大菩薩峠――1998.10.20(火)


◆ここをクリックするとこの山行の写真ページが開きます


■東急セミナーBE・初めての山歩き
◆大菩薩峠
◆中央本線方面
1998.10.20(火)実施

◆集合
10月20日(火)09:20
JR新宿駅該当ホーム(たぶん中央線快速ホーム)
後方2両目(特急かいじ2号車)乗車口

0930新宿発特急かいじ103号甲府行きに乗車します。
切符は緑の窓口で「かいじきっぷ」をお買い求め下さい。

◆テーマ
●中里介山の小説で有名というだけで、ほとんどの人は読んでいない「大菩薩峠」の舞台です。
●じつは峠の上の雷岩のあたりから美しい富士山が見られます。富士山の北に、三ツ峠があり、雁ヶ腹摺山があり、この大菩薩峠があり、雲取山があります。徐々に遠くなるのですが、遠くなればなったで、周囲の山並みを巻き込んで、富士山はさらに美しくそびえている……はずです。
●ここを、標高1,700mの山小屋・福ちゃん荘から標高2,067mの大菩薩嶺まで、私のいう「1時間モデル」およそ1個分のきちんとした登りがあります。
●あとは基本的に下り道で、大菩薩峠経由で福ちゃん荘まで戻ります。
●帰りがけに入浴と軽い食事ができます。利用する塩山タクシーの運転手はみな登山客を上得意としていて、季節のくだものなども欲しいといえば顔見知りの農家へ案内してくれます。

◆往路
0930=新宿(特急かいじ103号甲府行き)
1059=塩山
*タクシーで登山口(福ちゃん荘)へ

◆行動
1200ごろ=登山開始
1330ごろ=大菩薩嶺
1430ごろ=大菩薩峠
1530ごろ=福ちゃん荘
1630ごろ=塩山市内
*時間のある人は買い物、入浴、食事など

◆費用の目安
JR=かいじきっぷ 4,180円
*東京都区内から塩山(〜甲府〜竜王)までの自由席往復割引切符。乗車券も含めてなので非常に割安だが、特急あずさには乗れないので、帰路の時間に要注意。
タクシー=塩山駅→福ちゃん荘 約6,000円
タクシー=福ちゃん荘→塩山市内 約6,000円

◆帰路
●特急かいじ(塩山→新宿)
1443→1607(かいじ112号)
1740→1906(かいじ116号)
1913→2036(かいじ118号)
1043→2207(かいじ120号)

◆電話
●タクシー(塩山駅)
塩山タクシー=0553-32-3200
●入浴
笛吹川温泉=0553-32-0011=700円=0900-2100=水曜定休
牧の湯=0553-35-4126=500円=1000-2000=月曜定休=牧丘町営

◆持ち物
★食べ物・飲み物――水筒+行動食型昼食+おやつ。
●足ごしらえ――運動靴など
●行動着――ドライタイプの登山用Tシャツ+長ズボン+長袖シャツ
●雨具――折りたたみ傘
●小物――地図(送付されたオリエンテーションレターなど)+時計
●あると便利な小物――カメラ+双眼鏡
●ザック――何でも可

◆ルートシミュレーション
*地図は国土地理院1:25,000地形図、甲府2号-4(だいぼさつとうげ)を原寸で使用しています。
*シミュレーションマップ上の○印は予定したルートが太い等高線(50m)を横切る地点を中心にした半径100mの円。数字は100m単位の標高。
*◇印は山頂から山裾に向かって地図上で計った距離。ごくラフな計り方で500mごとに印をつけています。
*一番簡単な見方は○印と◇印をどちらも1個7.5分(2個で15分、8個で1時間)と概算する方法。
●今回の最高地点の大菩薩嶺からスタート地点の福ちゃん荘までの距離を大まかに測ると約1.7km。標高差は約350mです。この唐松尾根をゆっくりと登ることで、日本の登山道の標準であると私が主張する登山道の「1時間モデル」の感じをつかむことができるはずです。これに関しては教室で説明しますが、現地では登りの歩き方をきちんとやります。
●下りは唐松尾根の標高1,900m地点をつまんで大菩薩峠のところまで引っ張ったような道です。尾根をゆったりと下る小1時間と、山の斜面を緩やかに下りながら斜めにトラバースする、これも小1時間の道です。まっすぐ下るということと、斜めに下るということをはっきりと体験できます。
●福ちゃん荘から大菩薩嶺と大菩薩峠をつなぐ三角形の山歩きはミニサイズながら、基本的な要素をそろえています。しかもピークは2,000m級。すでに秋も深まっています。


★トップページに戻ります