ちょうど1年
………1996.11.5(糸の会お知らせ)
●糸の会の第1回の山行は昨年11月11日の高水三山でした。次の倉岳山(第22回)がちょうど満1年目になります。振り返ると、ずいぶん密度の濃い1年間であったと感じます。
●そういうこともあって、赤岳(第18回)と瑞牆山(第21回)の夜に糸の会全体に関する話し合いの機会を持ちました。何か結論を出すというようなものではありませんでしたから、私の立場で確認したことをいくつか列記しておきます。
★とりあえず1年間というようなことではなしに、続けられるところまで糸の会は続けていきたいと私自身が思い始めているということを表明しました。おつきあいいただける方はしばらくは続くとお考えいただいてけっこうです。
★ただし、あくまでも入門的な部分と、リハビリ的な観点でやりたいために、レベルは一定の線を越えないということ。夏の小屋泊り縦走から冬のスノーハイク、やさしい沢登りといった「ハイキング保険対応」の範囲です。残っているのは小屋泊りに準じたテント泊の体験ぐらいでしょうか。
★組織的なところで「なぜサブリーダーを置かないのか」という問題があります。それに関しては私自身にかなり深い思い入れがあるために議論の余地がないという一線があるのですが、これが一般的な「山の会」でななく、「山歩き講習会」であるという理解で、しばらく見てほしいというところです。冗談めかしていえば、「ダメなリーダーと、しっかり者のメンバー」というのが理想です。鈴木一誌さん流にいえば、組織と個人の間の「ボケ足」の中にはまりこんだ状態です。そこのところから、実はいろんな問題も生じてくれば、得るものもあるということなのです。
★通信物の引用部分と新規部分とが判然としないという指摘をいただきました。それについては、ある段階できちんとしたリニューアルをするつもりですが、当分はドロナワ式にやれる範囲で心がけます(DTP関連のハードとソフトの整備と合わせて、という気持ちが私の側にあるのです)。もっとも、重要部分と参考部分の識別などをもっと明快にすべきなのだという反省はしています。しかしそのことよりも、多くの人がスケジュールなどを用心深くチェックし直していらっしゃるということが分かりました。けっこうあるんですね、間違いが。そういうふうに疑いの目で読んでいただいているとこちらは安心なのですが、そのあたりに、問題の根っこがあるようにも思います。
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