2008.5.30_矢野 博子――ワンポイントレポート「5c笹尾根」


■2008.5.30――矢野 博子さんから「5c笹尾根」レポート
”まさにこれぞ五月晴れ”という恵まれた天気の下 笹尾根を生藤山から陣馬山まで歩いた。
 陣馬山は よく話に出るので一度登って見たいと思っていた。
 そろそろ出現するであろう”虫”対策を皆でして(何故か今回は 皆で丸い虫除けパッチを帽子やらに貼り付けた) 
 石盾尾神社前を予定通り9時半出発。
 今回は私の高校時代の親友のMさんも北海道から初ゲスト参加。彼女は高校生の時からの山岳部員。そんな彼女も今シーズン初めての山歩きとのことで”大丈夫かしら?”などどカワイイことを行きのタクシーの中で言うので 今シーズン?と疑問に思ったら 北海道では5月ぐらいまで山歩きは積雪のためあまりしないとか。
 久しぶりにCに参加のOさん、Kさんも加わり賑やかな道中 やはり この二人は Cの大事なムードメーカー。
 途中 凛としたフタリシズカが迎えてくれる。山頂を早く極めるのは勿体無いような気持ちのよい薫風が 頬をなでる。いつもよりは ゆっくりのペースで休憩も小間隔でとりながら 生藤山の頂上へ二時間余りで着く。
 途中 甘草水で 喉を潤す。そこの立て看板に”この近辺で不浄行為はせぬこと”と書いてある。”不浄行為?” しばし ピンと来なかったが そうか水場だから アレしかないと気がつく。
 遠く 陣馬山の頂上が見える。これからあそこまで歩くかと思うと クラッと来たが そんなことは歩き始めると何故か忘れてしまった。歩くこと自体が楽しかった。
 生藤山を後にすると まもまく猿の居住区に入り込む。ガサガサ、ザワザワ と猿の集団が前を横切る。かなり大きい猿たち。しばし 我らグループは猿に包囲される。
 まもなく和田峠に下り いよいよ陣馬山へと階段を登る。かなり階段が続いたが 皆 元気で誰もバテなかった。初めての陣馬山は 想像より開けていて明るかった。本当に 白馬が天を仰いでいて驚いた。
 Oさんの話では 東京の人は皆この山は知っているとか。そんなにポピュラーな山とは知らなかった。14時半に山頂。ゆっくりと15時まで山頂で過ごす。 ”一人前ならありますよ”という かき氷を皆で 一口ずつ味わう。 疲れた体に 甘くて冷たい氷がしみ込む。
 15時に山頂から一気に下る。上品なキンランの黄色が光っていた。 30分〜40分連続の下りで 両ヒザに痛みが 来る。 ヤバイと思ったが その内 その痛みも消えた。でも 連続の下りはやはり堪える。
 今日のお風呂の案内の看板が現れ 迷わず近道800mを更に30分下りる。頭の中はもう 温泉。
”大岩風呂”とかいてある温泉は 着くなり そこの人が ”和室にタオルとお茶をお持ちします”と言う。”?” 何かヘン と思ったが 一目散で風呂場に女性群は向かう。 風呂場を出る頃に ハット気がついたが ここは風呂場が一つしかないのだ。
 コーチ一人を 後回しにしてしまった。(一緒に入るわけにも行かないし) それなのに 入浴料¥1000は高い。そこのマイクロバスに 藤野まで 送ってもらったが その運転手さんが さっき下りてきた近道を
造ったと聞いて驚いた。山自体はそれほど特色なかったけど 何と言ってもさわやかな気候が素晴らしく 皆大いにリフレッシュした。


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