1998年度の方針
………1998.4.1(糸の会お知らせ)


●1997年度の「糸の会」にご参加いただいたみなさんにお礼を申し上げます。
●また年度会員のみなさんには、「糸の会通信・掲示板」のコンスタントな発行も実現できなければ、山行計画を受け取っていただいてから最終的な参加・不参加の決定をしていただけるような日程的環境も整えることができませんでした。おわび申し上げます。
●なかでも3Fcの「77]権現山は参加予定2人という少人数ではありましたが、私の仕事上の進行からどうしても無理になって、前日になって中止とさせていただきました。初めて計画を中止しました。申し訳ありませんでした。
●それに準じたケースとして、2aの「72]武川岳は突然の発熱のために計画半ばで下山というかたちになりました。みなさんにはたいへんご迷惑をおかけしました。
●いろいろと反省すべきところもありますが、みなさんの温かいまなざしのおかげで、私自身はめいっぱい山歩きするという1年間を体験することができました。数えると1997年4月から1998年3月までの丸1年間の山行は80回=93日になりました。糸の会はそのうちの45回。山の世界では年間100日を超えないと「多い」とはいえないと思いますが、かなりめいっぱい山にのめりこんだこの1年間の体験が、近刊の『がんばらない山歩き』(仮題。講談社)の骨格になっています。(ちなみに昨年6月に発売された成美堂出版の『中高年の山歩きガイド』は1994年10月から1995年9月までの東急セミナーBEでの講座「初めての山歩き」のあまりにも意固地でヘビーな講義内容から生まれたものです)
●お金をいただいて山に行って、その体験から得たもので単行本がまとめられるというのはたいへん幸せなことだと思っていますが、単行本はよほどたくさん売れないかぎり、生活には寄与しません。むしろ足を引っ張るというのがふつうなのですが、実際のところ、計算ちがいになったのは写真でした。
●もともと「糸の会」の発足時に、いずれ山歩きのガイドをまとめたいので、その取材を兼ねた講座にさせていただくという(かなりムシのいい)お願いをしましたが、その写真が、みなさんにたくさん買っていただいて材料費は十分に出るものの、写真原稿として使われるところまでいかないために、一方的な蓄積となって終わりました。もちろん自分の本に存分に使えるということで写真が豊富にあるということは嬉しかったのではありますが、外部での仕事としてはほとんど回転しなかったわけです。それと、写真のプリンターが連続的に動いていることによる本業への影響もかなり深刻なものでした。(かなりいい制作態勢であったはずなのですが、なにぶんにも山の量が多すぎました)
●そういうわけで、山には存分に出かけたけれど、表現者としての活動はおろそかになったというのが大きな反省となっています。今年はですから、一度ペースをゆるめたところで、本来の仕事の割合を高くして、余裕を見て、また山行を増やしていきたいと思います。
●新しい年度の方針については3aの御岳山→大岳山のときに下案原稿を見ていただき、3bの雲取山で、かなり固まったものを見ていただきました。
●講座料の大幅な値上げなど(みなさんご意見はおありだろうと思いますが)一方的に認めていただいてしまったものもあり、またいくつか、意見をいただいたものもあります。まずは雲取山参加のみなさんに読んでいただいた新年度の概要を再録しておきます。


■1998年度の方針(3.28雲取山で発表)
●昨年度に実施した「年度会員」はなくします(「追記」に書きますが雲取山でご意見をいただいて「年度会員」を設定することにしました。1997年度とはちがいますが……)。理由はいろいろありますが、計画を何段階かのグレードに分けて、はじめてのみなさんにも自由に選択していただけるようなかたちにします。(すなわち昨年度のFコースの拡大。あるいは一昨年への回帰)
★超入門――東急セミナーBE渋谷(第3火曜)にご参加下さい。――山手線駅10時集合→16時下山(行動枠6時間)
★軽い日帰り――C(日曜。ただし、第2土曜の翌日)――山手線駅09時集合→17時下山(行動枠8時間)
★標準日帰り――A(第2土曜)――山手線駅08時集合→18時下山(行動枠10時間)
★挑戦――B(第4土曜+日曜。ハードなものには参加条件設定)
小屋泊りまたはハードな日帰り
★特別――S(ハードなものには参加条件設定)――いろいろな突発的企画
●申込みは、まず参加可能のものの資料請求をして下さい。はじめての方の場合、お名前、ご住所のほか、電話、ファクス、生年月日、血液型が必要です。掲示板の予約一覧表に△がつきます。およそ2週間前までにはお送りしますので、講座料の振り込みをもって参加申し込み(△が◎になります)とします。電話・ファクス・電子メールでの連絡でもけっこうです(△が○になります)。
●何らかの理由でキャンセルとなった場合は、保険料など、かかった経費を差し引いた金額を「残金」として繰り越しますので、次回の参加申し込み時に清算していただきます。写真代金の清算などに当てていただいても結構ですが「残金より○○円を充当」と明記して下さい。残金は不定期にお送りする「糸の会通信・掲示板」に記載しますのでご確認ください。またいつでも返金しますのでお知らせ下さい。
●保険は昨年のFのように毎回の参加に500円の保険料をかけますが、三井火災海上のハイキング保険など、年間の保険をかけている人は保険免除というかたちにして下さい。こちらでは保険をかけません。保険免除の方は、講座料は500円引きになります。
●講座料は昨年度のFと同じで、保険料・通信費・講師経費などを含めて日帰り山行=5,000円、宿泊山行=8,000円です。参加者各人の登山にかかる現地の費用は各自清算、ないし均等割り支払いが原則です。
*技術的なことについては伊藤幸司著『中高年の山歩きガイド』(成美堂出版、1997.6発行、1,200円)を、考え方については伊藤幸司著『がんばらない山歩き』(講談社、近刊)お読み下さい。


■追記(3.30)
●糸の会通信に関する問題で、「掲示板」の発送範囲がどのように決められるのかというあいまいさが指摘されました。そこで今年度も年度会員は設定します。山行に参加される方は、その最初に「1998年度入会金1,000円」を払っていただきます。これによって、以後年度末までの「掲示板」をお送りすることにします。
●それから、講談社からの本が発売になるころ(連休明けから夏前のいつか)に、糸の会とその周辺の山歩きの講座に参加された方々にできるだけ広く声をかけて、会を催させていただきたいと考えていることを明らかにしました。
●一部の方々から出版記念の会でも……というお話があるようですが、今のところは著者みずからが主催するつもりでいます。というのは糸の会以後の写真がかなり大量に使われており、本文中にもそれらのエピソードが語られていますので、本来は個々にお礼申し上げるべきところですが、こちらにそういう余裕がないので、最近流行の「本つきの会費制出版記念会」のかたちを借りて、(当方の経済的負担なしに)お集まりいただく機会をつくりたいと考えています。
●私のほうでは糸の会、朝日カルチャーセンター千葉、東急セミナー、八王子/多摩そごうの写真見本を全部見ていただけるようにします。市野さんのビデオも見られるかと思います。また(一部の方々からの提案でもありますが)みなさんの山の写真アルバムや山の資料などもお互いに披露しあうというようなゆったりした会にしたいのです。式次第のない集まりにしたいと、いまのところは考えています。


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