2007.9.28_山川 和子――ワンポイントレポート「南アルプス光岳にて」


■2007.9.28_山川 和子――ワンポイントレポート「南アルプス光岳にて」

伊藤幸司様
 光岳ではお世話になりました。ありがとうございました。
 2001年に赤石・荒川岳を4泊5日に参加させていただき 尾根上で心地よい風と共に2時間も360度の絶景に身を置き至福の時を過ごせたことが忘れがたく 雄大でふところの深い南アルプスの自然に満ちた山歩きが楽しめるのではと 今回また長いコースは承知の上で参加させていただきました。
 民宿から登山口までの林道は結構長かったけど途中木々の間から見えた段々畑の里はなんだかとても静かでゆったりとした時間が感じられつい人の営みに思いを馳せてしまいました。逆光のせいでしょうか神々しいまでに美しい里山に見えました。山ノ神さま、水ノ神さまに無事を願って易老渡から歩きはじめたのは7時少し前でした。
 原生林の細いジグザグ道を進み面平に到着 ヒノキが立派でした。天に向かってまっすぐ立っていました。ずっと樹林帯で視界がないのでちょっとした広場に出られた時の休憩は 花あり風あり展望あり 嬉しい時間でした。 ここまで登山口から4時間弱経過 そして間もなく易老岳に着いたのですが ここも展望はなしです。 
 ツガ シラビソなどの原生林を三吉平 静高平 と進みセンジガ原では木道の向こうに今日の小屋が見えてきました。倒木をくぐったりまたいだりと もうかなり疲れていましたが、水場を横目で見て小屋を目指しました。
 3時10分に光小屋に到着 綺麗な二階建ての小屋です 二階へは外階段を使い出入りするので梯子利用より楽です。小休憩の後光岳山頂へ向かいました。白くて大きな岩の頂上に立ちました。ヤッター感激の瞬間です。この岩が光って見えるからテカリ岳なんだと合点しました。 
 小屋前でのなべは野菜がたくさん入っていました。白菜、椎茸、えのき、エリンギ、豆腐、肉、〆はうどん、かぼすのたれがいい香りです 重い食材を担ぎ上げていただき感謝して美味しくいだきました。この時富士山の夕焼空が燃えるようにきれいだったのを忘れられません。それはもう真っ赤に染まっていました。
 食べてすぐ就寝だったせいか 周りの寝息や合唱団のせいか今夜は目が冴えて眠れない 私が眠れないなんてとあせるのですが生あくびばかりでぜんぜん眠気がこない こんなのは初めてでした。 
 翌日の下り イザルガ岳に寄ってから行こうということになりました 木々が風で曲がりくねったりしていて盆栽のようです まるで天空の日本庭園です。
 歩き始め膝は快調で問題なかった でも易老岳辺りから痛くなってきていた これからがきつい下りなのに食事も美味しく感じられない。でもしゃりバテだけにはなりたくないのでお茶漬けにして無理に流し込んだ。
 面平までジグザグの下りをだましだまし歩いていると膝の痛みはなんとか遠のいたが太腿とふくらはぎがもう限界で疲労が溜まりすぎてパンパンの状態、膝はガクガクと小刻みに震えてしまう かなりのペースダウンなのに額からは大粒の汗が滲みやがてしたたり落ちる。
 でもなるべく膝のクッシヨンを使い足の着地はソフトにと自分でも気をつけていたので今日は膝より太ももとふくらはぎのほうが疲れていてスピードがぜんぜん出せない。下りで転ぶのだけは避けたいので1歩1歩丁寧に歩くことだけ気をつけた。山間で熊の害よけのテープを木々の間に張る仕事をしている人のすぐ下に白いガードレールが見えた時はホッとした。
 橋を渡ってやっと下山 13時15分でした コーチ 皆さんありがとうございました。
 山ノ神 水ノ神にもお礼参りさせていただけました
 そしてそのあと風呂にも入り 飯田市内で川本喜八郎さんの三国志の懐かしくすばらしい人形たちに25年ぶりに会えたのでした 人形の手や唇にも触れることもできて楽しかったのはいうまでもありませんでした。あの学芸員さん人形に惚れ込んでいる感じで解説が熱かったのが印象的でした 時間があまり無かったのだけが少し心残りでしたが・・・・
 人形のあと、「會」の蕎麦は たれがおいしかった。ザアザア降りと雷を土産に新宿行きのバスは大分遅れて出発したのでした。


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