2007.10.22_齊藤 紀久子――ワンポイントレポート「コーチのアドバイス」
■2007.10.22_齊藤 紀久子――ワンポイントレポート「コーチのアドバイス」
伊藤コーチ殿 。
いただいたメッセージを何度も読み返し、ここ数日アレコレ考えを巡らしてきました。 が、その前に、チョットしたエピソードを披露させていただいても良いでしょうか。
それは、78歳で 「初めての山歩き」 を体験した男性のことです。 実は私の夫です。
思い起こせば13年前、「なんかのハズミ」で伊藤コーチの「運動靴でも歩ける山歩き」と銘打った講習に参加したのをキッカケに、私は山歩きに夢中になっていきました。
そんな私を夫は「何を突拍子もないことを・・・」「どうせ続くわけがない・・・」と実に冷ややかな目でみていました。ですから私は山行の度にコソコソと出掛け、コソコソと帰宅していたのです。(本当ですよ)
所が最近様子が変わってきたのです。その辺の経緯は省きますが、結果この夏彼は、初めて山を歩いたのです(正確には幼い頃の高尾山以来)。
山といっても「高峰温泉」のお庭のような高峰山ですが、大雨の中でしたからそれなりの厳しさがありました。
もうコリゴリかと感想を求めると「今度は晴れた日にしてくれ」とのことでした。
何故長々「ワタクシごと」を連ねたかと申しますと、ひょんなことから拡がった私の山や森の世界が、頑なだった夫の心にも少しづつ拡がりつつあることをお知らせしたかったからです。
自然が与える癒しの大きさは、計り知れないものがあると改めて感じます。
そこで、以前「古希からの山歩き」のレポートにも書きましたが、今後は、まさしく、コーチの言われる『不得手な領域では無理をせず、大きな意味での安全を優先させる方向』での山歩きを、あえて目指すつもりです。
確かに少々逃げ腰の感はありますが、何といっても、何度も言いますがもう「古希」なんですし「命あっての物種」というじゃありませんか。
ともあれ、「細く長く」山歩きが「愉しめる」(これが大事)ために、コーチの『山歩きの間隔をを開けるのは一番もったいない』とのアドバイスを肝に銘じ「しなやかに、されどしたたかに」自然とのお付き合いを続けていきたいと思っています。
★【コーチから】
●2007.10.17の齊藤 紀久子さんの「大快晴の至仏山」に加えた私の意見を読み返しました。
●文脈からみて、その反論であり、独立宣言のようですね。
●負け惜しみを含めてですが、了解させていただきます。
●……というときに、じつは齊藤さんのようなOB、OGをゆるやかに引き留める構造が糸の会にはうまくつくれていませんし、それがなかなかむずかしいのです。糸の会はあくまでも「現役(とくに初心者)を対象とする講習会」としておきたいという(いくぶんかたくなな)姿勢を私の方では堅持しています。(糸の会の危機管理に関する重要な問題がそこに絡んでくるとも考えているからです)
●「d」と「e」がそういう境界領域に設けられているわけですが、境界が明確ということではありません。というより、ブレが大きいという問題が残っています。
●齊藤さん以外にも、同様の問題がないわけではないのですが、私はそういうときには「あくまでも入門編」という方向に向き直ります。ときおり古巣を冷やかしに参加してくれる、ということだととりあえずうれしいのですが。
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