市野武さんの御前山の直前レポート
………2005.4.19(糸の会4c参加希望のみなさんへの参考に)


●ご無沙汰いたしております。
●本日、御前山に行ってきました。来週、糸の会で予定が入っているようですので、以下直前情報ということでご報告。カタクリ目当てで行くならコースは奥多摩湖からの大ブナ尾根が間違いなくベストです。花の密度が他のコースと違います。
●この時期にこのコースから登るのは今日が5回目。最近登山の頻度が減っているため、脚力低下が懸念されるので、今日は荷物を軽くして出発。
●自宅発5:40
●立川発 6:50――奥多摩駅着 8:02
●西東京バス乗ったらすぐ出発――奥多摩湖着 8:25
●桜満開!
●登山口発 8:40
●このコースは登山口から15分ほどが最も傾斜がきつい。木の根と岩混じりの急登でロープも張られている。ミツバツツジが一際鮮やか。5分程で2名の先行者に追いつくが、あえいでいる感じなので登りが一段落するまで追い越すのを控えた。さらに3名を追い越し、檜の植林帯を左に見ながらペースを上げる。この辺りは道も状態が良いので快調。
●サス沢山 9:12
●ここは標高940mで特に標識はなく、奥多摩湖側の展望があるが今日は曇っていて対岸の石尾根方面の展望ははっきりしない。3名ほど休んでいたが、ここはそのまま休まず出発。湖畔から400m程登ってきたことになるが、なぜかいつもよりペースが早い。ここからは傾斜も緩んで一段と歩きやすくなる。狭義ではこの辺りを大ブナ尾根と呼ぶようだが、特にブナが多いというわけでもない。標高1000m辺り、いつもならこの辺がカタクリが最初に見られる所なので注意しながら歩くと、発見!第一弾。
●10mも進まないうちに左右につぎつぎと発見。そこから先はあるわ、あるわで歩くペースがめっきり落ちる。やはり1000m付近が下限地点のようだ。ここから先惣岳山までは尾根も広く防火帯になっている所もあり快適に歩ける。部分的に急な所があるものの概ね開放的な道で苦にならずに歩ける。バイケイソウ、ハシリドコロなども現れる(あまり詳しくないので違うかも)。やがて急な木の階段の道になるが、この階段はほとんど階段の役目をしておらず、張ってあるロープも邪魔くさい。ここはこのコースで2番目につらい所かも知れない。ここを登りきると惣岳山。
●惣岳山 10:10
●ここは標高1340m。小河内峠方面からの道の分岐となっているので10名ほどが休んでいた。最もカタクリの多い所をはずして歩いた気の毒な人達だ(大きなお世話か)。ここまで来れば御前山は着いたも同然。ここも休まず一気に御前山をめざす。少し下った鞍部で左に体験の森方面の分岐がある。惣岳山から先はカタクリの姿はめっきり減ってくる。登り返しの途中で数株が見られるくらい。1週間後にはもっと増えているかもしれない。山頂直前、左に曲る所で右側ににベンチがあるが、ここは晴れていれば富士山の展望が素晴らしい所。この辺り真新しい杭がたくさん置かれており、杭の取替えが行われているらしい。ここからすぐに山頂。
●御前山 10:22
●意外と登山者は少なく2組7名。一組が山名標識を占拠して代わる代わる何度も何度も写真を撮っていた。傍若無人。山頂一帯も工事中で杭が山積みされ、新しいベンチも据付途中で使えるベンチは2台だけだった。その1台に腰掛けて本日最初の休憩。ここまで気がついたら、飲まず食わずでひたすら歩いていたことになる。こういう歩き方はマズイ。もっと余裕を持ちたい。でも脚力は低下してないようなので少し満足。山頂からの展望は正面に見えるはずの石尾根方面もぼんやりとしている。今日は展望はずっとサッパリだった。食事を済ませ出発。
●御前山 10:45発
●山頂から下山は境橋へ。下り始めるとすぐに新しい杭の設置工事中。4名ほどが作業中で脇を通るように指示された。1週間後には完成しているでしょう。湯久保方面への分岐点で左の避難小屋方面へ進む。避難小屋から先はカタクリはポツリポツリ程度。
●ここから先は体験の森に入る。このあたりで少し両腿に張りを感じたが直ぐに回復。下りはじめにこうなることが多い。体験の森に入るがこの辺りで人を見かけたことは一度もない。ここを利用する人はいるのかと思う。山道ではなくなり、更に舗装道路 となり山はもう終わりという雰囲気になる。緊張感がなくなってだらだらと歩くが、舗装道路は延々という感じで続く。ようやく終わって栃寄沢分岐に着いた。大滝を右に見て沢底まで下る。しばらく流れがないが左に曲がる辺りで流れが現れる。この沢沿の道は気分が良く、最近は毎回下りに利用している。ワサビ田がいくつもあり、水質も良さそう。ワサビ田で作業中の人がいて「コンチワ」と声をかけたら「コンチワ」と返ってきた。あたりまえか。
●登山口 12:00
●ここから境橋までは車道になる。ほとんど退屈な道で車もほとんど通らないので、ipodを聞きながら歩く。15分で到着。
●境橋  12:15
●橋の途中にあるバス停で時刻表確認。マズイ!次は12:57。40分以上ある。しばらく考えて奥多摩駅まで歩くことにした。駅までの青梅街道はかなり長いが、桜が多く民家の庭も花盛りで花見がてらに歩くことができて退屈しなかった。
●奥多摩駅着 12:48
●駅でワサビ漬を買って乗車。13:13発青梅行き。
●以上、長文失礼しました。


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