2008.7.24_稲葉 和平――ワンポイントレポート「7c平標山の反省」
■2008.7.24――稲葉 和平さんから「7c平標山の反省」(1ポイント進呈します)
伊藤 幸司 様
「7c 平標山」 参加の皆様
稲葉です。
昨日は大変ご迷惑をおかけしました。
また、皆様に大変お世話いただき、ありがとうございました。
伊藤コーチには重い荷物を背負っていただき、皆様からは塩分補給の飴やら、冷たい飲み物、スポーツドリンク、さらには冷たい果物を補給していただくなど、本当にありがとうございました。
最初の小休止のときに水分と食料をきちんと取っておくべきでした。長くなりそうな一日と、最近減量しつつあったので、「もう少したってからにしよう」と控えめにしてしまいました。原因はそれだけではないかもしれませんが、歩いているうちにガス欠感を意識し、また水分補給の必要性も感じてきました。次の休憩時におにぎりを食べようとしたのですが、のどが渇いていた(ように感じた)ので最近流行の流動食だけで済ませてしまい、そして歩き始めてから、明確に「ガス欠」を感じると同時に口がカラカラに渇き、まずい状態になりつつあるという意識が出始めました。
コーチに荷物を持っていただいた段階では、口がカラカラ、唾液も出ない状態でおにぎりも喉を通らない、かなりひどい事態に陥っていました。冷たい飲み物、果物、どれだけ嬉しかったか、言葉に表せないほどです。
何とか平標の山頂までは辿り着いたものの、体力的には限界に近い状態でした。体力回復のために何か食べなければと気持ちはあせっても、固形物は口の中で砂のように感じるだけ、持っていた熱いお茶でなんとかおにぎりを一つ流し込むのが精一杯でした。おにぎりは4個持っていたのですが結局2個しか食べることができなかったとい
う、自分でも信じられないできごとでした。(持っていた食料は、おにぎり4個、流動食2個、SOYJOY4本の他、レーズン、「鳥のえさ」、などですが、結果的には流動食2個とおにぎり2個しか消化できなかったということです。)
折角の仙ノ倉山往復の時間もなくなってしまい、皆様には本当に申し訳無く思ってい
ます。
頂上で水分を充分補給したので気分は大分回復しましたが、それでも「自分の荷物は持ちます」と言うだけの自信は無く、下りも水筒だけの手ぶらで歩かせてもらい、何とか山小屋まで到着。山小屋の冷たい水のありがたかったこと、本当に嬉しかった。
この段階でやっと「(手ぶらなら)残りは歩ける」というところまで回復しました。
頂上から山小屋までの間、立ち止まっては水筒の水を飲み、そのたびごとに、水分補給の大切さを痛感しました。
その後も林道までの道のりは結構きつく、空腹感は募るし、相変わらず口はカラカラだし、体力が持つかどうか不安もありましたが何とか林道まで辿り着き、自分の荷物を持つことができるまで、体調が戻っていました。
皆様、改めてご迷惑をおかけしたことをお詫びするとともに、いろいろと助けていただいたことを感謝いたします。ありがとうございました。
次の山歩きにはこのようなことを起こさないよう、充分に気をつけます。今後ともよろしくお願いします。
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