2009.8.28-30――箭内 和子さんから「北アルプス・針の木岳」


■2009.8.28-30――箭内 和子さんから「北アルプス・針の木岳」

■北アルプス・針の木岳
日時  2009年8月28日〜30日
メンバー  和子単独

●28日
 17時自宅発。磐越道〜北陸道〜上信越道〜長野道。米山SAで夕食。姨捨SAにて仮眠(22時〜4時まで)
●29日
 5時 姨捨SA発〜豊科IC〜信濃大町〜扇沢へ
 6時10分 扇沢の市営駐車場着。大町を通過している時は、朝やけのよい天気だったが、扇沢に上がったら、土砂降りになった。雨の中の歩きは、気持が沈む。のんびり準備をして、傘をさして、扇沢のレストハウス行く。
 この天候でも、黒部のルートに出かける観光客が列をなしている。行動食用に大きな豚饅頭を買ってから、7時15分、針の木岳の登山道に向かう。
 4回車道をトラバースして、きれいなブナの林を抜けて、8時15分、大沢小屋に着いた。500円のコーヒーを注文、まだ、ホカホカの豚饅頭を食す。
 8時40分発。雪渓が崩落しているので、高巻き道を登るよう指示される。
 9時40分。割れている雪渓をトラバース。沢を数メートル渡る。鎖場になる。
 下山のパーテイとすれ違う。ここからの高巻きの登山道は、滑落したら、雪渓の割れ目に落ちそうで、ちょっと、嫌な気分です。雨は上がってくる。
 10時30分。H2200m通過。この辺りから、新越山荘からの縦走者とすれ違うようになった。アキノキリンソウ、ウメバチソウ、ヨツバシオガマ、キンポウゲ、ジュウモンジソウ、ウサギギクなどの花が咲いていた。
 11時30分。針の木峠着。予想より早く着いてしまった。空は、青空になる。今日の行程をどうしようか迷うが、明日、種池山荘まで行く事にした。小屋に宿泊の手続きをしてから、蓮華岳のピストンに出かける。
 11時50分〜13時 あまり期待していなかったのだが、元気なコマクサがたくさん咲いていた。ゆっくり写真を撮ったり、景色を眺めたり、のんびり歩く。誰にも会わず、静かな登山道だった。コマクサ、リンドウ、チシマキキョウ、イワキキョウ、チングルマのカサ、ゴゼンタチバナなどの花が咲いていた。山頂で、大きな縦走のザックを担いだ5〜6人のパーテイとすれ違う。彼らは、烏帽子の方から来たらしい。日本人だと思って話しかけたら、無視された。小屋に降りてから分かったのだがハングルと英語しか通じない韓国人だった。外国の人が、こんなルートを歩きに来るなんて、随分、山慣れた人達なのだな・・・と思った。彼らは、小屋で休憩してから、扇沢へ下って行った。
 13時15分〜14時、蓮華岳から針の木小屋に降りた。小屋の宿泊者は、12人。2部屋に12人だったので、ゆったり過ごせた。夕方まで、北葛の姿が眺められた。
●30日
 朝の天気予報で、足の速い台風が接近中のニュース。31日は、絶対に雨だ。 雨の中の下山と6時間の高速道の運転は、しんどいなあ〜。針の木岳をピストンして、今日のうちに下山しようと決める。
 6時10分 小屋発。1つ目のピークを越して、2つ目のピークは巻いて、3つ目のピークが山頂です。
 7時 針の木岳着。途中までは晴れていて展望が利いたが、山頂に着く頃は、ガスってしまった。アキノキリンソウ、ウサギギク、トモエシオガマなどの花が咲いていた。10分後に下山。
 7時50分 小屋着。
 8時05分 下山の準備をして、扇沢へ向かう。
 9時55分 大沢小屋。霧雨になる。
 10時55分 扇沢着。

 時間が早かったので、高瀬ダム〜七倉荘へ行く。七倉荘で汗を流し、昼食に山菜そばを食べる。龍神湖の展望台に来ていた松本の方に帰りのルートを相談する。糸魚川まで行ってから、北陸道に乗った方が良いでしょう・・・との事だったので、糸魚川まで千国街道を走る。
 13時15分に帰途に就く。北陸道〜磐越道〜自宅へ
 19時に無事、帰宅する。
 往復 461kmと、438kmの運転は、疲れました。

 両親をショートステイにお願いして、やっと作った貴重な時間。なんとか、山に行くことが出来たが、たった一人で、900km近くの運転は、留守番の家族に山歩き以外にも、心配をかけた。自分ひとりの山のつもりで、今まで山歩きを楽しんで来たが、周りの事ももっと、気に掛けないといけないな・・・と、思い知らされた。


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