六ッ石山(鷹ノ巣山を変更)――2008.2.26(火)



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◆糸の会山行[553]――2c
◆六ッ石山(鷹ノ巣山を変更)
たかのすやま……1,737m
登り25p→下り25p……50ポイント
【B】
むついしやま(六ッ石山)……1,479m
登り28p→下り38p……66ポイント
日の出0615、日の入り1733……2.26に東京で
◆JR青梅線・奥多摩駅から……2008.2.26(火)実施


●予約不可、かつ本日1台配置というタクシーが奥多摩駅前に見えなかった。バスが出発するまで戻ってこなかったので、計画を【B】に変更、奥多摩湖バス停で下りてトイレなどの準備の後、水根から登り始めた。

★1120奥多摩湖バス停(標高約550m)を出発。気温約10度C→1155-1205-10産土神社の先(標高約750m)で休憩。服装調節やらエネルギー補給やら。気温約7度C→1235-40軽アイゼン装着(標高約900m)→1405-25-30ティータイム(標高約1,400m)→1455-1500山頂(標高1,479m)。気温約0度C。

●登り初めは南斜面のためか雪はないか、あってもやわらかく、歩くのにほとんど問題なかったのだが、植林地の道を本格的に登り始めると解けて凍ったところも現れた。軽アイゼンを装着した。
●1405からのティータイムは、甘い紅茶とトラピスト修道院のビスケット。頂上まであとすこしという稜線だったが、防火帯に雪が吹き溜まって気分が良かったのと、風がぜんぜん来ない気配がしたので、ゆっくり休んでおきたかった。
●この日、天気予報では夕方から雨雲が関東地方を通過して雨か雪になるとのこと。北西方向から黒い雲がかなりの速度で広がり初め、稜線には肌を刺す冷たい風が吹いていた。
●山頂では雪が舞い始めた。吹雪になりそうな気配の中、記念写真を撮るとすぐに先を急いだ。

★1500山頂(標高1,479m)を出発→1545-50三ノ木戸山のトラバース道(標高約1,150m)で休憩→1610-15アイゼンをはずす(標高約950m)→1655林道に出る(標高約600m)→1710-15羽黒三田神社(標高約500m)→1735奥多摩駅

●七ッ石山から鷹ノ巣山を経て六ッ石山へ、それから奥多摩駅へと続く石尾根の稜線は雪が吹き溜まってトレースがかろうじて見える程度。赤布などがないのでトレースがないと往生しそうだが、さすがに人が歩いている。分かりにくいのは部分的なものと判明して、気が楽になった。
●稜線上ではときおり強風が吹いた。枯葉が雪面を舞っていた。枯葉の上に緑の葉が乗っているのは土日の嵐によるもののようだ。
●三ノ木戸山のトラバース道は北斜面。雪の斜面にトレースがかなりしっかりついていた。風がこないので雪山気分で休憩した。
●標高800mあたりで東にのびる稜線から斜面を下る道になり、南東にのびる尾根に乗り替える。神社があり、林道を少し下って、また登山道を下って立派な羽黒三田神社に出る。もう下界の領域だ。
●奥多摩駅へいく人がいず、全員もえぎの湯へ。冬期は1800入場終了、1900閉館ということであわただしい風呂となった。
●1858奥多摩→1933青梅。天ぷら・うなぎのみさと(0428-22-4403)に行った。青梅には何軒か候補があるが、遅くまで可能なのはうなぎ・天ぷらの寿々喜家(0428-22-2064)の2軒か。
●青梅まで出ておけば東京行きもかなりある。2034青梅→2104立川→2058東京の中央線快速に乗った。

●みなさん山の中で雨にあうという覚悟で来たのが、雪になってよかった……といっていたら、それもやんでしまった。よかったね、といっていたら青梅から帰りの電車に乗ってから雨が来た。
●冬らしい厳しさをちらつかせながら、ちょっとほほえんでくれた天気に感謝した一日。


◆集合
●2.26(火)9:10……JR立川駅_青梅線ホーム_前方2両目乗車口

◆ポイント
●奥多摩駅でタクシーを確保できない(この日は1台で予約不可)のと、タクシーを使わなくては身動きがとれないのとで、タクシーがつかまらない場合にはとなりの六ッ石山にシフトします。こちらはバス停から直接登れます。
●雪の鷹ノ巣山です。軽アイゼンは必携です。
●奥集落から浅間尾根を登って、同じ道を奥集落まで戻ります。そのあと峰谷バス停まで歩かなければならないかもしれません。そのときはご容赦。
●天気がよければ、もちろん雪の鷹ノ巣山からのおおらかな風景が展開します。
●六ッ石山に方向転換した場合は、急な登りと長い稜線歩きになりますから、トレースがついていないと時間が大幅にのびます。あるいは夏より歩きやすい道になっているかもしれません。いずれも現地で判断しましょう。
●青梅線の青梅〜奥多摩の電車と、奥多摩駅から先のバスの便のかみ合わせが悪くて、これより早くできませんでした。最後、車道に出てから暗くなる可能性があります。ライト必携です。

◆往路
●中央線快速
0814東京→0828新宿→0901西国分寺→0906立川
*乗換(トイレ可能です)
0915立川→0946青梅/0956青梅→1032奥多摩
*鴨沢行きバス
1045奥多摩駅→1100奥多摩湖(340円)→1110峰谷橋(500円)

【A】タクシーがつかまった場合は奥集落まで入ります(1台6人乗車_約5,000円)。残った人が峰谷橋までバスで行って、戻ってきたタクシーで奥集落まで。料金は全体を割りましょう。
【B】タクシーがつかまらないとき(この日は1台のみ稼働)は、バスを奥多摩湖で降りて「六ッ石山登山」に切り替えます。行動量はほぼ同じかと思います。

◆現地行動
1200ごろ_奥集落を出発……登り25ポイントを3時間として
1500ごろ_鷹ノ巣山……同じ道下り25ポイントを2時間として
1700ごろ_奥集落……車道下り20ポイント(6.5km)を1時間半として
1830ごろ_峰谷橋バス停
*バスかタクシーで奥多摩駅へ。

【B】
1115ごろ_奥多摩湖バス停を出発……登り25ポイントを3時間として
1415ごろ_六ッ石山……稜線下り38ポイントを4時間として
1815ごろ_青梅駅

◆帰路参考
●バス(峰谷橋→奥多摩駅。500円)
1613→1641、1707→1735、1745→1813、1845→1913、1918→1946、1934→2002、2017→2045

◆往路参考
●武蔵野線
0735西船橋→0752新松戸→0821南浦和→0840東所沢→0853西国分寺
●南武線
0802川崎→0815武蔵小杉→0824武蔵溝ノ口→0832登戸→0859立川
●湘南新宿ライン
0649小田原→0736大船→0754横浜→0824新宿

◆費用の目安
JR_新宿→奥多摩……1,050円
taxi_奥多摩駅→奥……1台約5,000円
*bus_奥多摩駅→峰谷橋500円
bus_峰谷橋→奥多摩駅……500円
JR_奥多摩→新宿……1,050円

◆電話
●タクシー(奥多摩駅)
京王タクシー奥多摩営業所……0428-83-2158……1台のことが多い_予約不可_0428-22-2612青梅〜奥多摩地区無線センター
●入浴(奥多摩駅)
もえぎの湯……0428-82-7770……1000-2100(12-2月は1900まで)_月曜休館_700円_奥多摩駅から徒歩10分
●食事(奥多摩駅)
農家ヘムロック……0428-83-2776……1100-2300_土日は要tel_奥多摩駅徒歩5分_奥多摩郵便局向かい_こだわりカレー700円、海鮮オムライス750円
鴨足草(ゆきのした)_0428-83-3363_白丸駅下車_月曜定休_手打ちうどん「ずり出し」

◆持ち物
★食べ物・飲み物――水筒+行動食+おやつ
★この時期、ポケットライト必携です。
★手袋や冬用帽子、軽アイゼンも必携です。
■冬季日帰り標準セット
●足まわり……運動靴、軽登山靴など
●行動着……ドライタイプの登山用Tシャツ+長ズボン+長袖シャツ
●保温着……手袋+耳覆いのある帽子+靴下の替え+フリースシャツ+貼るカイロ
●雨具……折りたたみ傘+ゴアテックススーツ
●小物……地図+健康保険証コピー+時計+ポケットライト

◆ルートシミュレーション
●地図は国土地理院1:25,000地形図、東京14号-3(おくたまこ)を原寸で使用しています。
●シミュレーションマップ上の○印は予定したルートが太い等高線(50m)を横切る地点を中心にした半径50mの円。数字は100m単位の標高です。◇印は山頂から山裾に向かって地図上で計った距離。ごくラフな計り方で500mごとに印をつけてあります。この地図情報の一番簡単な見方は、○印と◇印をどちらも1個(1ポイント)7.5分(2個で15分、8個で1時間)と概算して、山歩きの時間目盛りとする方法です。
●なお、下りは道の状況によって登りの70%と見積もるのが現実的です(高速下山路では50%、難易度の高い場合は100%とすべき例もあります)が、計画段階では登り時間にしておいて、余るようならリーダー権限の予備時間として自由に使うという考え方をしています。


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