2008.3.28_市野 武――ワンポイントレポート「2008年度スタートを前に」


■2008.3.28――市野 武さんから「2008年度スタートを前に」(長文ということでワンポイントレポート)
 2008年もほぼ3ヶ月を過ぎてしまいました。まだ今年に入ってからはまだ一度も山らしきところに行っていません。
 先日、山ではありませんが2ヶ月ぶりに鉄道博物館に行ってきました。開館から5ヶ月経過し、平日にもかかわらずかなりの入館者で混雑していました。
 館内にある日本食堂は30分待の混雑でした。一階の実車展示は何度見てもワクワクします。スペースはかなり広いですが、実車の展示をもっと増やして一階部分は全て実車で埋め尽くしてもらいたいぐらいです。全体に暗めの照明のため写真撮影には苦労します。三脚を立てられる雰囲気ではないし、ストロボ発光では立体感が出ません。人が多いので車両のみを撮影するということができません。
 鉄道博物館は展示物もさることながら、屋上の景観がちょっとした見ものになっています。すぐ脇に新幹線の線路(左側)と在来線の線路(右側)が通っています。とくに新幹線は至近距離で、大宮駅のすぐ近くと言うこともあり、東北、上越、長野、秋田、山形の各種新幹線が次々に走り抜けます。はやて、こまち、やまびこ、なすの、つばさ、とき、たにがわ、あさま...。これは鉄道ファンでなくても興奮するのでは?
 山とは関係ない鉄道の話を少し。自分の場合は遠くの山に出掛ける時は当然山を歩くことが主目的としても、往復の列車や現地で乗るローカル線も目的のひとつです。往復はできる限り別のルートを使います。いわゆる「鉄ちゃん」とか「鉄道マニア」というほどではありませんが、鉄道に乗る時は気分がかなり高揚
します。往復とも新幹線ということは基本的にしません。3月14日で廃止された「銀河」には乗りそこねてしまいましたが、長男が3月6日にプラチナ・チケットを入手して乗ってきました(少し悔しい!)。
 銀河の廃止により、気軽に乗れる西に向かう寝台列車がますます減ってしまいました。青春18きっぷ愛好者御用達で、懐にやさしい快速「ムーンライトながら」は指定券が確保しにくい自分にとっては山に行くのには少し方角違いな気がします。
 東北方面には、かつて「はくつる」「ゆうづる」「出羽」「鳥海」「あけぼの」「おが」「十和田」「八甲田」などの夜行列車が走っていました。現在首都圏から北へ向かう夜行列車は「カシオペア」「北斗星」「あけぼの」の3本ですが、「カシオペア」「北斗星」は北東北には停車しないので、東北の山を目指すとき使えるのは現在「あけぼの」だけ。最早夜行列車は絶滅危惧種の感があります。
 「あけぼの」は本来奥羽線経由だったものを秋田新幹線開通後に羽越線まわりに変更された列車であり、その際「出羽」を統合して羽越線に残っていた「鳥海」は廃止されてしまいました。羽越線を走る夜行列車としては「あけぼの」の愛称は適切ではありません。「鳥海」こそがふさわしいでしょう。最初に「鉄博」に行った時にショップで見かけた「鳥海」のキーホルダーは今回品切れしたのか見つかりませんでした。これも幻になってしまうのか?
 ところで、今年度の予定を拝見しました。今回は「定番」が多めでサプライズはあまりないようですが、「ン?」と思ったのは「富士見山」でした。一見ありそうで実はほとんどない名前の渋めの山ですが、実は昨年4月に行ってみようかと考えた山です。場所的にも富士山を見るには期待できそうな山と思われました。しかしアプローチが不便で行き帰りともタクシーを使わねばならず、そこまでして行くほどの山か? とも思われて行くのをやめて、身延山に変更したという経緯があります。
 久遠寺の桜も見てみたいと言うこともあっての変更でしたが、身延山もロープウエイを使わずに登ればそれなりに楽しめます。本堂直下にかなり手強い急階段もあります。この階段を一気に登りきれればかなりの健脚でしょう。本堂から奥の院への登山道(というより参道)は誰も歩いていません(この時期ロープウェイは満員です)。登りは表参道、下りは裏参道を歩けば充分歩き甲斐があります。山頂西側の展望台からは富士見山も間近に見えます。
 けれども、この付近(身延線)周辺で一番楽しめる山といったら七面山(1989m)で決まりです。表参道の登山口から標高差1500m以上ありますが、ここも敬慎院(約1720m)をめざす信者が通る参道なので歩きやすくなっています。一見普通のおじさん、おばさんにしか見えない人が登っています。信者ですから意識は当然高いですが。登山経験者ならガンバレば日帰りも可能ですが、七面山に登るなら敬慎院での宿泊がお奨めです。自分は神や仏の類は一切信じていませんが、敬慎院での宿泊は山小屋とは一味も二味も違った体験ができます。春夏のお彼岸時には更に盛り上がります。昨年秋分の日の少し後、9月27、28日通算三度目の七面山に出かけました(一度目日帰り、2度目敬慎院宿泊のみ)。この時は表参道羽衣登山口〜敬慎院泊〜七面山〜希望峰〜八紘嶺〜梅ヶ島温泉までの縦走でした。天候に恵まれかなり満足度の高い2日間でありました。このコース糸の会でも是非検討してみてください。敬慎院は信者でなくても2食付5200円で泊まれます。寒い時期には精神的に軟弱な人間にとっては厳しいノルマがありますが...。まあ行って見ればわかります。
 今年度も「特別会員」への登録になりそうです。月一どころか今年も年一程度の参加でしょう。休みの曜日がどうにも合いません(直前の飛び入り参加はあるかも)。昨年は結局、白神岳への変則参加のみに終わりました。相変わらず今年もマイペースで行きます。
 そこで、以下のURLに白神岳参加時の写真を置いておきました。
http://picasaweb.google.co.jp/BN1588
白神岳参加後の単独行動(国見温泉〜秋田駒〜乳頭山〜孫六温泉)の写真の一部(途中でバッテリー切れ)と七面山の写真もおまけで置いておきます。白神岳と秋田駒の写真はExifに位置情報を入れてありますので「Google Map」で撮影位置が確認できます。アルバムのサムネイルが表示されている画面上の「マップ表示」をクリックするか、画面左下の地図の下にある「マップの表示」をクリックしてみてください。地図が表示されたら地図の左上のスライドバーの+印をクリックすると地図が拡大されます。地図をマウスでドラッグするか、矢印(→↑←↓)をクリックすることで表示位置を移動できます。パソコンに「GoogleEarth」がインストールされていればGoogle Earth の画面でも表示できます。七面山の写真は容量の関係で1600×1200にサイズを縮小していま
す。位置情報も入れていません。写真の人物には特にモザイクなどはかけてありませんので肖像権などの問題が発生する可能性がありますが、画像検索には引っかからないように設定してあります。とりあえず1ヶ月位は見られるようにしておきますが、問題があれば直ちに非公開にしたいと思います。写真共有スペース
は各カメラメーカーが主宰するほか、無料で使える共有スペースが 
http://www.kooss.com/album/    
で紹介されていますが、 picasa web が一番使い勝手が良いように思います。
 またまた長文になってしまいました。本年度もよろしくお願いいたします。


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