乾徳山――1997.10.25-26(土日)


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◆糸の会山行[59]――10b
*木曽駒ヶ岳を変更します!
◆奥秩父=乾徳山
1997.10.25(土)+26(日)実施


●2日目結果
●0415徳和集落(標高約900m)→0430-40登山口(標高約1,000m)→0530-40標高約1,300mで休憩。→0725-45国師ヶ原(標高約1,600m)→0845-0905乾徳山山頂直下で休憩→0915-35乾徳山山頂(標高2,031m)→1030-35下山道分岐(標高約2,000m)→1105-10標高約2,150mで休憩。→1145-1215黒金山(2,232m)→1310-20標高約2,000mで休憩。→1400-1430標高約1,950mでティータイム。→1515紅葉台(標高1,768m)→1555-1615西沢渓谷歩道。→1730西沢渓谷入口。


◆集合
10月25日(土)09:00
JR新宿駅該当ホーム後部
かいじ2号車(自由席禁煙車両)乗車口
0930新宿始発特急かいじ103号に乗車
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まずはお詫びします
●ロープウェイを使って晩秋の木曽駒ヶ岳を、と思っていたのですが、やはり10月中旬が限度らしく、下旬までにはかなりの雪がついてしまうだろうというのが今年の現地の直前の見通しのようです。そうなると新雪雪崩などの危険も生じてきますし、なによりも雪面での滑落停止技術が必要になります。不安定という意味で危険度の高い冬山に入ってしまいそうです。
●そんなことはわかっていそうなものでは……もちろんあったのですが、あの道はちょっと特殊なところなので、あるいはギリギリまでだいじょうぶかと思っていたのです。「だめでした」では困る方もいらっしゃるとは思いますが、スミマセン。千畳敷までのロープウェイは11月1日から1年間、掛け替え工事のため運休しますので、残念ではありますが……。

◆テーマ
●乾徳山は、がんばれば日帰りも可能という山ですが、日の短いこの季節ですから泊まりがけで、と考えて何人かの方に相談したところ、土曜日になにかおまけがついた方が……という意見がでました。そして秋の西沢渓谷というアイディアが浮上してきました。
●調べてみましたら、西沢渓谷と乾徳山は連結しているので歩きがいのある「b」になります。西沢渓谷の遊歩道は一方通行になっていますので、できればそちらから登りたいところですが、いまが秋のベストシーズンらしく、民宿も山小屋もすでに満室。結局、乾徳山登山口の徳和の民宿を確保しました。なぜか、20人がすっぽり入れる民宿があったのです!? 暗いうちに民宿を出て乾徳山に登り、西沢渓谷に下るという計画になりました。
●乾徳山までの登りが約4時間、乾徳山から黒金山までの登りが約2時間、黒金山から西沢渓谷遊歩道の黒金山登山口までが下りで約3時間、そして西沢渓谷の下り道に指定されている軌道跡コースを1時間半で西沢渓谷入口という目安です。標高差1,300m近い登りが前半にありますから、なかなか登りがいのある計画になりました。
●西沢渓谷を下りの迂回路から見るだけではもったいなさそうなので、土曜日に軽く一回りしてから民宿へという計画にしました。家をゆっくり出たい方は夕方5時までに直接民宿に入って下さればけっこうです。
*西沢渓谷だけという日帰りも可能です。民宿で夕食を一緒に食べて、帰れます。
参加・不参加の確認をさせて下さい
*民宿の宿泊予約が必要ですので、よろしくお願いいたします

◆往路
0930=新宿始発(中央本線特急かいじ103号)
*帰りに座れなくてもいい(立っても八王子まで約1時間です)という人は割安な「かいじきっぷ」でご参加下さい。
*特急かいじは9両中7両が自由席です。往路は新宿駅南口側の2号車で落ち合うようにしたいと思います。
0947=三鷹
1000=立川
1009=八王子
1059=塩山

◆往路参考
●横浜線
0842磯子→0856横浜→0900東神奈川→0924町田→0935橋本→0946八王子
0903東神奈川→0933町田→0948橋本→0959八王子

●民宿に直接入る場合
1230=新宿始発(特急かいじ107号)
1356=塩山
1440=塩山駅始発(西沢渓谷入口行きバス)
1500ごろ=馬込?(徳和への入口)
*徳和まで徒歩約30分
*バス代は約600円、タクシーだと民宿まで約3,700円)

◆行動
●第1日
1115ごろ=タクシーで西沢渓谷へ
1200ごろ=西沢渓谷入口出発
*西沢渓谷周遊はガイドブックで約3時間半
1546=西沢渓谷入口始発(塩山駅行きバス)
1617=乾徳山登山口
*三富村徳和の三徳荘=0553-39-2806
1700ごろ=夕食
●第2日
0400=起床
0500=出発
*食事休憩を含んで
1000=乾徳山
*食事休憩を含めて
1300=黒金山
1600=西沢渓谷軌道跡
1730=西沢渓谷入口
*うまくいけば最終バスに乗車
1739=西沢渓谷入口始発(塩山行きバス)
1837=塩山駅
*だめならタクシーを手配

◆帰路参考
●中央本線特急かいじ
かいじ118号――1913塩山→2003八王子→2012立川→2023三鷹→2036新宿
かいじ120号――2043塩山→2134八王子→2142立川→2154三鷹→2207新宿

◆費用の目安
かいじきっぷ……4,180円
*往復の乗車券と自由席特急券ですが、特急「あずさ」には乗れません。なお「東京都区内」からの乗車が前提ですのでご注意下さい。
タクシー=塩山駅→西沢渓谷……1台約6,100円
バス=西沢渓谷入口→乾徳山登山口……680円
民宿=宿泊+夕食……約5,200円
バス=西沢渓谷入口→塩山駅……1,020円

◆電話
●タクシー(塩山駅)
塩山タクシー=0553-32-3200

◆持ち物
★食べ物・飲み物――水筒+行動食型朝食+昼食+おやつ兼予備食(軽夕食)+予備の飲み物。
*行程が長いですから、水分は合計2リットル以上持ちましょう。
●足ごしらえ――運動靴など
●行動着――ドライタイプの登山用Tシャツ+長ズボン+長袖シャツ
●雨具――折りたたみ傘(ゴアテックスレインスーツ)
●小物――地図(送付されたオリエンテーションレターなど)+健康保険証(コピー)+時計+ポケットライト
●あると便利な小物――カメラ+双眼鏡+ダブルストック+簡易アイゼン
●ザック――何でも可

◆ルートシミュレーション
*地図は国土地理院1:25,000地形図、甲府1号-4(かりさかとうげ)、甲府5号-2(きんぷさん)、甲府6号-1(かわうら)、を、原寸で使用しています。
*シミュレーションマップ上の○印は予定したルートが太い等高線(50m)を横切る地点を中心にした半径100mの円。数字は100m単位の標高。◇印は山頂から山裾に向かって地図上で計った距離。ごくラフな計り方で500mごとに印をつけている。一番簡単な見方は○印と◇印をどちらも1個7.5分(2個で15分、8個で1時間)と概算する方法。

●距離目盛りを入れるのを忘れましたが、出発点の乾徳山里宮が山頂から4.5km。標高差約1,100mありますから、丹沢の大倉尾根を登るより気持ちヘビーという感じでしょうか。
●天気にもよりますが、中間に国師ヶ原という平坦地があるので、メリハリの利いた休憩がとれるといいなと思っています。
●標高2,031mの乾徳山の山頂部は岩場で鎖場もあるようですから、天気がよければ展望絶佳。すばらしい山になるだろうと楽しみです。
●乾徳山から先も登りで、標高2,231mの黒金山が2.5km地点となります。この部分は標高2,000m級の稜線歩きですから、秋らしい風が吹いていることと思います。黒金山からは金峰山方面の展望もあるようですから、これもまた楽しみです。
●黒金山を今回の主峰と見ると、乾徳山からの登りと対称的な下りが約4.5km地点の2,021m峰までです。下りですから1時間半程度でしょうが、稜線で小さなアップダウンがありますからここに登りの2時間前後かかってしまうと、最終バスに間に合わせようか、あきらめようか、ちょっと悩むところです。
●最後の下りは、西沢渓谷の軌道跡の黒金山登山口が約6.5km地点ですから、区間距離が約2km、標高差が650mという「1時間モデル」2個分の、かなり急な下りです。登りで2時間、下りなら1時間半という見積もりをしています。
●そして最後、軌道跡を渓谷入口バス停に向かって1時間半。観光客とまぜこぜでの歩きになるかもしれません。


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