中西良栄さんの穂高縦走報告(「8S」参考)
………2005.8.19
北穂高岳に行きたかったのですが、糸の会の日程では都合が悪くなりました。
それで、小人数のツアーで8月6・7・8日と行ってきました。(ガイドと4人の参加)
北穂高に行きたかった理由は、夫が一昨年だったか、一人で続けて2回も登っています。
私も行きたいと言いましたが、いい返事をもらわないままになってしまいました。
その山行の時にあったことなどいろいろ聞いていて是非行きたいと思っていました。
初めてのガイドと行くのはその人の行動パターンが分からないので不安でしたが思いきって参加しました。
コースは糸の会と同じです。国木田さんとは違う視点で報告します。
【1】6日は9:50、松本集合。ガイドの車で沢渡まで。その後はタクシー。
上高地で昼食をとり、岳沢ヒュッテまで2時間30分。
テラスは広くテーブルも沢山あって、皆ゆっくりくつろいでいた。
小屋にくずかごはある。トイレに紙はない。
個室を利用したので6人部屋に5人でした。
【2】7日は4:30出発。朝食をお弁当にしてもらったので出発前に少し食べる。
重太郎新道では、脚が宙に浮くような感じになってきた。
低血糖の兆候と思い、小指の先くらいのブドウ糖とクエン酸を少し、を3回くらい舐めて落ち着く。
もっとすごい登りかと思っていた。
前穂高は約1時間で往復。
紀美子平からは両側がキレ落ちているというので、平均台の上を歩くように行くのかと恐れていたが、そんな馬鹿な道ではありませんでした。
穂高岳山荘に12:00着。穂高岳山荘についてから来たほうを見返してみると、その急な事に改めてビックリした。
朴葉寿司があったのでお昼ごはんに買った。2つ入っていたので、4分の3ほど食べて残りは明日の出発前に食べようと思った。
30分ほどl休憩し、最後の日の行程が長くなるので此処では泊まらずに、北穂高小屋を目指した。
涸沢岳が過ぎてから雨と雷。雷は遠かったし、あめも雨具は上だけでもいいくらいで、小屋に着いたときにはズボンも乾いていた。雨でも岩は滑りませんでした。
恐くはなかったけれど、緊張の連続でした。16:30着。
乾燥室にはいっぱいぶら下がっていましたが、風も送っているのでよく乾きました。
ただ、トイレの続きの部屋にあるのでトイレが強調されるように思いました。
北穂高岳頂上の真下に小屋があり、スリッパでも階段をちょこっと上がれば、また頂上に出られて360度の景色が堪能できるのでした。
小屋にはくずかごはありません、トイレには紙があります。水は無料で入れてくれます。
今日は行程が長くて疲れました。
小屋は混んでいましたが、私としては北穂高小屋に泊まれてとても嬉しかったです。
【3】ご来光は5:00という事でしたが、
8日は4:00に小屋を出ました。暗いでした。ヘッドランプを使いました。
この下りも結構きついでした。風が強く冷たいでした。
涸沢小屋が過ぎると道は楽になりました。
途中3箇所落石の多いところがあり、2人死んでいるということで、急いで歩くようにいわれました。
そんなところでも登りの人と行き違うと立ち止まらないといけないので??運だなーと思いました。
本谷橋からは早足になりました。
ガイドは岩の人なので、アプローチでは速く歩く癖がついているようです。
(糸の会で槍ケ岳に登った帰り、槍沢小屋から早足になってから急に靴擦れてマメが両足にいくつも出来たのを思い出していました。)
私は横尾から徳沢まで48分で歩いたのだけど、それでも遅いでした。
上高地には12:00着。
やっぱり穂高は大きい山なんですね、2日目が長かったこともありますが、膝を酷使してしまったようで、帰ってから痛くなりました。散歩もお休みしてます(ノω・、)。
私の場合は、穂高岳山荘にもう一泊したら膝の為にも良かっただろうにと思いました。
国木田さんとは逆コースですが、健脚な方だナーと思いました。
【追記】ガイドの話では、パノラマコースは道が荒れているので入ったら大変だ!!ということでした。
そごうの「初めての山歩き」に参加してから11年でしょうか、
先生に歩き方の基本を教えていただき、山を歩けるようになったことを感謝しています。
63歳にして、前穂高岳・穂高岳・涸沢岳・北穂高岳までいけたんですから、バンザーイ!!です。
ありがとうございました。
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