7月に大雪山をやります
………2000.3.20(糸の会お知らせ)


■7月に大雪山をやります
●7sの大雪山については、常連の皆さんには写真送付時に付記するというかたちで概略をお伝えしたこともありますが、ここに正式に発表します。(第5日目を加えるなどいくぶん変更があります)
●日程は以下の通りですが、参加コースを4パターンに分けました。
1)7s1=7.20-23(3泊4日)――フル装備必要
2)7s2=7.20-24(4泊5日))――フル装備必要
3)7s3=7.22-23(1泊2日)――通常の小屋泊り
4)7s4=7.22-24(2泊3日)――通常の小屋泊り
*7sの1〜4の割当に関して、すでに中間的にお知らせした分と違いがあります。これが最終分類となります。
*カレンダーは20(木/海の日)、21(金)、22(土)、23(日)、24(月)
*講座料は1日あたり5,000円として下さい。
*今後計画を煮詰めていきますので「大雪山チーム」を結成します。○、△の方も早めにお知らせ下さい。


●第1日――7.20(海の日)
1400旭川駅集合予定。タクシーで裏大雪の高原温泉へ(約1時間半、1台約12,000円。若干の観光気分も味わいましょう)。空港や層雲峡からの合流も可能かと思います。高原温泉泊まり。
*羽田→旭川の午前中の便はANA、JAS各1便と臨時便だと思いますから、便数から考えて、羽田→札幌(新千歳)を利用するのも手です。JRは1147新千歳空港始発(特急ライラック9号旭川行き)→1230札幌→1400旭川で間に合います。該当する便はJAL、ANA、JAS、ADO(北海道国際航空)が全部で10便以上あります。
*なお、航空券の予約は搭乗日の2カ月前からです。各種割引についてはJTBの時刻表などで一覧できます。
●第2日――7.21(金)
標高差約1,000mを登って白雲岳避難小屋へ。5時間前後の荷揚げ登山。白雲岳避難小屋泊まり
*避難小屋は60人収容で、この時期には管理人がいますが、寝具・食事なし、混む時期ですから全員入れる保証はまったくありません。このルートをとる以上、野営の準備をしておく必要があります。
*野営をする場合は雪原ですから、個人装備としてゴアテックスのシュラフカバーのほかに断熱マットが必要です。団体装備としてテントとツェルトを伊藤が用意します。自炊に関しては後述。
●第3日――7.22(土)
稜線をたどって黒岳石室へ約3時間。荷物を置いて表大雪散策。黒岳石室泊まり
*黒岳石室(収容160人)は6月から予約開始。予約をとりますから寝られます。毛布・寝袋を借りることができますが、自炊です。
●第4日――7.23(日)
黒岳石室から旭岳を経て、表大雪縦走。午後早めに旭岳温泉へ。タクシーで(美瑛のラベンダー畑を見るなどして?)旭川空港ないし旭川駅へ。
*旭川→東京の飛行機は1710→1855、1740→1925、1930→2115(JAS198)が利用可能ですが、最終便を確保してください
*札幌(新千歳)へ出る場合には1800旭川始発(特急スーパーホワイトアロー24号札幌行き)→1920札幌/1949札幌始発(快速エアポート196号)→2028新千歳空港で、最終便の2130→2300(ANA970便)に乗れます。
*また1730旭川始発(特急ライラック22号札幌、快速エアポート190号となって新千歳空港行き)→1936札幌→1940新千歳空港だと、2030→2200(JAS118)、2035→2205(JAL524)、2035→2205(ANA72)や臨時便が利用できます。
●第5日――7.24(月)
予備日兼オプション登山として、高山植物で有名な夕張岳を予定しておきます。岩見沢から、あるいは新千歳空港からバスで1時間40分というところをタクシーで飛ばせば、夕張のスキー施設に泊まれると思います。標高差約1,000mの日帰り登山です。帰路の飛行機は最終便を予約しておいて下さい。


■大雪山の持ち物について
●服装は雪渓歩きを基本に考えて下さい。雪渓は溶け始めている状態だと思います。気温は0℃以上でしょうから服装は冬の日帰り程度でいいですが、3日間雪の上を歩きますから、靴の防水は重要です。
●山の上での2泊のためにゴアテックスのシュラフカバーと半身用のマットが必要です。とくに白雲岳避難小屋では小屋に入れない場合もありますから、キャンプ指定地に野営というケースも十分に考えられます。いざという場合のために貼るカイロも必要になります。
●リーダーのほうで非常時用のテント、ツェルトなどを用意します。いわゆる団体装備ですが、各人宛の分担がありますから持って下さい。
●食料は2日目の昼+夜、3日目の朝+昼+夜、4日目の朝+昼の合計7食と予備食が必要です。リーダー側でメニューを考え、フリーズドライ食品を仕込みますので、分担して持っていただきます。また調理具や食器も必要になりますが、これもリーダー側で用意しますので分担してもって下さい。
●かくしてみなさんのザックの重量は10kgをかなり越えるはずですので、ゆっくりと歩きます。ですから、「7S」に向けて、重いザックを背負ってみるというような体験の積み重ねが重要になります。これからの半年間で肉体的能力をもう一段ブラッシュアップしたいものです。


■大雪山の費用など
●航空運賃は羽田→旭川が29,300円ではないかと思います。割引によって、それが30%から最大50%安くなる可能性があります。羽田→札幌については多客期として26,000円だと思いますが、ADO(北海道国際航空)が20,000円で、大手3社もそれに類した割引運賃を設定しています。研究してみて下さい。まずは席の確保(予約)が必要です。老婆心ながら、安いだけでなしに、キャンセルや変更のさいの自由度も重要です。情報を交換しながらやっていきましょう。
●宿泊代は高原温泉の高原山荘が2食付きで10,650円です。あとの2泊は有料ですが安いものです。タクシー代が全体で1人あたり5,000円前後かかると思います。
●食費は登山用食料を一括購入した上で請求しますが、フリーズドライ食品でも1食あたり1,000円はかからないと思います。相談しながらすすめていきたいと思います。
●講座料は団体装備のリーダー側での準備なども含めて、1日当たり5,000円いただきます。
*予約金額についてすでに発表した分がありますが、参加日数×5,000円の講座料を振り込んでいただくことによって予約というふうにシンプルにしました。
●募集人員について
1)一応定員を20人としておきますが、当面高原山荘を30人確保しておきます。よって、最大30人として、ようすを見ながらメンバーを確定していきたいと思います。
2)時間がどうしてもとれないという人のためにショートコースを設けておきます。第3日目(7.22=土曜日)の夕方までに黒岳石室で合流して下さい。7.23の表大雪縦走をして日曜日中に東京に帰る「土+日」2日間の予定が組めます。
●計画の変更
1)天候その他、現地判断で予定どおりの行動ができないときには、計画を変更します。その場合、層雲峡からのロープウェイを利用できる黒岳石室をエスケープ地点として利用します。
2)もちろん、事故の発生などによって予定どおりに帰れないという事態も起こり得ますが、帰り便の飛行機についてはともかく、帰らなければならない人を優先した計画の変更を考える場合があります。
3)人数が多い場合にはアシスタントをつけるかもしれませんが、原則としてノーアシスタントでやるつもりです。ですからその分、皆さんの個人的能力を確認し、高めておかないといけないわけです。早い時期から「大雪山チーム」を形づくっていきたいと思います。


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