■2010.2.27――矢野 博子さんから「赤城・黒檜山レポート」


■2010.2.27――矢野 博子さんから「赤城・黒檜山レポート」

 2010年2月23日(火)赤城・黒檜山に登った。
 自宅から登山口の大沼までには 実に 9つ!もの乗り物を 乗り継いだ(間違えずに 仲間と合流できるまでは 不安だった)。7時前に自宅を出て 歩き始めたのは 12時を過ぎていたので 5時間かかった事になる。
 ともあれ現地は快晴、思ったより暖かい。現地のバスの運転手の話では 山の雪はいつもより少ないが 大沼は全面結氷とのこと。湖には ワカサギ釣りの小屋が点在していた。平日であるせいか 思ったよりその数は少なかった。
 日本晴れに無風。青い空がまぶしい。”最高の天候ですね!”と喜ぶと  ”サイテーです”と どこからか陰の声。赤城神社の赤い橋を左手に見ながら 登山口へと向かう。当初資料では来た道を往復となっていたが 雪も少ないし 駒ケ岳まで足を伸ばすことになった。いくら雪が少ないと言っても 残雪の急登なので 軽アイゼンを早速つける。
 前回の高山(1c)での強烈な寒さの体験から 何枚も重ね着をしていったが むしろ今回は暑さ対策が必要だった。帽子は耳あてのついた帽子でなくて良いし 手袋も普通のもの一枚で十分だった。長袖一枚でも背中に汗をかいた。毎回の事だが 服装には悩まされる。明るい光に輝く雪が まぶしく、サングラスをした。
 二時間弱で 山頂に到着。山頂は7度。 汗をかいた額に 冷たい風が心地良い。思ったより広い山頂で 覆いかぶさった雪がきれいだった。谷川連峰をはじめ 周辺の山々が見渡せた。少しガスッていたせいか 富士山は見えなかった。
 のんびりと山頂で気持を緩めていたら かなり急な下りの開始で 緊張を余儀なくされた。 木で出来た階段の所々に 雪が覆いかぶさり あるところは結構しまった雪だが 斜面に??っては ザラメのような融けかかった雪で 気が抜けなかった。
 暫く下ると 駒ケ岳までの尾根歩きだ。 周囲が見渡せて気持ちよかった。冬の光の中に春を感じた。
 一時間ほど尾根を歩いて 湖へと下った。途中 階段が 雪で埋まっており 足を滑らしそのまま 滑り台のようにお尻で下降。身を任せ 気持ちよかった。
 今回 初めてストックに雪用のリングをつけてみたが 慣れないせいもあってか 却って扱いづらかった。積雪量が少ないからかもしれない。
 一時間あまりで下山。行動時間 4時間半あまり。バス到着まで 一時間近くあったので まだ竿をたれているワカサギ釣りを 見学に行く。
 若い男女が苦戦していた。誰もまだ一匹も釣れてないとのこと。氷上はさすがに寒い。湖の傍の茶屋の”赤城汁”が 冷え切った体を温めた。帰りのバスに乗ってきた若者達も 8時間釣っていたが 釣果 ゼロとの話。 本当に魚 いるのかしら?と疑いたくなる。
 バスに一時間以上揺られ 前橋駅近くで 汗を流し 胃袋を満たし 帰路についた。駅近くに温泉があるのは有り難かったが まだ8時前なのに駅前は閑散としていた。
 今回の資料の地図は縮尺が大きくて メガネなしで読むことが出来て助かったのは 私だけではないかもしれない。皆様 お世話様でした。


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