■2010.5.31――やの博子さんから子持山レポート


■2010.5.31――やの博子さんから子持山レポート

 2010年5月25日(火)
 子持山(1296m)に登った。岩山登山が久しぶりなので ちょっと不安があったが それよりも 当日の朝 左ヒザに走った激痛が気になっていた。渋川駅まで行って そこで考えようと まずは予定の電車に乗り込んだ。
 電車に揺られていると 不思議とその痛みは薄れて行った。何とか行けそうだ。天気は曇り。子持山は遠くに霞んで見える。気温20度ぐらい。歩くには丁度良いかもしれない。
 タクシーで七号橋まで行く。11時45分出発。広い木道の階段が暫く続く。30分も歩くと大きな岩がそそりたっている。屏風岩だ。ザックを道端において この屏風岩に挑戦する。 歩き始めて まだ大して経ってないのに 早速の難所だった。
 こわごわと山頂に立つ。登りは夢中だったが 下りは 岩のどこに足を下ろしたら良いのか分からず困っていたら コーチから”肩越しに見る!”と 指示(ゲキ?)が飛ぶ。 前ばかり見ていては いけない事が分かった。無事難関を突破できた。
 遠くに目指す獅子岩(大黒岩)が威容を放っている。成る程 獅子のような威勢の良い格好の山だ。随分遠くに見える。途中 岩をいくつも乗り越えたが 道は整備されていた。
 最後に鉄のハシゴを使って 一時間ほどで獅子岩の山頂に到着。13時30分だった。
 山頂は思いのほか広く 安定感があった。ここが最終目的地ではないのだが さっき遠くに見えたあの岩のてっぺんに立っているのだと思うと 感慨深かった。
 そして 子持山を目指す。振り返ると さっき よじ登った獅子岩が ”鼻毛ヒヒ岩”になって見える。こちら側からだと 獅子でなく ヒヒに見える。
 15時山頂到着。屏風岩往復が加わったせいもあり 予定コースタイムよりかなり遅くなった。山頂には十二山神が祀ってある。流石信仰の山だ。
 ”ここからは下山”と気持も緩み 安堵していたら かなりのピークのある尾根歩きが その後 3時間余りも続きかなり 満足?した。
 ツツジ街道と呼びたいくらいのツツジが両サイドに咲いていてきれいだった。この辺の尾根から眺める獅子岩は 鷲が飛び立とうとしている姿に見えたり バットマンに見えたり 仙人に見えたり 色々に形相を変えて面白かった。人の顔に見える石祀が小さなピークに祀ってあり 可愛らしかった。
 18時10分子持山神社に下山。気持ちの良い充実した(それも とっても)山歩きだった。富貴の湯(¥400)に浸かる。小さい温泉だったが 古いひなびた感じが良かった。
 だが・・・そこで耳にした地元の人の話では ”今日朝の5時にクマ出没のアナウンスがあったけど クマはでなかったかい?”
 下山してから知って良かった。確か一週間ぐらい前に この辺りで クマに襲われ死亡というニュースもあった。まさに”知らぬが仏”
 待たせておいたタクシーで 渋川駅に向かった。下山してから激しい雷雨が山々を襲った。滑り込みセーフ!
 コーチ始め皆様お世話になりました。


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