2009.1.25――藤本 喜弘さんから「チェーン着用」「お金の集め方」……ワンポイントレポートとして受理します


■2009.1.25――藤本 喜弘さんから「チェーン着用」「お金の集め方」……ワンポイントレポートとして受理します

 先日の箱根・神山ではお世話になりました。
 一昨年一月の金時山から始めた山歩きですが、この度三年目に入りました。
 これからもよろしくお願いいたします。

 神山の帰路、皆さんとの会話の中から二三の話題をアップします。
(1) 雪道でのチェーンの着用について
 コーチからの軽アイゼンの着用指示に対して、チェーンの使用をお願いしました。それに対して、他の参加者からどうしてチェーンなの?との質問がありました。
 軽アイゼンも持参していましたが、一度チェーンを使ってみたかったというのが(単純な)理由です。
 実は、一昨年にアサヒカルチャーセンタ千葉の「山歩き入門」に参加したとき、同時にNHK文化センター千葉の「関東周辺山歩き」にも申し込みました。NHKの方は半年で退会し、代わって糸の会に入門したのですが、そのNHKのリーダーは千葉県山岳連盟理事の小川秀樹さんでした。
 小川さんの指示がチェーンの着用でしたが、実際にはほとんど使ったことがありませんでしたので、使ってみたいなぁ・・・と思っていました。
 今回使った印象は、
・柔らかい雪や泥濘では十分有効(滑らない)
・着用が楽で、持ち運びも便利 (小さく軽いし爪がない)
・唯一、硬い氷には歯が立たない(いや 爪が立たない)
などといったところで、雪のない土の道や石ころが多いところでも歩きやすい印象でした。岩肌などでは使えませんでしょうから、状況を見ながらの選択になるかと思いました。
(2) お金の集め方について
 ロープウエイの乗り場の時も食事の後でも、コーチにすべて集金をして頂きまして、大変でした。アサヒカルチャーでは若松さんなどにそのような雑務を引き受けてもらえるのですが、糸の会ではコーチにすべて負ぶさった形なっています

 今後 なるべく参加者で分担して集金をするようにしてはどうかと話し合いました。例えば テーブル毎に伝票を分けてもらい、それぞれで集金するだけで、時間も早くなり、間違いのチェックも楽になるかと思いました。
 あの帽子いっぱいの小銭のやまは見たくないなぁ・・・との気持ちです。
【コーチから】
●チェーンの件ですが、藤本さんは「一度チェーンを使ってみたかったというのが(単純な)理由です」ではないと思います。私はチェーンを未使用ですので、テストぐらいは必要かと思います。
●ただ、軽アイゼンの登場場面を、チェーンでは無理(だと思う)領域まで広げて考えています。たとえばどうしてもチェーンでは危ないと思う場面に濡れた丸木橋があります。岩場で、かなりまずいと思う場面で、軽アイゼンのツメを利用するというテストを重ねた時期もありました。
●登山道を傷めるから軽アイゼンを使って欲しくないという意見はたとえば丹沢・鍋割山荘の草野さんのようにおだやかだが強い意見もあります。しかし私は登山道を破壊する危険があるからチェーンという短絡的な選択は、ストックに保護キャップをつけないと登山道を歩くなという意見とかなり似てくると思います。軽アイゼンとチェーンの守備範囲の広さが大きく違うと考えているからです。ちなみに、私は近年いつも4セットの軽アイゼンを携行していますが、それは軽アイゼンを装着した人にさらに加えてダブル装着できるように靴側にくるツメを広げています。(最近新しくして、2セットだけをダブル装着対応にしていますが)
●もしみなさんにダブルで持ってもらうなら、チェーンという選択もありかと考えますが、そのときにはたぶん雪国で一般に使用されている通勤靴対応のものが合理的ではないかと思っています。(実験はしていませんが)
●集金の件ですが、藤本さんのセンスに合わない見苦しい光景だったかもしれません。しかも(たまたまですが)2回重なってしまったのはまずかったかと思います。
●原則的に、私が集金すると決めているのは私鉄の特急券を買うときだけです。これはリーダーがやると決めておかないとセッカチ系の人が買ってしまうことになるだろうと推測するからです。席を取るといういみでは各自がバラバラにとったほうが2席独占となってラクチンなのですが、みんなでワイワイという場を確保するためには、まとめて買うという意志が必要かと考えています。
●それからロープウェイのときのことですが、私は割引率が20%にならない場合は団体割引や回数券を扱うことを考えません。みなさんの中で人数がそろったり、仕切り役を買って出てくれる人がいればもちろん安くなるのはいいことですが。あのときは出発時刻まで数分(4分か5分)だったことと、それから人数がたまたま団体割引適応の15人だったことから係員が団体割引をすすめてくれる流れになって、拒否する流れではなくなったことによります。とりあえず乗って、お金は後からという、緊急事態という考え方でした。(実際は乗る前に私の帽子がコインでいっぱいになり、かつ私のどうしても手放せないでいるモンベルブランドの布財布のコインポケットにジャラジャラと全部入ってしまうという奇跡的事件になったのです)
●それから小田原の天金。私は朝日カルチャーセンター千葉の若松さんのような役目をやりたいわけではなく、あの店の、あの状況では一括して集金して、どんぶり勘定のまま支払うのがいいと決めていたのです。全員にお通しが出ていたので、通常、あの場合はそれがひとり、ふたりで混乱するにチガイナイ、と決めていました。それからあの店では(いい悪いは別として)気っぷのよさがあります。階下のオネエさんを今度見てください。こまごまとした物言いはけんか腰になるかもしれません。藤本さん流のやわらかな要求は藤本さんでなければうまくいかないかもしれません。
●ともかく、早い時期に「伝票は1本」と了解していましたから、個別支払いやテーブルごと(2つですけれど)にしてみなさんで楽しんでいただくつもりは最初からなかったのです。
●食事については、基本的に、各自精算がこちらにはありがたいと考えています。
●私はいつも、何に関しても突発的に全体を仕切ることがあります。それが的確かどうかわかりませんし、失敗例も多いのですが、一応は軽い決意のもとで行動しているつもりではあります。
●できれば斜めに見ながら、フムフム、どうなることやら、とお楽しみいただきたいと思います。


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