古賀志山――2006.11.28(火)


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■2006.12.12――山咲 野乃香さんからポイントゲットレポート「11c古賀志山回想」
●落葉掃きが楽しめる時期となりました。
●執筆でお忙しくしていらっしゃるでしょうか?
●12dを◎、12bを△でお願いします。
●先日、自転車トレーニングの事をお書きでしたが、思わぬ発見がありました。
●自宅の最寄駅まで徒歩5分の距離なのですが、諸事情で全力疾走したところ、以前に比べて非常に楽に走れるのです。1年前まで水泳やらヨガやらしていたのですが、山へ行くようになってからは家でストレッチする以外は、運動らしい運動をしていません。
●本当に久しぶりに走ったのですが、下半身の贅肉の揺れ具合は変わらずですが、呼吸も楽、足もよくあがりました。これは、ここ1年平均月2の山行の成果にマチガイナイと思っています・・・

■「古賀志山回想」
●古賀志山では、コワタノシイ一日をありがとうございました。
●しょっぱなの道なき道、あの植生は何と言うの? 藪では聞こえがよすぎる「ヤブ」。犬、猫はもちろんケモノも避けるようなトコロ、とげとげも結構ある背丈以上のシゲミをかき分ける事10分以上。エッ、ナニ? コーチころんだの? じゃあ、許してあげる! ホウホウノテイ寸前で脱出でき、「キモオカシイ」体験に昇格。
●パラグライダー滑空場からの眺望は、晴れ女優勢だったようで、爽快。
●岩陵歩きも、ドウダンツツジの落葉も美しく、「コワイ、こわい、きれい」の3拍子の歓声をあげながらの道中だった。
●ハイライトはやはり、ロープで確保してもらっての岩場下り。 
●ロープを脇下に巻いてもらう時は、仕立て上がりの着物に袖を通す時より胸が高鳴った。しかし、その怪しい高揚感も束の間、アレッ? コーチは上から吊り下げる人、私が先頭・・・、ゲッ、下で見てくれる人がいない!
●挑戦の喜びは半減、悲壮感が込み上げたけど、意を決して下る。そう、頼りになるのは己の手足だけ、自分の健気モードに酔いしれそうになりながら、手間取りつつ、何とか宙吊りにならずにあと身長分だけという所で一息。
●体勢を進行方向に変えるも、足掛かりがわからない。右手は傾斜した硯石に湿った苔を生やした風の見るからに滑りそうな1m以上の岩盤。どう見ても踏み出す気にならない。その場で腰を下ろして、飛び降りてしまおうかと思うけど、着地面もかなりの傾斜。おまけにすぐ先に段差。リュックの弾みで前のめりになったら絶対アウト。ウーン。
●しばし右往左往してしまう。ようやく横手から覗き込むと、突出した岩の下に足掛かりあり。無事着地。
●ところが、今度はカラビナがはずせない。初めてではないのに、エッ〜、ナンデェ〜、かなりアセル。
●回す向きもあっているのに、手袋をしていたにもかかわらず指がかじかんだか、力入らず回せない。「岩にぶつけてみれば」のコーチの指示に従い、やっと緩んだときにはホッとした。
●次に私が犯したのは、「矢野嬢混乱罪」。ゴメンナサイ。
●自分的には、コーチの「あまり言い過ぎないように、次の人を見ていてあげてください。」と言う指示はしっかり聞こえていて、最小限のアシストを守ったつもりでいた。
●冷静に考えれば、最も経験の浅い私が何とかなっているわけだから、言わずもがなである。多分、ハイテンションになっていて最小限が肥大化したのだ。お許しあれ。
●自分の時よりも、人様が踏み外したり宙吊りになりかかったりを下から見ている方がはるかに怖く感じるものだった。
●次なるハイライトは、糸の会スペシャルメニュー、「日没後下山」。
●コーチの本で擬似体験済み(?)だったが、本番はいつかと心待ちにしていた。
●日没後30分無灯火というのは、想像通り、文句なく伊藤説に満点という感じ。
●暗闇を灯火しながらの下山はというと、ヨムとスルでは大違い。
●私はLEDヘッドライトを首から下げたが、ライトの大小云々、道をはずさない云々より以前に、一歩一歩を滑るまいしか考えられず、他のことに頭を働かす余裕なしだった。1回大転びするも、幸い無事。
●有り難い経験であったが、このような状況も技量が上がれば違ったものになるのだろうか。
●回を重ねて余裕の出る可能性はあるやなしや・・・ 暗闇の記念写真の出来やいかに・・・
●確かなのは、アドレナリン、ドーパミン、セレトニン諸々出まくりの、私の脳内活性化に大いに貢献した山行であった。

■2006.11.30――矢野 博子さんから「11c古賀志山の初体験2つ」レポート(1ポイント進呈します)

●昨日は古賀志山でお世話になりました。念願の宇都宮のギョ−ザが食べられました。
●夜の8時ごろ宇都宮でギョ−ザをほおばっていたのに 9時過ぎにはサラリ−マンに混じって東京駅を何食わぬ様子で通り過ぎるなどという早業、面白いです。
●今回の山歩きでは ”初体験”を2つしました。
◆1つは ライトをつけて歩くです。
●ライトの有難さをこのときほど感じたことはありませんが 初体験の印象としては案外かえって余分な所が視野にはいらないので歩きやすかったことです。これは意外でした。
●ライトは首からぶらさげていましたが、飛び出たウエストポ−チがたまに陰をつくり邪魔をしました。ウエストポ−チは ぐるっとまわして横にしていれば良かったと後で気がつきました。
●何せ初めて使ったライトでしたが 電池の残量が気になり スペア電池は必携と痛感。(遅ればせながら 今日HPのボンビバンのライトのテ−マ拝読しました、もっと前に読んで置けばよかった)
◆もう1つは ロ−プを体に巻いて岩を下ることです。
●これは私は9人の参加者の中で2番目に下りていきましたが 先頭に下りていったメンバ−が次に下りていく私に色々アドバイスを与えてくれて それはとても助かりましたが かえってそれが自分を混乱させる元になったのも事実です。
●その後で下りてきて指示を的確に与えるOさんには感心しました。こういう時 ベテランが先に下りていくのが常道なのでしょうか?(この程度の岩ではそんな事関係ありませんといわれそうですが)
●この山は2度目なのに以前とは違うこの苦労にちょっと驚きました。1回目は数年前だからもっと未熟だったはずなのに 何ゆえ?勿論ロ−プなど使いませんでした。
●寒い中 下りていく順番を待っていてくれて申し訳なく思いました。
●久しぶりに ゴアをザックから出さずに済みました。

■コーチから
●古賀志山稜線のクサリ場は、下り口の1歩をうまく探せればほとんど問題ないのです。
●矢野さんの前回の古賀志山(2002.11.27の朝日カルチャーセンター千葉)は26人の大部隊でしたから、できるだけスムーズに下れるように指示しました。
●今回も、もちろんそういうことが可能でしたが、赤岩からの岩稜の様子でみなさん長足の進歩をしていると感じたので、ロープで安全だけ確保して、自由に下ってもらおうと考えたのです。
●それにしても、9人で1時間半以上というのは予想以上。おかげで日没後30分の無灯火歩行で古賀志山へ、灯火歩行で下山というおまけの体験をしていただけました。


◆糸の会山行[479]――11c
古賀志山
こがしやま……583m
登り8p+稜線5p+下り13p……26ポイント
日の出0630、日の入り1626……11.28宇都宮市で
東武鉄道・新鹿沼駅から……2006.11.28(火)実施

◆集合
●11.28(火)9:00……東武浅草駅・該当ホーム・前方2両目乗車口

◆ポイント
●標高たった583mの小さな山です。標高は低いのですが、岩登りだの、パラグライダーだのの山です。つまり個性的な山なのです。赤岩山からの縦走路は岩稜ですからお楽しみに。
●入浴は「ろまんちっく温泉館」。そこからバスで宇都宮に出ますから、餃子などいかがでしょうか。

◆往路
0910浅草始発(東武日光線・快速日光行き)……1045新鹿沼
0910浅草→0921北千住→0945春日部→1045新鹿沼
*タクシーで登山口へ(1台約2,500円)

◆現地行動
1130ごろ_登山口出発……登り8ポイントを1時間として
1230ごろ_赤岩山……岩場の稜線5ポイントを30分+1時間として
1400ごろ_古賀志山……下り(含林道)13ポイントを2時間として
1600ごろ_赤川ダム
*タクシーで風呂、食事など

◆帰路参考
●東武鉄道
宇都宮→栃木
1738→1824、1800→1840、1828→1903、1844→1916(新栃木)、1904→1943、1926→2003、1943→2015(新栃木)、2003→2041
●栃木→浅草(東武特急)
1806→1915、1926→2035、2024→2135
●東北新幹線
宇都宮→東京約1時間。運賃1,890円+自由席2,400円
宇都宮→大宮約30分。運賃1,280円+自由席1,790円

◆往路参考
●地下鉄銀座線
0830渋谷→0843新橋→0852神田→0857上野→0902浅草
●山手線
0821新宿→0830池袋→0839田端→0840西日暮里→0846上野
●都営地下鉄浅草線
0701三崎口→0759横浜→0812京急川崎→0827品川→0839新橋→0850浅草橋→0853浅草
0741京成成田→0813京成津田沼→0818京成船橋→0834京成高砂→0848浅草
●営団千代田線
0836代々木上原→0841表参道→0856大手町→0905西日暮里→0911北千住
●中央線快速
0727高尾→0736八王子→0748立川→0809三鷹→0830新宿→0842神田
●東急東横線
0732元町中華街→0741横浜→0759武蔵小杉→0818渋谷
●総武線各駅停車
0748千葉→0806津田沼→0822市川→0837錦糸町→0842浅草橋

◆費用の目安
東武_浅草→新鹿沼……1,160円
taxi_新鹿沼駅→登山口……1台約2,500円
taxi_赤川ダム→ろまんちっく温泉館……1台約2,500円
bus_温泉館→宇都宮駅……600円
東武_宇都宮→浅草……1,160円

◆電話
●タクシー(新鹿沼駅)
鹿沼合同タクシー_0289-62-3188
平和タクシー_0289-62-3135
みやこタクシー_0289-62-2920
●入浴(宇都宮駅)
ろまんちっく温泉館_028-665-8181_1000-2100_500円_第2火曜定休
●餃子(宇都宮駅)
みんみん_焼餃子/揚餃子/水餃子各220円

◆持ち物
★食べ物・飲み物――水筒+行動食+おやつ
■冬季日帰り標準セット
●足まわり……運動靴、軽登山靴など
●行動着……ドライタイプの登山用Tシャツ+長ズボン+長袖シャツ
●保温着……手袋(アンダーとアウター)+耳覆いのある帽子+靴下の予備+フリースシャツ+保温用タイツかフリースのズボン+貼るカイロ
●雨具……折りたたみ傘+ゴアテックススーツ
●小物……地図+健康保険証コピー+時計+ポケットライト

◆ルートシミュレーション
●地図は国土地理院1:25,000地形図、宇都宮1号-3(おおや)を原寸使用しています。
●シミュレーションマップ上の○印は予定したルートが太い等高線(50m)を横切る地点を中心にした半径50mの円。数字は100m単位の標高です。◇印は山頂から山裾に向かって地図上で計った距離。ごくラフな計り方で500mごとに印をつけてあります。この地図情報の一番簡単な見方は、○印と◇印をどちらも1個(1ポイント)7.5分(2個で15分、8個で1時間)と概算して、山歩きの時間目盛りとする方法です。


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