コーチから「トレーニング法」について
………2006.10.26


■2006.10.26――コーチから「トレーニング法」について
●朝日カルチャーセンター千葉の講座に後藤さんという(比較的)若い開業医の先生が参加されています。患者さんのためなのか、ご自身のためなのかわかりませんが、山歩きに参加しながら、医者としていろんなことを考えているようなのです。
●つい先日、石裂山(おざくさん)の帰り、新鹿沼駅で(伊藤の計画書のミスで)東武特急を逃してしまい、次の区間急行を待つ間、最近見つけたというベストトレーニングの話をしていました。
●縄跳びなのだそうです。平地のウォーキングより、垂直に荷重のかかる山歩きが老化予防に効果的だという後藤理論の延長線上に見つけたのが縄跳びだそうなのです。
●からだの上下動を軽々と受け止める足の力がある限り、歩く力は維持できるというところにその根拠があるようです。
●そういわれれば、そう。私が主張する「片足できちんと立つ」ということを、平地で維持するとすれば、縄跳びはたしかに効果的な運動かと思います。どうかお試し下さい。
●一方、私は私で、この半年ほど、自転車の乗り方ですすめたいものを考えてきました。
●ママチャリです。もし、変速ギアのついているママチャリなら、いちばん遅いギアで走ってみてください。
●遅いギアではペダルを速く回さなければなりません。ただ速く回すのではなくて、20回ぐらいでいいですから、最高回転まで爆発的に漕いでみてください。
●たいしたスピードでもないのにシャカリキにペダルを踏んでいるのはカッコウ悪いかもしれませんが、私の妻の場合は最初、回転を上げることができませんでした。
●つまりあんまりスピードを上げずに、回転だけを上げるという機敏性をみていただきたいのです。
●20回踏んだ後、しばらく惰性で走ります。そしてまた20回。……たちまち息も切れるし、筋肉も張ってきます。その緊張がからだにいい刺激を与えるのではないかと思います。
●以前、マウンテンバイクで山手線内の移動をほとんどこなしていた頃には、車道で、車と競争するような気持ちでないとトップスピードを体験できませんでした。
●あえて低速用(じつは高トルク用というべきなのですが)のギアで高回転運転をすることで、からだになかなか刺激的な緊張を与えることができます。
●ママチャリは椅子に座ったような姿勢のまま漕ぎますが、それがまたいいのです。姿勢正しくすわったまま、膝から下だけを限界まで高回転にしていくと、最初の20回転でその効果がわかります。


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