2008.12.27――矢野 博子さんからレポート「12c 秩父・御岳山」


■2008.12.27――矢野 博子さんからレポート「12c 秩父・御岳山」
伊藤幸司様
 2008年12月23日 秩父・御岳山(1081m)に登った。今年最後の山となる。
 1cの稲含山から始まって 12cのこの秩父・御岳山まで 今年2008年の「c」は皆勤賞。(皆勤賞なんて言葉 いまどき使わないのかも知れないけど)
 毎回何かのドラマがある糸の会の山歩き。前回は 忘れもしない”鬼怒川スパゲティ事件”  今日は何事もないことを祈りつつ 10時35分三峰口を出発。
 前日雨だったが 眼の覚めるような晴天。今年の「c」は何が(誰が?)良いのか天候に恵まれている。早くも咲いた黄色のロウバイの花が道端に咲いていた。
 5℃とかなり気温は寒かったが 長袖のシャツ一枚で登りは丁度良かった。山はすっかり冬模様。落ち葉が山道を埋め尽くしていて ザワザワ、サクサクとふんわりした道を歩く。一時間も歩くとあたりは昨日の雪が残っていてきれいな雪景色となる。
 今年二回目の雪景色。何か トクした気分。
 道標がしっかりついていて迷うような所はなかった。山頂まで3時間あまり。最後の30分ぐらいの登りは少々つらかったが 雪面に残されている大きな動物の足跡に驚かされた。 数種類の動物の足跡だが どう考えても一番大きいのは クマのよう。ちょっとゾッとした。まだ冬眠してないのだろうか?
 頂上には信仰の山らしく 狛犬が待っていた。晴天で無風。360度の眺めをゆっくり味わった。両神山がすぐ近くに見える。
 すっかり気持ちを緩めていたら 雪に覆われた急な下りがいきなり待っていて 緊張を余儀なくされた。下りは体力的には疲れないが 緊張の連続で精神的に疲れる。アイゼンなしで下りるので ストックだけが頼り。しかも落ち葉がすっぽりと道を覆っていて どこが道なのか岩なのか分からず おそるおそる下った。
 一時間ぐらい下ると少しなだらかになり 沢沿いに下りる。沢の流れは耳に心地良いのだが 雨に濡れた丸太の橋を 何回も通過せねばならず 心地よいとばかり言ってられなかった。
 枝についていた前日の雪が融け始めて 雨のように降ってきて キラキラと輝ききれいだった。計画書より少し早く 15時45分下山。大滝温泉ゆうゆ館(¥600)で足を伸ばす。
 登山口は電車を降りた所。下山すればそこには温泉。アクセスの良い山だった。それにしても”御岳山”というのは 一体いくつあるんだろう? 持っていった秩父地方の地図だけでも3箇所以上もある。そんな事を思い巡らせ帰路についた。

 コーチを始め皆さんお世話になりました。来年もよろしくお願いします。


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