2009.12.14――土屋 千鶴子さんから「12e開聞岳」レポート
■2009.12.14――土屋 千鶴子さんから「12e開聞岳」レポート
伊藤コーチさま
レポートお送りします。
12月8〜9日高千穂峰、開聞岳
8時00分羽田出発10時鹿児島空港着。タクシーにて1100メートルの高千穂峰登山口へ。高千穂峰へ登山開始。前方の鳥居の向こうに神々しく高千穂峰が横たわっている。
勾配はきつくはないが、過去の大噴火を思わせる軽石状の石が覆う登山道は足元がかなり不安定。1300メートル付近から右手にお鉢がみえるその断層は長い時を経ている。
にもかかわらず変わり玉飴を中心からスパッと切った時のように色鮮やかで美しい。ここから勾配がきつくなり例の石の粒が小さくなりすべりやすくなる。
1574メートル。頂上かなり寒い、吐く息が白くみえる。
頂上は広くゆったりしている。四方展望は開け、霧島の名のある山々が見渡せる。
下りはしばらくの間、あえて細かい軽石状の石の上を滑るように歩くコースを選ぶ、バランスがとれず私は3回後ろへ転倒、みなさんも2〜3回転んでいるはず、歩かず足踏みするようにといわれたが難しい。
登山口に戻り、タクシーで霧島いわさきホテルへ。大浴場で汗を流す。とても広くおまけに客は少なく、I氏は浴場で泳いだそうだ。
鹿児島空港に戻りリムジンバスで鹿児島中央駅へ。東急インに荷物を置き、夜の歓楽街天文館の郷土料理の店さつま路にてコース料理を食す。関東の味に馴染んでいる舌にはどれも甘さが強く感じる。K・美子さんに一口頂いた生ビールはおいしかった。これは全国共通の味かしら。
12月9日8時10分、開門岳2合目登山口出発。
見た目は優美で薩摩富士などと称されているが、常緑樹の大木が両側から覆う登山道は薄暗く、石の多い悪路である。
最初からコーチはストックを用意されたので、かなりの道と想像する。登るにつれて石は大きくなる。地上におりず石の頭を渡るように言われる。
5合目あたりから樹木の丈が低くなり、登山道が回り込んでいるのとで、美しい下界の風景が目に入ってくるが、生憎の曇天で見通しはよくない。硫黄島、屋久島あたりが遠くにかすむ。
8合目あたりから一抱えもありそうな岩いわがあらわれる。おまけに雨がぱらついてきた。3時間かかって頂上着。
弱い雨模様で感激する程の眺望はないが、開門岳に立った満足感はある。早めに休憩を切り上げ下り始める。大きな岩は小雨に光り重なりあう岩のわずかな隙間の闇は黒く深く不気味だ。下り8合目あたりで若者がかろやか登ってきた、その彼が下り登山道で私たちを追い越して帰っていったことは言うまでもない。
3時間かかって下る。下りは八掛け位のタイムだそうが慎重に降りた為(たぶんに私が原因なのだが)登りと同タイムを要した。開門岳と薩摩隼人を剛毅さで結び付けるのはよそ者の勝手なロマンだろうか。
タクシーで砂むし会館の砂むし風呂へ平日なのに団体さんが入り賑やか、某国の団体さんのマナーが良くない。
参加者が4名なんて贅沢な山行でした、それぞれ性格の違う山を体験できとても満足しております。そう鹿児島のタクシーの基本料金は600円でした首都圏は710円ですよね。
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