赤雪山――2008.3.8(土)


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◆糸の会山行[554]――3a
◆赤雪山
あかゆきやま……621m
登り22p→下り26p……48ポイント
日の出0602、日の入り1741……3.8宇都宮で
◆東武伊勢崎線。足利市駅から……2008.3.8(土)実施


●タクシーで足利市駅→名草巨石群入口_4,670円

●1055巨石群入口(標高約200m)を出発→1125名草の巨石群(標高約350m)→1150-55赤雪山登山口(標高約500m)→1225-35-40反射板のあるピーク(標高約550m)→1310-20赤雪山(標高621m)

●この日はあたたかく、巨石群入口で出発準備を整えているときに、ポカポカと暖かかったので伊藤は半袖Tシャツになってしまったほど。歩き出してシマッタ風は冷たいと思ったけれど、赤雪山登山口までそのまま歩いてしまった。
●名草の巨石群は、入口から参道を約400mで厳島神社。足利七福神の「名草の弁天様」が本家とか。巨石群はその奥にあって、奥の院とされている。国の天然記念物というほどのものには見えないが。
●神社の参道が、そこからは林道に変わる。蛇行を律儀にたどって長石林道に出ると、赤雪山登山口があった。
●アカマツの稜線を心地よく進んでいくと高圧送電線の鉄塔(標高約550m)に出る。そこから正面に見えるまろやかな2つのピークの、左が550m峰、右が570m峰。それをたどって、奥にある赤雪山(621m)に至るという趣向。
●それぞれの間に小さな鞍部があって、下っては登るということの繰り返しになる。送電線鉄塔のところから下って登った550m峰でゆっくりと休む。先に進むと冷たい風に吹かれるかと思ってのこと。
●風はけっきょく彩りを添える程度で、ポカポカ陽気は春の訪れ。まだ元気なアカマツの尾根を歩くのは心楽しい。

●1320赤雪山山頂を出発→1340_570m峰から北にのびる尾根を下る→1405-10林道(標高約400m)→1430県道215号・桐生田沼線に合流(標高約300m)→1520番場バス停

●軽い山だとは覚悟していたので、軽すぎたら帰りがけに名草巨石群から行道山に向かう関東ふれあいの道を軽くのぞいてバス停へと行こうかと思っていたのだが、そこまで戻るのもちょっとおっくうな感じがした。
●山頂の道標によると北に向かうと仙人ヶ岳、南に下ると松田川ダム。570m峰との間の鞍部からは松田川ダムの駐車場まで「1.1km」という立派な道標が立っている。
●私は、できれば北に下って大日陰林道から足利カントリークラブを抜ける県道でバス停まで約5kmを歩いてみたいと思い始めた。少々の薮こぎになっても、少しは波乱がほしい。
●その情報は1997年発行の『栃木の山120』編著者が宇都宮ハイキングクラブで発行は宇都宮の随想舎。そこには「570mピークから北東に派生する尾根沿いに田沼町側の大日陰林道へ下ることができる」と書いてある。
●570m峰から明瞭な踏み跡が北にのびていて、しばらくすると古い赤テープが規則正しく現れる。下り一方の小さな尾根なので道を間違える危険はほとんどないが、踏み跡は不明瞭で、急斜面もあって、赤テープの確認は怠らない方がいい。
●滑って転んだ人もいて、ハプニングを楽しめた。
●そして長い林道〜県道。番場のバス停にあと一歩というところで走り去るバスを見たが、それが1508の足利行き。次は1603の佐野行きということで、タクシーを呼ぼうとしたが、待ち時間があまり変わらないかもしれないという気持ちにもなり、気持ちいい暖かさの中でバスを待つことにした。
●バスは貸切状態だったが、駅へは行かず、佐野厚生総合病院で下りればタクシーがいるだろうという運転手のすすめでそうすることにしたが、遠かった。走り続けて小一時間。バス運賃も850円。
●病院前にタクシーはいず、病院も土曜日の診察を終えて入口を閉じていた。運良くタクシーをつかまえて佐野やすらぎの湯へ。
●私は『りょうもう・めんくい道』(2005年・渡良瀬通信25周年記念別冊)という虎の巻をもっていて、佐野だけでも54軒が写真入りガイドとして登場する。これまでおぐら屋(0283-25-1128)には何度か行っているが、駅周辺で新しい店を開拓したいと考えていた。タクシー運転手にも聞いたりして、駅に近くて「青竹手打ちラーメン」の赤見屋本店(0283-22-5602)に決めた。営業時間は1130-1900で品切れ次第終了。電話してみると今日は6時半ぐらいまでとのこと。風呂から出たみなさんに相談して、これから向かうという連絡をしておいた。
●極細の縮れ麺がどんぶりのなかにぎっしりと沈んでいるというラーメンで、佐野ラーメン特有のあっさり味。100円増しの大盛りにしたら、後から後から麺が出てくるビックリラーメンの気配がした。ガイドに「佐野ラーメン、東の大関か」とあったが、記憶に残る好感。
●タクシー代は佐野厚生総合病院→佐野やすらぎの湯が850円、佐野やすらぎの湯→赤見屋本店が2,060円。

●帰りの電車は東武で1913佐野→1928館林に決めた。その先は1958館林→2105浅草という特急があるけれど、30分も待たなくてはいけない。その前の1935館林→2004久喜に乗ると、2005久喜→2205中央林間というのがあって、2048北千住、2101錦糸町ということを発見。千葉組の皆さんには特急で浅草に出るよりずっと速い。
●新浦安に行きたい人は、2033新越谷でJR武蔵野線に乗り換えて、2042南越谷→2114西船橋→2122新浦安という選択が浮上した。
●交通新聞社の『東京時刻表』は計画時に使っているし、山にも持参することが多いけれど、今回ほど役に立ったのは初めて。
●小さくて退屈な山として終わりそうな気配だったが、風呂もラーメンも、バスツアーも、電車の旅も、それなりに役目を果たしてくれた……という感じ。


◆集合
●3.8(土)8:30……東武浅草駅・特急券売り場前
*0840までに集まった人で、まとめて特急券を買います。

◆ポイント
●名草の巨石群は国の天然記念物ということです。
●西奥に赤雪山の登山口があります。そこから山頂までは1時間半というスケールです。
●赤雪の名の由来は、鎌倉時代にこのあたりで雪原に血を流したという歴史によるそうです。名前にひかれて「なあんだ」となりそうですが、展望はいいそうですからお楽しみに。
●帰路、南北に下る道が地形図にはありますが、古い道のように思われます。
●帰路については、巨石群入口近くまで戻って、さらに入名草バス停まで歩きます。1629のバスに乗れるよう時間調節をしてみたいと思います。
●なお巨石群入口近くから南に下って藤坂峠に至る道は関東ふれあいの道で、行道山浄因寺へと向かいます。

◆往路
0850浅草始発(東武特急_りょうもう5号_赤城行き)……1008足利市
0850浅草→0901北千住→0928東武動物園→……→1008足利市
*タクシーで名草巨石群入口へ(1台約4,000円)

◆現地行動
1100ごろ_巨石群入口を出発……登り4ポイントを30分として
1130ごろ_名草の巨石群……登り車道7ポイント(約1.5km)を30分として
1200ごろ_赤雪山登山口……登り11ポイントを1時間半として
1330ごろ_赤雪山……下り11ポイントを1時間半として
1500ごろ_赤雪山登山口……車道下り7ポイント(約1.5km)を30分として
1530ごろ_名草の巨石群……下り4ポイントを30分として
1600ごろ_巨石群入口……車道下り4ポイントを30分として
1630ごろ_入名草バス停
*1629入名草→1650市民会館前のバスに乗りましょう(500円ぐらい)
*市民会館前バス停から幸の湯まで歩けます
*そのあと夕食
*タクシーで足利市駅へ

◆帰路参考
●東武特急(足利市→浅草)
1705→1826、
*以下「夜割」
1736→1855、1806→1925、1837→1955、1905→2025、1946→2105、2034→2155

◆往路参考
●京浜急行+都営地下鉄浅草線
0645三崎口→0740横浜→0750京急川崎→0753京急蒲田→0803品川→0811新橋→0821浅草橋→0823浅草
●JR総武線各駅停車
0729千葉→0745津田沼→0750船橋→0800市川→0813錦糸町→0817浅草橋
●JR総武線快速(通勤快速)
0627佐原→0736千葉→0746津田沼→0806錦糸町
●JR京葉線
0631君津→0706蘇我→0748東京(快速)
0701蘇我→0713海浜幕張→0754東京
●JR山手線
0806新橋→0809東京→0813秋葉原→0817上野
●地下鉄銀座線
0754渋谷→0807新橋→0816神田→0821上野→0826浅草

◆費用の目安
東武伊勢崎線_浅草→足利市……940円
特急券_浅草→足利市……1,000円
taxi_足利市駅→名草巨石群入口……1台約4,000円?
bus_入名草→市民会館前……500円?
東武伊勢崎線_足利市→浅草……940円
特急券_足利市→浅草……夜割で800円
*足利市内で短距離のタクシーを使うと思います

◆電話
●タクシー(足利市駅)
朝日タクシー……0284-71-1101……駅前
●食事(足利市駅)
肉汁うどん 小島屋……0284-71-3257……1130-1500/1700-2000_日曜定休_足利市駅裏徒歩3分
カフェ・ド・フルカワ……0284-42-9619……昌平町_コーヒー専門_0630-1730_月曜定休_学校門近く
一茶庵本店……0284-40-3188……1130-1400/1630-1900_水曜/第3木定休
そば割烹大正庵……0284-43-3377……1100-2100_月曜定休_懐石2,100円〜_敷地1,000坪
めん割烹なか川……0284-41-2322……1130-2000_火曜定休_石畳大門通り
あらき……0284-71-3435……1130-1500_月曜火曜定休_足利市駅から徒歩5分_ニューミヤコホテル別館から渡良瀬川方向へ
手もみそば・いけもり……0284-43-0731……1100-2100_無休_宮北町1-2
九一そば・第一立花……0284-22-0505……1130-1500/1700-2000_水曜定休_通6丁目
●入浴(足利市駅)
足利健康ランド……0284-73-0105……無休_24時間_1,950円_足利市駅徒歩12分_送迎バス(10人以上随時)
幸の湯……0284-42-0030……450円(休日550円)_1000-2400_第一火曜定休_民間_総合運動場隣

◆持ち物
★食べ物・飲み物――水筒+行動食+おやつ
★軽アイゼン必携です。
★ポケットライトも念のため。
冬季日帰り標準セット
●足まわり……防水運動靴(軽登山靴など)
●行動着……ドライタイプの登山用Tシャツ+長ズボン+長袖シャツ
●保温着……手袋+耳覆いのある帽子+フリースシャツ+予備靴下+貼るカイロ
●雨具……折りたたみ傘+ゴアテックスレインスーツ
●小物……地図+健康保険証コピー+時計+ポケットライト+ダブルストック

◆ルートシミュレーション
●地図は国土地理院1:25,000地形図、宇都宮10号-1(ばんば)、宇都宮10号-2(あしかがほくぶ)、を原寸で使用しています。
●シミュレーションマップ上の○印は予定したルートが太い等高線(50m)を横切る地点を中心にした半径50mの円。数字は100m単位の標高です。◇印は山頂から山裾に向かって地図上で計った距離。ごくラフな計り方で500mごとに印をつけてあります。この地図情報の一番簡単な見方は、○印と◇印をどちらも1個(1ポイント)7.5分(2個で15分、8個で1時間)と概算して、山歩きの時間目盛りとする方法です。
●なお、下りは道の状況によって登りの70%と見積もるのが現実的です(高速下山路では50%、難易度の高い場合は100%とすべき例もあります)が、計画段階では登り時間にしておいて、余るようならリーダー権限の予備時間として自由に使うという考え方をしています。


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