山川 和子さんのポイントゲット・レポート「1.28-29蔵王・かんじき初体験記」
………2006.2.7


■2006.2.7――山川 和子さんからのポイントゲット・レポート
■かんじき初体験記(06.1.28〜29 蔵王にて)

今回初めて輪かんじきをつけて蔵王の樹氷を歩いてきました。
前回スノーシューの時と比べて見ることになりました。
蔵王の観光協会で500円でお借りすることができ、つけ方の説明も一応伺いました。
さーゲレンデを目指して出発!
スノーシューほど大きくなく又金属の尖った歯もないのでロープウエイやゴンドラに乗る時に混み合っていても他の人を気にせず手で持って乗り込むことができます。日曜のせいでしょうか かなりの人でラッシュ並みです。
乗り換えたゴンドラで隣になったスノボーの若い男の子が「これで下まで今日中に下りられるの?」と話しかけてきました。「ウン楽勝よ!」とニッコリの私、すると「あなたの顔 覚えておきますね」ですって・・・なんか余計な心配をさせてしまったようです。
青空の樹氷高原に降り立ちました。前回よりお地蔵様が肩まで深く雪にうまっていました前にあった賽銭箱も雪の中かな?見当たりません。今年はほんと雪が深いようです。
ひとやすみのあと、いよいよかんじきの登場です。かんじきと靴をロープでくくり着けるのですがなにせ初めてのこと地蔵山頂を目指し歩き始めてすぐにロープが緩み脱げてしまいました。かんじき中央の靴が雪を踏んだときに沈むとかんじきの輪が極端に言うとつぼまり小さくなった分ロープが緩むのだと合点しました。靴に掛けたロープを自分の靴で踏んで居るロープに潜らせて二度結ぶとそれからは再び脱げたりしませんでした。快調でした。フカフカの雪で段差のある所も何度か足を上下に動かすとクリアできました。でもだいぶ大きな穴を開けて進むこととなりましたが・・・・
二人目まではなんなく通過した樹氷のすぐ脇で私だけはズボッと深く潜るのです。残念!
「やまちゃんがおちたからそっちは行かないでこっちへ行こう」なんて声が後ろから聞こえてくる中しばらく雪の中で一人でもがいてやっと脱出、もう汗だくでした。このときはかんじきで雪を蹴飛ばしたのです。かなり大きく穴を広げて前に進もうと思ったのですが木の幹が有りくぐれなかったのであともどりをせざるをえなかったのでした。このような時もスノーシューだとその上に載った雪がかなり重く脱出するのにもっと時間を要することになりました。かんじきはわっかだけなので雪が乗らず軽くて楽でした。
ロープウエイのすぐ下、樹氷の中でお茶休憩をしました。その後ゲレンデをよこぎって昼食後いよいよ本日のメインです。すごい急斜面です。「一歩、一歩 足を滑らさずに止めるように下れ!」とコーチの声がかかりました。慎重に足を前に下ろします。急斜面なので一歩出すとかんじきの下はまるで小さな雪崩のようです。雪と一緒に流れるように落ちてゆくのです。でも恐怖心はまったくないのです。かんじきの両端の5センチほどの木の歯が良い仕事をしてくれるのです。それと靴の踵がストッパーになってくれました。無事に下の駐車場に全員でもどり私のかんじき初体験は幕となりました。蔵王の雪はやはりかんじきと相性がよいそうです。体験できて楽しい一日となりありがとうございました。


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