2008.10.29――矢野 博子さんの「浅間隠山レポート」


■2008.10.29――矢野 博子さんの「浅間隠山レポート」
 浅間隠山(あさまかくしやま、1757m)
 2008年10月28日(火) 山に登るのにこれ以上の晴天は無いと思われる程の 好天に恵まれ浅間隠山に登った。
 軽井沢駅周辺の気温は9度。1757mの山頂はかなり寒いかもと 少し不安になった。軽井沢駅からタクシーで小一時間、二度上峠に着く。別荘地帯の紅葉は 真っ青な空に赤、黄色と鮮やかだった。
 10時15分登山口出発。 登り90分と案内板には書いてある。登山口にはすでに数台の車が駐車している。平日なのにかなり人気の山であることが伺える。でも この天気なら当然かもしれない。
 心地よく登って行く。途中からクマザサを分けるようにして登るが 迷うような所もなくキケンな箇所もなかった。遠く浅間山が左手に全容を現す。10分の休憩二回を入れても やや早いペースで11時38分山頂につく。期待通り360度の眺望で 富士山こそ見えなかったが この景観には圧倒された。色々な方角に自分が登った山が見えると何故か親近感が湧いた。
 下の方に 先月登った裏妙義が見える。9時間半も死闘を繰り返した山だ。
 12時に下山開始。薬師温泉の鳩の湯をめざす。山道は紅葉して散った葉っぱで覆われ ざくざく、さわさわと音を立てて下って行く。一時間ほど下った辺りから 沢の気持ちよい音が右側から聞こえてくる。いつもながら 水の音は気持ちを和ませる。(でも 私の前を歩いていたMさんは 殆ど渡り終わった所で 何故か水没。和むどころではなかったかも知れない。)
 二〜三回沢を渡り林道に出る。途中カモシカが出現したが 前の方を歩いていた数人がその姿を確認できただけで 残念ながら私は影さえも見えなかった。
 下りばかりの3時間連続で ヒザが痛み出した。下り4時間という予定を3時間で下ってきた。
 薬師温泉旅籠は 評価の分かれるところかもしれないが¥800(4時までということでこの料金)は安いかもしれない。湯質 湯量 設備は合格点だが ここで働いている従業員の若者達の元気の無さが気になった。
 帰路は 高崎までバスを乗り継いだ。この乗り継ぎはバス会社が違うので待ち時間一時間近くあるところだったのだが 最初に乗ったバスの運転手さんの計らいで待たずに済んだ。運転手さんに感謝。
 食事はコーチがかねてから気になっている”和風カツどん”に挑戦を試みたが 店の前で感じるものがあり 中止。いつもの店に行った。
 下り連続三時間が効いたのか 太ももの筋肉痛が久しぶりに出現。下りの歩き方に課題が残った。


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