生駅(標高約400m)
●富士急行で1727禾生→1737大月。JRで1751大月→1838高尾。
●高尾駅から無料送迎バスでふろッぴィへ。入浴・食事。2100出発の無料送迎バスで高尾駅へ。
●JRで2110高尾→2204新宿。
●この日はちょうどWBC決勝戦。私が携帯電話のワンセグで聞きながら要所要所で報告したのだが、山を歩きながらだと電波の受信状態が動くのが原因らしく、画面と音がプツンプツンを切れて、再度チューニングを始めるので、なにがどうなっているのかほとんどつかめない。札金峠の手前で延長戦になったので10分ほど止まって実況中継。みんなでバンザイして本格的な山歩きが始まった。
●ちなみに3年前のWBC決勝戦は三毳山とかさなった。そのときはラジオで実況中継したのだが、ラジオがポンコツだったからか、やはりあまり聞き取れなかった記憶がある。まわりの人たちは、自分だけ聞いてあんまり教えてくれないと感じていたかもしれないけれど。
●ふろッぴィは以前はたしか「八王子の湯」だったが、駅前に八王子温泉やすらぎの湯ができたためか、八王子駅からの送迎は1時間ごと、高尾駅からの送迎は30分ごととして「高尾の湯」と称している。京王電鉄の高尾山口からの送迎もある。以前は2,000円以上もする健康ランド価格だったが、2時間まで600円というスーパー銭湯価格ができて、便利になった。おまけに1,100円の和定食は安い。
◆集合
●3.24(火)…………該当電車・前方2両目に順次集結
◆ポイント
●大月の背後に連なる山稜を歩きます。
●最後に九鬼山からの急な下りがありますが、あとはこじんまりとした気軽な山という感じでしょうか。
●桜の咲きぐあいと天気によっては、帰りがけに岩殿山に立ち寄ることも考えています。
●大月の風呂の条件が悪くなりました。高尾で入浴・食事といきたいので、(とくに千葉からジパング割引などの方)下車できるように。大月→高尾は570円です。
◆往路
0831東京始発(中央線快速・大月行き)…………1020猿橋
(0831東京→0835御茶ノ水→0846新宿→0901吉祥寺→0917西国分寺→0924立川→0934八王子→1020猿橋→1023大月)
◆現地行動
1030ごろ_猿橋駅を出発…………登り9ポイントを1時間として
1130ごろ_神楽山…………稜線26ポイントを3時間半として
1500ごろ_九鬼山…………下り19ポイントを2時間として
1700ごろ_富士急行線・禾生駅
◆帰路参考
●富士急行線(禾生→大月。290円)
1630→1639、1659→1710、1727→1737、1757→1814、1829→1842、1852→1901、1912→1922、1947→2000、2034→2045
●中央本線
大月…………高尾…………………立川……………新宿
1751…………1838………………1859
1801…………1831八王子………1804…………1909新宿(特急)
1821…………1903
1838…………1915……1922八王子
1856…………1938
1905…………1934八王子………1943…………2008………………2050千葉(特急)
1911…………1948………………2007…………2047………………2101東京
1925…………2007
1933…………2003八王子………2012…………2037(特急)
1952…………2039………………2100…………2128………………2142東京
◆往路参考
●総武本線
0627佐原→0736千葉→0747津田沼→0818東京
●京葉線
0718蘇我始発→0735海浜幕張→0810東京
●武蔵野線
0732海浜幕張→0744西船橋→0801新松戸→0832南浦和→0851東所沢→0904西国分寺
◆費用の目安
JR_東京→猿橋…………1,450円
富士急_禾生→大月…………290円
JR_大月→新宿…………1,280円
*自由席特急券_大月→新宿900円
◆電話
●タクシー(大月駅)
富士タクシー……0554-22-2516
富士急山梨ハイヤー大月営業所……0554-22-2455
●入浴
八王子健康ランド・ふろッぴィ/高尾の湯・ふろッぴィ……042-665-4126……1000-0800_2時間600円_送迎バス高尾駅南口京王バスターミナルを出て右に80m看板から毎時07/37分_八王子駅南口バスロータリー内から毎時05分/京王高尾山口駅から毎時10分(1610まで)
◆持ち物
★食べ物・飲み物――水筒+行動食+おやつ
春季日帰り標準セット
●足まわり……防水運動靴、軽登山靴
●行動着……ドライタイプの登山用Tシャツ+長ズボン+長袖シャツ
●雨具……折りたたみ傘(ゴアテックスレインスーツ)
●小物……地図+健康保険証コピー+時計+ポケットライト
◆ルートシミュレーション
●地図は国土地理院1:25,000地形図、甲府3号-1(おおつき)、甲府3号-2(つる)、を縮尺なりゆきで使用しています。
●シミュレーションマップ上の○印は予定したルートが太い等高線(50m)を横切る地点を中心にした半径50mの円。数字は100m単位の標高です。◇印は山頂から山裾に向かって地図上で計った距離。ごくラフな計り方で500mごとに印をつけてあります。この地図情報の一番簡単な見方は、○印と◇印をどちらも1個(1ポイント)7.5分(2個で15分、8個で1時間)と概算して、山歩きの時間目盛りとする方法です。
●なお、下りは道の状況によって登りの70%と見積もるのが現実的です(高速下山路では50%、難易度の高い場合は100%とすべき例もあります)が、計画段階では登り時間にしておいて、余るようならリーダー権限の予備時間として自由に使うという考え方をしています。
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