雲取山――1998.5.20-21(水木)
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◆雲取山
●1998.5.20-21(水+木)実施
●JR青梅線・奥多摩駅から
●1日目――登り20ポイント+トラバース25ポイント――合計45ポイント
●2日目――登り30ポイント+下り33ポイント+林道2時間――合計63ポイント+林道2時間
●朝日カルチャーセンター千葉で実施――ヘビーウエイト
●公開講座というかたちの入門編で、19人が参加。奥多摩駅のタクシーは最大3台しか動かないので西東京バスのチャーター便にしたが、丹波までの貸し切り料金が53,000円とのことで、ひとり2,500円あまりになった。路線バス料金なら980円、中型タクシーに5人乗車でひとり約1,300円ほど。立川→奥多摩の620円、青梅→奥多摩の290円を含めて、立川か青梅からマイクロバスできたほうがよかったと反省。あるいは路線バスの時刻に合わせて計画をつくり、臨時便を出してもらうという方法を考えるべきだった。20人を越える団体の場合にはいざというときに使えるタクシー台数をあらかじめ考えておかなければいけないと悟った。
●丹波からサオラ峠を越えて三条の湯に至るほぼ水平のトラバース道は緑濃く、辺境の趣もあって、たいへんすばらしかった。後山林道を歩くよりはずっと楽しい。
●第1日
1145_丹波を出発――→登り8ポイント
1230-40_標高900m付近――→登り6ポイント
1320-50_標高1,150m付近――→登り6ポイント
1435-50_サオラ峠――→トラバース25ポイント
1705_三条の湯
●第2日
0400_三条の湯を出発――→登り8ポイント
0430-40_標高1,300m付近――→登り4ポイント
0500-15_標高1,450m付近――→登り10ポイント
0640-0710_三条ダルミ――→登り8ポイント
0750-0930_雲取山――→下り3ポイント
0955_小雲取山――→下り13ポイント
1055-1105_標高1,550m付近――→下り5ポイント
1130-45_標高1,350m付近――→下り9ポイント
1240-1310_標高1,000m付近――→下り3ポイント
1325_日原林道――→林道約2時間
1520_日原鍾乳洞バス停(茶店で休憩_1620始発のバスに乗車)
◆費用の目安【結果】
●奥多摩駅→丹波_バスチャーター53,000円/21人で約2,500円
◆テーマ
●奥多摩の最高峰・雲取山をいちばん軽く登って、軽く下りるルートを選んでいます。丹波の三條の湯に泊まれば、そこはすでに標高1,100mの世界。翌朝は暗いうちに出ます。
●標高差1,000m弱を4時間かけてゆっくりと登ります。おそらく雲取山はまだ朝のうち。天気にもよりますが、もし悪天候でも立派な避難小屋がありますから、ゆっくりと休みたいと思います。
●下りは小雲取山のところから富田新道を日原川へと下ります。こちらも奥多摩側。最終的には出発点の奥多摩駅へと戻ります。
●軽い山のように見えますが、前後に長いアプローチルートがありますから、歩く歩数はかなりのものになるはずです。
●行きは三條の湯まで後山林道を約3時間歩くつもりでしたが、山小屋の人がすすめるサオラ峠越えの山道を歩きます。丹波が登山口なので、バスではなくタクシーを使います。交通費がちょっと割高になりますが、得るものは大きいと思います。
◆集合
5月20日(水)07:55――JR東京駅中央線ホーム
*下記の電車の前方2両目に集結
◆往路
0800東京始発(快速豊田行き)→0814新宿→0843西国分寺→0849立川→0854立川始発(奥多摩行き)→1002奥多摩着
*タクシーで丹波へ
◆往路参考
●総武線快速
0627姉崎→0650千葉→0734東京(逗子行き)、0638佐倉→0656千葉→0739東京(東京行き)、0615上総一宮→0700千葉→0743東京(久里浜行き)、0704千葉→0708稲毛→0715津田沼→0719船橋→0727市川→0747東京(東京行き)
●京葉線
0617君津→0700蘇我→0707稲毛海岸→0709検見川浜→0713海浜幕張→0743東京(快速)、0638君津→0714蘇我→0746東京(通勤快速)
●武蔵野線
0723西船橋→0740新松戸→0840西国分寺(府中本町行き)
◆行動
●第1日
1100ごろ_丹波を出発――昼食休憩を含めて
1400ごろ_サオラ峠
1700ごろ_三条の湯
●第2日
0300ごろ_起床
0400ごろ_出発――朝食を小分けに食べながら
0900ごろ_雲取山――(天気にもよりますが)たっぷりと休憩
1100ごろ_頂上出発
1500ごろ_富田新道登山口(日原川林道)
1700ごろ_日原鍾乳洞バス停
*たぶんタクシーで奥多摩駅へ
◆帰路参考
●奥多摩駅行きバス――1620日原鍾乳洞→1625東日原→1653奥多摩駅、1814東日原→1842奥多摩駅、1928東日原→1955奥多摩駅
◆費用の目安
●奥多摩・秋川自由乗車券(2日間有効)が割安です。東京駅から1,770円で、横浜からだと2,100円と時刻表にあります。千葉駅で聞いてみて下さい。
●タクシー_奥多摩駅→丹波_1台約6,500円――バスだと1人980円のところです
●宿泊_夕食のみ_約6,000円
●タクシー_日原鍾乳洞→奥多摩駅_約3,000円――バスだと450円
◆電話
●京王タクシー奥多摩営業所_0428-83-2158(3台)
●三条の湯_0428-88-0616
●麻葉の湯_三河屋旅館_奥多摩駅近く_0428-83-2027_入浴600円?
◆持ち物
★食べ物――行動食型昼食2食+行動食型朝食1食+おやつ兼予備食。
★飲み物――水筒+予備の飲み物。――水分は合計1リットル以上持ちましょう。
★山小屋の夜にはポケットライトが必要です。
★防寒着はセーター(フリース)1枚は必要ですが、それ以上は不要です。夜に寒いという場合の非常用として貼るタイプのカイロを数枚持つと安心です。
●足ごしらえ――運動靴など
●行動着――ドライタイプの登山用Tシャツ+長ズボン+長袖シャツ
●雨具――折りたたみ傘(ゴアテックスレインスーツ)
●小物――地図(送付されたオリエンテーションレターなど)+健康保険証(コピー)+時計+ポケットライト
●ザック――何でも可
◆行動上のこまかな注意
●三條の湯は山小屋ですから浴衣などは出ませんし、用意する必要もありません。着たまま寝るというのが山小屋の原則ですから、はじめての人は夜用の余分な服をお持ちにならないように。スウェットシャツなども不要です。またやたらと着替えをお持ちにならないように。
●温泉には入れますが、環境保全のために石鹸、シャンプーは使用できません。
●2日目は起きてから出発までになにか一口食べて下さい。雲取山までの登りに長めの休憩を何回かとりますから、その間にすこしずつ分けて食べます。したがって、パン系、和菓子系、せんべい系などいろいろ考えてみてください。
●雲取山山頂で火を起こします。水を熱湯にすることができますから、カップラーメンやスープ、味噌汁、レトルトご飯など、お湯があれば食べられるものを予定されてけっこうです。またお茶やコーヒーなどもお好みにあわせてどうぞ。みなさんの水を鍋で熱くして、それを自分の分だけとっていただくという方式です。おいしいお茶などいいですよ。その場合はカップも必要かと思います。
●山小屋経験の少ない方も、あまり心配せずにご参加下さい。すいているはずですから、いろんな工夫ができるはずです。
◆ルートシミュレーション
★地図は国土地理院1:25,000地形図、甲府1号-2(くもとりやま)、甲府2号-1(たば)を原寸で使用しています。
★シミュレーションマップ上の○印は予定したルートが太い等高線(50m)を横切る地点を中心にした半径50mの円。数字は100m単位の標高。◇印は山頂から山裾に向かって地図上で計った距離。ごくラフな計り方で500mごとに印をつけている。一番簡単な見方は○印と◇印をどちらも1個7.5分(2個で15分、8個で1時間)と概算する方法。
●丹波行きのバスの時間がうまく合わないのでタクシーで行きますが、標高650m弱の丹波から1,400mのサオラ峠を越えます。標高差800m弱のひと山を登れば、あとは標高1,100mの三條の湯までほとんど水平基調。新緑の山の道をのんびりと歩きたいと思います。ちなみに地図上で「6km/950m」あたりにある青い▲印は後山林道の終点です。今回は関係ありません。
●さて、第2日目ですが、このルートシミュレーションによって、あんがい軽い山だということがわかります。標高1,100mほどの三条の湯から雲取山までの標高差は約900m。しかも急斜面は分散しています。時間はかかっても負荷は小さいという道です。ですから、そういう歩きを心がけたいと思います。
●下りは、標高1,700mあたりまではふつうの尾根道。そこから下の急傾斜がどうなっているのか楽しみです。いずれにしても、おつりがくるぐらい、たっぷりと時間をとっていますから、大丈夫です。
●もっとも、この地図には載っていない部分、日原川林道に出てから2時間は歩くと思います。これがこたえるかもしれませんので、最後に林道歩きがあるということをお忘れにならないように。
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