南蔵王縦走――2009.6.9-10(火水)
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◆糸の会山行[627]――6e
◆南蔵王
じぞうさん(地蔵山)――――1,736m
くまのだけ(熊野岳、蔵王山)――――1,841m
かっただけ(刈田岳)――――1,758m
びょうぶだけ(屏風岳)――――1,825m
ふぼうさん(不忘山、御前岳)――――1,705m
1日目……稜線12p――――12ポイント
2日目……稜線34p→下り25p――――59ポイント
日の出0415、日の入り1901――――0609山形で
◆東北新幹線・山形駅から――――2009.6.9-10(火水)実施
■2009.6.19――小林 美子さんからのレポート「南蔵王縦走をお〜え〜て・・・あ〜ぁ」
つらかったぁ〜 を第一声とします。
ご一緒した皆様には心配とご迷惑をかけてしまい申し訳ありませんでした。
いつも明日はわが身と言っていた事がとうとうわが身になってしまいました。せっかくせっかく2日間共天気に恵まれたのに・・・
1日目は快調・快調たのしく山歩き。蔵王にはところどころまだ雪があつく残っていた雪解け水に触ったりしながら歩く。
お釜もほ〜んとくっきり見えた、ラッキー!! 何度きてもみられぬ人もいるらしい 昔一度ツレときたことがある。なぜかその時を思い出しちょっと淋しい気分・・
思い出に慕っている場合じゃあない今は歩くのだ。お釜を左側にみながらえんえんと歩く。向こうに刈田神社が見えるけど神社の手前の道もちょっときつかった
神社でもあまりゆっくりできない。無料バスが15:30だから 急ごう・・
歩いて下りる予定のようだったが、変更してリフトでおりた下の広場にマイクロバスが止まっている。あのバスかな?
われわれの他に3〜4人乗っている山形市内に住むこの無料バスを利用して歩きにきているというおばさんが隣にすわっていた
運転手さんも運転しながらいろいろ話を聞かせてくれた、途中ライザスキー場で15分のトイレ休憩。
地元のおばさん、緑のゲレンデの向こうで何かしている。ワラビを摘んでいた。足元にワラビがある。私も手伝うね、とワラビ取り・・・又これも楽しい
又バスの中では運転手さんとアクとりの方法の話。おばさんアグでアクを取ると何を言っているのか分からなかった。話をしているあいだに山形では灰のことをアグというだから灰でアクぬきをするということであった。
塩、重曹、灰、などであくぬきをする。各家庭によってちがうと、運転手さんは銅でやるとワラビが緑のまま色が変わらないと言ってました。
2日目。又あの無料バスにホテル前から乗り、昨日のリフト乗り場迄いく。刈田神社は昨日行ったので省略して車道を歩き時間を短縮、40〜50分は短くなったはずだ。
この時まではな〜んともなかった。少し疲れがでてきた12時過ぎ頃から調子悪くなる。南屏風山でコーチに重いものをほとんど持ってもらう(すみませんでした)
リュックは空の様に軽くなったが・・・くるしい状態だったけど・・会ったんです!!うれしい!!もう、以前から見たい見たいと思っていたシラネアオイに・・・やっと念願のシラネアオイに会う事ができた。
具合が悪くなかったらもう最高によかったのにぃ〜
写真を撮る気力もなく(2枚ほど撮ったのはやはり失敗してうまく撮れてなかった)、コーチがいっぱい撮っていたからいいかぁ〜と自分の目にしっかり残してきました。あの、チングルマが一面にあり、シラネアオイが自慢げに咲いている・・・本当に忘れられない、感激・・と苦しみでした
反省――原因としては夜眠れなかった事にあるのかな? いつもそうだが他所ではグッスリ眠れない。眠っているとは思うけど何度も起きてしまう。
荷物が重かったのかなぁ〜・・・日帰りの時と同じ位の重さにすること。何キロか計ってみた事がない。家に着いた時も今日はリュックがかなり重い。体重計で計ったら6.4キロだった、今度毎回計ってみよう。
又泊まりで行きたいけど、心配・・・あまり深く考えない方がいいとコーチが言ってくれた。
又泊まりで行きます。今回だけだったと思う様にして・・・宜しくお願いします。
写真の注文です――南蔵王 107,196,203,042,221,039,036,232,236,238 10枚お願いします
7月の唐松岳△ですが×にしてください。蔵王でバテたからではありません、お盆だったり病院に行く月だったりで、行きたかった山ですが又次の機会にします。
【コーチから】
●からだが、自分の思うように動かないという体験も、山歩きの一種の「プレゼント」と考えてください。自分のからだに未知の部分があるという認識が重要です。したがって、急いで原因追及する必要はありません。
●その際、荷物の重さをきちんと量るのは重要なポイントです。ヘルスメーターに載って、ザックを持ったときと持たなかったときの差で重さを量ってください。ヘルスメーターは体重の前後で誤差が少なくなるようにつくられていますから。
■2009.6.12――齊藤 紀久子さんからレポート「南蔵王の花」
刈田峠から白石蔵王までの延々8時間の縦走。コーチ初め皆様 お疲れさまでした。
快晴とまではいきませんでしたがTシャツ1枚で丁度良い暑さ、時折の心地よい風に吹かれながらの稜線歩きは、次々現れる花々に大歓迎されての「山の道、花の道」でした。
お陰様で今回の5段階評価の満足度は、堂々の「5」となりました。
曖昧だった花の名前がほぼはっきりしましたのでお知らせ致します。
○サクラソウ科のあの愛らしいピンクの花は 「雪割小桜」のようです。東北以北の山地〜亜高山帯の岩礫地、乾いた草地に咲き、「白山小桜」より花が小さく、葉は広卵形とありました。 根室の「市の花」なんですって!
○「コメバツガザクラ=米葉栂桜」ー ツツジ科 葉がお米にそっくりでした。
○「ミヤマキンバイ」? 「ミツバツチグリ」?と首を捻った黄色の花がありましたね。前者は高山亜高山、葉に光沢あり。 後者は里山低山、葉に光沢なし。とのことで「ミヤマキンバイ」に軍配を揚げたく存じますが・・・・?
○「コヨウラクツツジ」−赤い小さな実のような花が沢山ぶら下がった木。
それにしても、東北の山の花々って 何て色鮮やかなんでしょう!
人知れず?ひっそり咲いていたアノ小さなスミレ達でさえも、澄み切った深〜い「菫色」をしていましたね。 思い出深い山旅になることでしょう。
◆集合
●6.9(火) 8:00――――東京駅_東北新幹線_23番線ホーム_前方16号車(つばさ105号)乗車口
◆ポイント
●去年の「北蔵王縦走」に続く「南蔵王縦走」です。何が? ということに関して具体的に期待していただくものはありませんが、東北の山の緑の季節の楽しさをたっぷりと味わっていただきたいという計画です。
●今回はかみのやま温泉泊まりとしました。大型ホテルの「天神の御湯・あづま屋」の6月平日の激安バーゲン「6,666円均一」というのにしました。入湯税150円を加えて6,816円。それに特別注文の山形牛にぎり寿司(1人前1,890円)の1/2を加えて7,761円(税・サービス料込み)という予定です。
●さらに上山市が運行する無料バス・グリーンエコー号というのがあります。2日目はそれでホテル前から刈田岳まで行けます。1日目の腹ごなしでもそれを利用して、地蔵岳〜刈田岳の稜線を歩きたいと思います。(登りにロープウェイを利用しますが)
●新幹線に途中乗車の方は念のため指定席をとっておいたほうがいいかもしれません。
◆往路
0808東京始発(東北新幹線Maxやまびこ105+つばさ105号_仙台/山形行き)――――1100山形
(0808東京→0814上野→0834大宮→0948福島→1100山形)
*乗換
1120山形駅前(蔵王温泉ターミナル行きバス)――――1157蔵王温泉ターミナル(980円)
*蔵王ロープウェイで蔵王山麓→樹氷高原→地蔵山頂――――(片道1,400円)
◆現地行動
●1日目
1230ごろ_ロープウェイ地蔵山頂駅を出発――――稜線12ポイントを1時間半として
14000ごろ_刈田岳
*無料バス・グリーンエコー号_1530刈田駐車場(リフト乗り場)→1648ホテルあづま屋前
●2日目
0730ごろ_朝食
0912ホテルあづま屋前(無料バス・グリーンエコー号)――――1020刈田駐車場(リフト乗り場)
1100ごろ_刈田岳山頂を出発――――稜線22ポイントを3時間として
1400ごろ_屏風山――――稜線12ポイントを1時間半として
1530ごろ_不忘山――――下り25ポイントを3時間として
1830ごろ_みやぎ蔵王白石スキー場
*タクシーで鎌先温泉(あるいは白石蔵王駅)へ(白石スキー場→白石蔵王駅_1台約5,000円、鎌先温泉→白石蔵王駅_1台約3,000円)
*バス(鎌先温泉→白石駅。100円)1620→1640、1743→1803、1845→1905
◆帰路参考
●東北新幹線(白石蔵王→東京)
1830→2044、1933→2136、2028→2224、2109→2300
◆ルートシミュレーション
●地図は国土地理院1:25,000地形図、 仙台8号-3(とおがった)、 仙台8号-4(しろいし)、仙台12号-1(ざおうざん)、仙台12号-2(ふぼうさん)、を縮尺なりゆきで使用しています。
●シミュレーションマップ上の○印は予定したルートが太い等高線(50m)を横切る地点を中心にした半径50mの円。数字は100m単位の標高です。◇印は山頂から山裾に向かって地図上で計った距離。ごくラフな計り方で500mごとに印をつけてあります。この地図情報の一番簡単な見方は、○印と◇印をどちらも1個(1ポイント)7.5分(2個で15分、8個で1時間)と概算して、山歩きの時間目盛りとする方法です。
●なお、下りは道の状況によって登りの70%と見積もるのが現実的です(高速下山路では50%、難易度の高い場合は100%とすべき例もあります)が、計画段階では登り時間にしておいて、余るようならリーダー権限の予備時間として自由に使うという考え方をしています。
◆費用の目安
●1日目
JR_東京→山形――――5,780円
新幹線自由席_東京→山形――――4,740円
バス_山形駅前→蔵王温泉ターミナル――――980円
ロープウェイ_蔵王山麓→地蔵山頂――――1,400円
宿泊_かみのやま温泉・あづま屋(1泊2食_激安バーゲン)――――6,666円(プラスα)
●2日目
タクシー_みやぎ蔵王白石スキー場→白石蔵王駅――――1台約5,000円
JR_白石蔵王→東京――――5,250円
新幹線_白石蔵王→東京――――4,300円
◆電話
●宿(かみのやま温泉駅)
かみのやま温泉・天神の御湯あづま屋……023-672-2222
●タクシー(白石蔵王駅)
白石タクシー……0224-26-2154……ジャンボ有り
菊地タクシー……0224-26-3121……ジャンボ有り
●入浴(白石蔵王駅)
白石温泉薬師の湯ひまわりセンター……0224-48-4126……1030-2000_500円_駅から4km
●食事(白石蔵王駅)
佐藤清治製麺……0224-26-2659……1000-1500_うーめんの老舗_一條旅館推薦_白石駅徒歩5分
割烹大上……0224-26-2654……白石うーめん料理・元祖
元祖白石うーめん処・なかじま駅前店……0224-24-4614……白石駅前_1100-1700_月曜定休
手打ち蕎麦むらかみ……0224-24-4450……1100-1430/1730-1930_火曜/第2水曜定休_白石駅から車5分_一條旅館推薦
ルガノ……0224-25-2662……
ホテル・パレスリゾート白石蔵王……0224-25-3111……レストラン・マリアージュ、日本料理この花、バーラウンジ・マルコポーロ_白石蔵王駅前
◆持ち物
★食べ物・飲み物――水筒+行動食(2食)+おやつ
★1日目の昼食はロープウェイ駅などで軽く食べることができます
●足まわり……防水運動靴や軽登山靴
●行動着……ドライタイプの登山用Tシャツ+長ズボン+長袖シャツ
●雨具……折りたたみ傘+ゴアテックスレインスーツ
●小物……地図+健康保険証コピー+時計+ポケットライト+ダブルストック
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