国木田 之彦さんから「靴には苦労しています」
………2006.10.5


■2006.10.5――国木田 之彦さんからポイントゲットレポート「靴には苦労しています」
●伊藤 コーチ
●いつもお世話様です。
●後期山行申し込みます。
●コーチのウォーキングシューズの話を読んで「靴の苦労」をかいてみました。

■靴には苦労しています
06.10.5
国木田之彦  
●山歩きを始めて3年。靴には最初から苦労しています。
●足がおかしいと感じたのもそのころです。左足の親指にしびれたような痛いような違和感があったのです。ふだん履いている靴が合っていないと思いました。靴が悪いとおもいサイズを大きくしても同じ症状が出てくるのです。よくよく足を眺めてみると左足の親指の付け根がふくらんでいるのです。近所の整形外科のドクターは外反母趾です。骨をけずるしかありません。との診断でした。

◆(1)03年夏。最初に選んだ靴。アシックス G−TREKKING−LO
●コーチの説に従いスニーカータイプにしました。軽登山靴をそのままスニーカースタイルにしたような形です。靴底が硬く、地面の感触が足裏に伝わってくるということもありません。塔ノ岳まで3時間登り1時間ほど下り足がくたびれてくると足首がガクッと捻挫しそうになります。
●普段26.0cmの靴をはいているので26.5にしましたがやはり痛く27.0にはきかえました。
●[評価]よくなかった。5段階の2点。この靴のコンセプト不明。

◆(2)04年春。二足目の靴。アシックス G−TREKKING−HI
●最初の靴をそのまま軽登山靴にしたタイプが発売されたのでさっそく購入。サイズも27.0。幅は3E。甲が布製なのでだんだんゆるくなり足がおよいでいるというか動いているというか不安定なかんじである。50回ほどはきゴアテックスの効果もなくなり05年夏買換え。
●軽く涼しく冬以外OK。
●[評価]まずまず合格。4点。

◆(3)05年冬。冬用の皮製軽登山靴。シリオ P.F.552−GTX
●冬の北八ヶ岳にも(2)の布製軽登山靴を使っていましたがやはり皮製を購入。27.0.3E+。
外反母趾がすすみ親指付け根のデッパリが大きくなってきたのか登りはまだしも下りは足が痛くたえられない。ほとんどはかなかった。

◆(4)06年冬。もう一度。シリオ P.F.552−GTX
●27.5を購入。3E+。大きいけれど紐をきつく結ぶ。
●[評価]いい靴です。5点。

◆(5)06年春。トレイルシューズ。アシックス G−TREKKING SD−MT
●山小屋のスタッフや講習会の先生は我々のような軽登山靴をはいていません。ローカットのトレイルシューズです。そこでいろいろ試しましたがスマートにできていてどれもきつい。
●今春アシックスから新製品が出たので購入。27.0.布製なので足になじんでくるかと思ったが下りではやはり痛い。しかたなくもう一足27.5を購入。ローカットで足首もスムーズにのびる。くるぶしに少しかかっているので左右の動きは安定している。靴底は柔らかくなっているが石の凸凹を感じ取れるほどではない。靴底が平らで地面の角ばったところに引っかからずすべりやすい。
●[評価]いい靴です。5点。

●あまり神経質にならなければ(2)の軽登山靴で間に合ってたのです。
●沢靴は秀山荘製がゆったりしています。キャラバン製はきつめです。
●岩用のクライミングシューズはきついものをはくのが基本なので初めからあきらめています。(5)のトレイルシューズでもクライミングボードは登れます。
●中西さんにご紹介した井口先生には足を診てもらったことがあるのです。まさしく外反母趾ではあるが軽度のものです。骨をけずる方法もあるがそこまですることもない。大きすぎないちょうどいい靴をはき親指付け根のでっぱり部分の革をふくらませばいい。どんどん山登りを楽しんでください。ということでした。
●神経質になるから苦労するのでラフにやればそれで済むことかもしれません。


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