新穂高スノーハイク――2008.3.11-12(火水)



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◆糸の会山行[555]――3e
◆新穂高スノーハイク(乗鞍岳を変更)
新穂高ロープウェイ・白樺平駅……標高約1,300m
新穂高ロープウェイ・西穂高口駅……標高約2,160m
西穂山荘……標高約2,350m
日の出0610、日の入り1757……3.11岐阜で
◆中央高速バス・平湯温泉から……2008.3.11-12(火水)実施


■2008.3.14――林 智子さんからワンポイントレポート「ハラハラドキドキ・スノウシュー!」
とにもかくにも 無事に生還した。
一応 バンザーイ 三唱!

糸の会の<e>って 確か 70歳前後対応・・<平日なので
温泉宿を利用し> <旅行気分の軽い山歩き>・・・と 書いてあったよネ。
この冬 初の  スノウシュー遊び・・るんるん・・・あの 高峰温泉の
時のように おとぎばなしチックに積もった 雪 ゆき 雪の 木立の中を
私たちは  ウサギのように 飛び跳ねたり スノウシューで カモシカのように
駆け下りたりして 雪の中を とびはねるのよ。妖精気分も 満喫だーい・・・などと 
安易に 無防備に参加したのが いけなかったのかしら?

あのコーチのもと <楽ですよ・楽勝ですよ>と ニヤリと 言われて 何度
修羅場をくぐったことかの 過去の数々・・・それを 久しぶりの 
スノウシュー遊びに <わーい> と あれもこれも 忘れてしまったことが
私の 失敗の最初かしら?

ロープウエイの駅では 今頃 私たちを 歓迎するための コーヒイの香りやら
信州そばなんかの いい香りで満ちているのよ。
ついたら コーチたちが バスで到着するまで 私たちは 
ゆったり お茶でもしていましょうよねえ・・・ なーーんて
冗談でした。なんてこった!

あまりの 暖かさに 千石尾根くだりから 上高地くだりへと
コースが 変更となった。なだれが危険だということで。

家に たどりついてから 少し 冷静な気もちで 一体 どこを われわれは
くだったのだろう?と 地図を広げてみた。
西穂山荘を 7時半にスタート。
船形地形といわれるところを 過ぎて 急坂。物凄い急坂。目指すは 梓川。
そこには しっかりと 赤い字で <沢に迷い込まないよう注意!!!>と
書かれている。地図には。
なるほどなー。この 大きな カーブのところで われわれは 苦しんだのね。
あの 急坂を すべり・ずり落ちるようにして こけつまろびつ くだったのに
あーーーーかみさま・・・・しるしがない。 赤いテープも 赤い目印も
何もない。なんにもない。 ドウスレバイイノ?
どうするの? どうなるの? 私たち。
どうする・・・どうする・・・・どうしよう。

臆病な わたしは <これで 命運も尽きたのね。おとーさん・みなさん・さようなら>
などという せりふも 口にしていたのよ。コーチ。 

でも <とにかく 戻りましょう>との コーチからの 力強い指示。
でもね・・でもね・・・戻りましょうっていったって すごい坂道 下ったのだよ。
これを 今度は 逆に登るって言うのですね。私たちは そびえる急坂に 絶望した。

そこから しばし 試練の 山登りが始まった。
ワタシハ 私の もてる 筋力も 気力も 体力も ぜーーんぶ ぜーーんぶ
使いはたして よじ登った。
目には なみだ・・の 気分だけど 泣いてる場合じゃない。
あんなに 苦しく あんなに 希望がなく あんなに 死力を 尽くしたのは
私の人生 始まって以来のことだ。
わたしは オーバーな 人間なので しょっちゅう 怒涛の 働きだの
死力の 限りをつくしました などと 平気で 言う なまっちょろい がんばりの
きかない 人間だが 今回限りは ほんとに ほんとの 死力と言っていいぐらい。
常日頃の 力任せで鍛えた 家事能力やら ダンス系で鍛えた足の筋力も 背筋力も 腕力も
全部 使い切った。

だって あれを 登らなければ 生きて帰ることは 出来ないのだもの。
涙も あせも 鼻水も なんだい そんなもの。 なにくそ!って 感じ そんなもの 何てことないわ。
肩が凝っていたのも 手の腱鞘炎も ぜーーんぶ 治ってしまった。
それどころじゃないとき には ほんと そんなものは 小さいことなんだ。
生きるってそういうことだなあ。これから 強く生きられそう。

つまり われわれは 今回 多少 危機だったのか?
それとも そうでもなかったのか?

たどりついたら 釜トンネル横の 塚原朴伝の湯に ドボンとつかり
歯磨きも 洗髪も なく 気持ちがいいのか 悪いのか 洞窟みたいな
お風呂に つかって 帰りは 馬<さくら?>の お刺身を 猛烈に食べた。
もちろん ビールで 乾杯もして。あれで ビールがなかったら
コーチは 無事に東京になんか 帰してはもらえませんでしたのよ。

次の 冬山の スノウシュー遊びは 一月か 2月にしたい。
ふったばかりの ふわふわ やさしい 故郷のように やさしい雪の 木立の中を
歩いてみたい。
スノウシューだと どこまででも行ける。
コーチの掛け声で 急坂を下るのも 楽しい こわーい 遊び。
次も 楽しみに しています。

今回は 命を 張りましたね。私たち。
怖かったけど とても 楽しかった。

      *コーチどの。少し 支離滅裂ですみません。


■2008.3.15――稲葉 和平さんからワンポイントレポート「3e新穂高スノーハイク」

 新穂高スノーハイクの初日、少しばかり斜面が急勾配になっただけで足を前に進めることが出来なくなってしまい、皆さんにご迷惑をおかけしました。
 自分でも登りの歩き方がおかしいという自覚があり、なおかつ、1週間ほど前から脚に疲労というか違和感を憶えていたので、内心これはマズイ、自力で登れないのではないか、という不安が頭をかすめたほどでした。
 あの時点ではコーチからのアドバイスを受けても脳が脚・腰への命令に変換することができず、最後は腕力でがむしゃらにストックを使って体を引き上げ、何とか窮地を脱したのが実情です。
 安達太良山でも足和田山でも、懸命に歩いているにもかかわらずパーティーの歩行速度についていけないので、歩き方に欠陥があることは充分に意識していました。そのため、日頃から通勤の歩行時に、山歩きのような重心の移動を試みながら歩くようにしていました。
 しかし、結果的には、誤った考え方で無理に筋肉を動かすことで、それまで使わなかった部分に緊張感、つまり無用な筋肉の張りを生じさせていたようです。踵で着地に神経が行き過ぎて前傾姿勢が崩れ、後ろに残された上半身を強引に足で押し上げなければならない、無理な歩き方をしていたようです。足和田山で大腿筋(?)がつりそうになったのも、そのためだろうと思います。
 そしてスノーハイクの2日目、上高地への下りで途中の標識を見失い、今回随一ともいえる急斜面を登って前の標識まで戻らなければならなくなったとき、「昨日の登り方では戻れない」、と一瞬途方にくれました。
「ここは落ち着いて、考え方を変えてみよう」・・・。踵着地にこだわらず、足首を深く折り前傾を維持して踵に重心を乗せる、という意識でやってみよう。バランスを崩さないように・・・。
 神に祈りたくなるような気持ちでの一歩が軽く前に進み、身体がすうっと持ち上がったときは、思わず「やった」と声が出ていました。
 その後の下りは気分爽快、足取り軽く、快適にゲートにたどりつきました。あとは平らなところを歩くだけ。
 ところが、皆さんは気がつかなかったかもしれませんが、私にとってはそこからしばらくの間、どうにもこうにもわけが分からず、パニックに近い状態が続いたのです。
 一生懸命歩いているのにもかかわらず、追いつけない・・・。スノーシューを脱いで通常歩行に移っても事態は変わらず、10分ほどでギブアップ寸前まで足がバテてしまったのです。
 そこでふと気がついたのは、平地になって再び、頭が昨日までと同じ命令を出しているのではないか、ということでした。登りだけではなく、平地を歩く場合の足の運び方も、感覚を切り替えてみよう。踵の接地のことはひとまず意識からはずし、前傾を維持して重心を踵に乗せて移動するように。
 そこからは疲れも吹っ飛び、温泉まで快調に足を運ぶことができました。山の歩き方をマスターするまでには先が長いかもしれませんが、何歩か前進したことは確かだと思います。収穫「大」のスノーハイクでした。

 今回のスノーハイクは、山歩きには常に研ぎ澄まされた神経が要求されることを改めて思い起こさせてくれました。また、なかった方がよかったことかもしれませんが、標識を見失ったときの戻りの急斜面の登りでは、思いっきり全力を振り絞るような、日常では経験しない充実した感覚も味わうことができました。

好天に恵まれ、グレードは「e」、感激は「S」のスノーハイクでした。感謝です。


●計画は乗鞍岳から新穂高スノーハイクに変更したのに、じつは狙っていた新穂高ロープウェイ下の千石尾根は現在通行禁止となっていて、さらに変更。西穂山荘から上高地へと下った。
●3.11は3人が高速バスで、4人が千葉発あずさで松本経由。新穂高温泉のバスターミナルで合流した。
●ロープウェイは荷物が8kg以上は荷物料300円ということで、全員計量。10kgオーバーの人は荷物料をとられた。
●しかも乗車口には「雪崩発生の危険があるため、強風でロープウェイが止まった場合でも千石尾根の下山禁止」という注意書きがあった。
●もともとスキーコース(ただし未圧雪)のあったところ、簡単に雪崩が起きるはずもないだろうし、私たちは基本的に樹林の中にルートをとる。
●天気が良くて、ロープウェイもすいていたので、ルート観察は十分にできた。スキールートは小規模な雪崩が起きる可能性なしとはいえないが、雪崩の痕跡はなかった。スキーコースだった雪面に対して上部では右側、下部では左側の樹林を下れば、斜面はかなりの勾配で、スノーシューなら快適と思われた。
●上の西穂高口に着くと、風もなく、晴天で槍ヶ岳もはっきり見える。展望台になっている屋上でのんびりと休憩した。
●しかし、こちらには「スキー、スノーボードなどの滑走禁止」という注意書きがあった。閉鎖したスキー場としては、滑走を許すわけにはいかないだろう。

★1035新穂高ロープウェイ西穂高口を出発(標高2,156m)気温マイナス2度C→1450-1500日当たりのいい雪道(標高約2,150m)で休憩→1615-30西穂山荘(標高約2,400m)でスタンバイ→1700-10丸山(20452m)→1730西穂山荘

●いつものことだと思うけれど、しっかり踏まれたトレースが続いていた。スノーシューをつけて歩ける幅の溝がのびている。たらたらと行って、最後に登れば西穂山荘という構造だが、じつは登りのボリューム感がかなりあった。軽アイゼンならうんと楽に歩けたと思われる。もちろん非常用の4セット(ダブルで装着して2セット)を持ってはいたが、軽アイゼンに履きかえても、こんどはスノーシューを持たなくてはいけないので大差ないはず。
●西穂山荘に着いたとき「とりあえず5分休憩」としたので、小屋の外にいたカメラマンが怪訝な反応をしていたけれど、要は到着だけ知らせて、そのまま展望の利く丸山まで上がっておきたかった。
●小屋のところから、夏なら深くえぐられた急な道をひと登りすると広々としたハイマツの尾根に出るのだが、いまはただのっぺりした雪の斜面。しかもかなり急に見える。ザックを背負ったまま、その斜面にとりついたので「一番苦しかった」とのこと。
●一息登り切れば散歩気分になれるはずが、北アルプスの主稜線に出た瞬間、気温はマイナス10度Cという感じ。しかもそれが吹きつけてくる。
●幸いなことに足元に河童橋〜大正池の川筋も見えたし、対岸の霞沢岳は立派。奥穂からの吊り尾根はほとんど見えないが、前穂から明神が正面にあって、左手には(槍ヶ岳は西穂高岳への稜線に隠されていたが)西鎌尾根から双六岳、手前に笠ヶ岳。南は焼岳から乗鞍岳……とよく見えた。が、じつはその先は急激に視界を失っていた。
●しかし空は青く、足元には雪面に風紋がくっきりと描かれ、北アルプス南部の山がたっぷりと見えていた。

●その日、西穂山荘に泊まっていたのは私たち7人のグループのほかは5人ぐらい。本館はトイレ以外クローズして、表に面した食堂とその上の部屋が冬期小屋という感じで使われていた。食事も品数が多く、お代わり自由のご飯も汁もきちんとつくられていてよかったし、恐そうなお兄さんが2人でやっているのに、街のレストランのような丁寧な対応。燗酒も珈琲も気持ちよく楽しめた。
●……で、千石尾根の通行禁止の件を軽く訪ねてみたのだが、はっきり「通行禁止」という答え。やはり通ってはまずいという感じがした。
●1800から夕食で、十分にゆっくり食べたつもりだったがまだ1900前。いつものことだが、時間つぶしのミーティングにしたけれど、それがまたのんびりゆっくりつづいて、気づいたら2100消灯の15分前。あわてて布団を敷き、トイレに行ったら、消灯時刻ジャストに予告なしに灯りがが消えた。

●2日目は0530に起きてみた。表に出ると昨日とほぼ同様にあたたかい。小屋の入口の温度計でマイナス3度C。風が弱く、空はまずまずの晴天。展望もまずますという程度。日の出を待つほどのこともないと判断して0630の朝食まで寝直した。
●小屋は窓の内側に透明シートを丁寧に貼ってあって、石油ファンヒーターの温度が逃げない。暖かくて、酸欠は大丈夫だろうかという軽い不安つきとはいえ、山小屋としては最大級の暖かさだった。
●朝の風景がよさそうならもう一度丸山まで登るつもりだったが、さっさと上高地へと下ることにした。

★0735西穂山荘出発(約2,400m)気温マイナス1度C→0750-55焼岳分岐通過(標高約2,300m)→0750-55休憩→0800-35小さな谷に下るところ(まだ標高約2,300m)で道標が消失。偵察がかなり広範囲にわたり、結局西穂山荘の電話ケーブルに沿ってしばらく下ってみることにした。下るとすぐに谷すじに道標を発見→0930-55珈琲とお菓子で長めの休憩。気温高く、約10度C。薄いアンダー手袋1枚で、濡れてもときどき冷たいだけで、知らぬ間に乾いてしまうほど→1030-50標高約1,950mの岩稜のところで道標が消える。電話ケーブルと冬期登山道が合致しているか疑わしく思い偵察。それらしい尾根に出たので、下ることにした→1120-1210標高約1,850mのところに道標が2枚あって、冬期登山道としてまちがいないはずが、急斜面でよほどグリセードの達人でないと途中で転びそうな急斜面になった。樹林帯にルートを探すが、最後が急で、雪ごと流される感じ。怪我人が出そうな状況なので登り返して休憩。みなさんかなり苦労して、なんとか脱出した。そこから電話ケーブルが逃げたと思われる尾根にトラバースすると、その尾根の最後のところで道標が出てきた。1300-10-15標高約1,650mで食事休憩。急な尾根道を下りきって、ゆるやかな沢道に出た。夏道の道標は雪に埋もれているらしく、1回も目にすることがなかった。→1335-40-45梓川河畔道路の登山口で休憩。

●トレースがあるとばかり思っていたが、まったくなく、オレンジ色の大きな冬期登山道の標識も3か所で大きく欠落していたので、そのたびに(教育的観点もあって)かなりしっかりと偵察した。偵察では決着がつかず電話ケーブルに従って下るという決断をしてやはりそうだったか、という結果。
●春のような気温で、雪が重く、表面がいくぶんクラストしていて、斜面が急になるとスノーシューをコントロールするのにかなりパワーが必要になる。女性たちがかなり疲れたが、その原因のひとつがザックの重さ。糸の会では「10kg背負って10時間行動」という目安があるので、みなさんその程度のボッカ力はあるのだが、重さの限界領域ではスノーシューのコントロールが急に難しくなるとわかった。荷物を軽くすると(楽になったかどうかはともかく)バランスがみちがえるように回復した。
●このルート、電話ケーブルに沿って下るという原則がわかっていれば、道迷いが発生することもなく、合理的なルートをとることができる。

★1345登山口を出発→1355-1400帝国ホテル前でスノーシューをはずす→1440-1500大正池の展望地(大正池ホテルの先)で大休憩。気温11度C。ほとんど無風→1520釜トンネル入口→1540釜トンネル出口。

●梓川右岸(北岸)は治山運搬路として冬期ダンプカーなどが走っているけれど、左岸は登山道になっている。しかし春の準備でバスターミナルから帝国ホテルのところまで除雪が終わっていた。雪道になると雪は締まっているのでスノーシューを脱いだ。ザックは重くなったが、足は軽くなって、気分はずいぶん軽くなった。一気に大正池ホテルまで歩いて、その先で穂高の風景をたっぷりと味わった。
●釜トンネルはもちろん新しい方。古いトンネルのような「旅情」はなくて、ただ単に乾いた路面を歩くだけ。
●釜トンネル出口の中ノ湯旅館売店でバスを確かめると行ったところ。タクシーを手配してもらって、そのあいだに朴伝の湯に。女性が約20分、男性が約15分。
●食事は(1)女鳥羽そば(0263-35-8502_1100-1900_水曜/第3火曜定休)、(2)三河屋(0263-32-0339_1130-1400/1700-2100_日曜定休_馬刺定食1,785円)、(3)米芳(0263-32-0069_1130-1400/1630-2100_水曜定休)とし、最後の切り札としてはそばのこばやし本店(0263-32-1298_0120-44-1038_1100-2100_無休)か駅前店としておいたが、三河屋へ。
●釜トンネル入口から松本市内へのタクシー代は1台14,850円。
●松本からの帰路はJRが5人(ジパング年齢)、高速バスが2人となった。


◆集合
●3.11(火)7:45ごろ……新宿西口・高速バスターミナルにて

◆ポイント
●「3e乗鞍岳」を「3e新穂高スノーハイク」に変更させていただきます。
●乗鞍岳は以前から冬のフィールドとして注目しているのですが、ロープウェイなどがないために計画はどうしても「山登り」になってしまいます。当方の知識不足でもありますが、やはりもう一歩踏み出せない結果になりました。
●その代わり、絶好のスノーシューのフィールドが近くにあります。新穂高温泉から西穂高岳に登るときに利用する新穂高ロープウェイの、ほぼ真下に当たる千石尾根が最高の降下ルートになるはずです。ここにはかつて登山道がありました。冬には圧雪しない山岳スキーゲレンデとなっていました。
●新穂高ロープウェイスキー場は2003年3月末日で閉鎖されました。その上部に、ロープウェイの西穂高口から千石尾根を一気に850m滑り下りるというダウンヒルコースがあったのです。その千石尾根をスノーシューで下ります。
●……で、1泊目ですが、片道切符で新穂高ロープウェイで上がり、西穂山荘泊まりにします。天気が良ければ稜線まで上がって展望を楽しみますが、独標までは行きません。山小屋から展望のきく稜線まで上がるだけですので、念のため。
●温泉泊まりではありませんが、グレードは「e」、感激は「s」と考えています。
★バスの予約はお早めに。03-5376-2222で。
★スノーシューレンタルが必要な方は早めにお知らせ下さい。
●なお運賃が割高になりますが、あずさ3号でも合流できます。

◆往路
0800新宿高速バス駅発(高速バス_高山行き)……1235平湯温泉(5,700円)
0800新宿→0833中央道日野→1235平湯温泉
*中央道日野バス停は多摩モノレール甲州街道駅から徒歩約5分
*乗換
1240平湯温泉(新穂高温泉行きバス)……1313新穂高温泉(870円)
*新穂高ロープウェイ(1-2区連絡・片道1,500円)

◆現地行動
●1日目
1400ごろ_新穂高ロープウェイ西穂高口を出発……登り12ポイントを1時間半として
1530ごろ_西穂山荘
●2日目
0900ごろ_西穂山荘を出発……下り12ポイントを1時間半として
1030ごろ_新穂高ロープウェイ西穂高口……下り22ポイントを3時間として
1330ごろ_新穂高ロープウェイ白樺平……下り5ポイントを30分として
1400ごろ_新穂高温泉

◆帰路参考
●バス(新穂高温泉→平湯温泉。870円)
1255→1328、1355→1428、1430→1503、1515→1548、1550→1623、1610→1645、1655→1730、1740→1813、1755→1828
●バス(新穂高温泉→松本バスターミナル。2,800円)
1340→1540
●高速バス(平湯温泉→新宿。5,700円)
1425→1900、1625→2100
●バス(平湯温泉→松本バスターミナル。2,300円)
1505→1630、1745→1910
●高速バス(松本バスターミナル→新宿。3,400円)
1520→1832、1620→1932、1720→2032、1820→2132、1900→2212、1940→2252、2020→2332

◆往路参考
●あずさ3号でも合流できます
0638千葉始発(中央線特急_あずさ3号_南小谷行き)……1023松本
0638千葉→0653船橋→0708錦糸町→0730新宿→0754立川→0803八王子→0831大月→1023松本
*乗換
1035松本バスターミナル(新穂高温泉行きバス)……1235新穂高温泉(2,800円)
*新穂高ロープウェイ(1-2区連絡・片道1,500円)
●総武線各駅停車
0619千葉→0637津田沼→0710錦糸町→0717秋葉原→0719御茶ノ水→0735新宿
●中央線快速
0633高尾→0652立川→0713三鷹→0734新宿
●JR新宿湘南ライン
0604国府津→0637大船→0657横浜→0723渋谷→0728新宿

◆費用の目安
高速バス_新宿→平湯温泉……5,700円
バス_平湯温泉→新穂高温泉……870円
*JR新宿→松本3,890円+2,310円。バス松本→新穂高温泉2,800円
ロープウェイ_新穂高温泉→西穂高口……1,500円
宿泊_西穂山荘(1泊2食)……9,200円
●2日目
バス_新穂高温泉→平湯温泉……870円
高速バス_平湯温泉→新宿……5,700円

◆電話
●宿
西穂山荘……連絡0263-36-7052
●湯(新穂高温泉)
中崎山荘……0578-9-2021……0730-2000_500円_新穂高温泉発祥の宿_ロープウエイ駅の川向こう
水明館・佳留萱山荘……0578-9-2136……0800-2000_800円_200畳露天風呂_女性はバスタブOK
槍見館……0578-9-2808……1000-1400_800円_槍ヶ岳展望の露天風呂
新穂高の湯…………0800-2100_入浴料寸志__混浴露天風呂_冬は湯温低い
神宝(かみたから)乃湯……0578-89-2254……0900-1500_600円_日帰り温泉_新穂高ビジターセンター山楽館内_ロープウェイしらかば平駅前
アルペン浴場……0578-9-2614……0900-1600_無料_無休_新穂高バス停前
●湯(平湯温泉)
岡田旅館……0578-89-2336……1400-2000_800円_岩造り大庭園露天風呂
平湯館……0578-89-3111……1300-2000_1,000円_大露天風呂
神の湯……0578-89-3448……0700-1830_500円_4-11月無休_山間の共同浴場で平湯温泉発祥の地_男女露天風呂
ひらゆの森……0578-89-3338……1000-2100_無休_500円_風呂13種_レストラン_宿泊2食つき9,000円前後
アルプス街道・平湯パノラマ大浴場……0578-89-2611……0800-1800(11-4月は0830-1630)_600円_平湯バスターミナル3階

◆持ち物
★食べ物・飲み物――水筒++おやつ
★スノーシュー必携……ないひとは早めにお知らせ下さい。軽アイゼンは不要です
★服装は冬用
冬季小屋泊まり標準セット
●足まわり……運動靴(軽登山靴など)
●行動着……ドライタイプの登山用Tシャツ+長ズボン+長袖シャツ
●保温着……手袋+耳覆いのある帽子+フリースシャツ+貼るカイロ
●雨具……折りたたみ傘+ゴアテックスレインスーツ
●小物……地図+健康保険証コピー+時計+ポケットライト+ダブルストック

◆ルートシミュレーション
●地図は国土地理院1:25,000地形図、高山7号-1(ほたかだけ)、高山7号-2(かさがだけ)、を原寸で使用しています。
●シミュレーションマップ上の○印は予定したルートが太い等高線(50m)を横切る地点を中心にした半径50mの円。数字は100m単位の標高です。◇印は山頂から山裾に向かって地図上で計った距離。ごくラフな計り方で500mごとに印をつけてあります。この地図情報の一番簡単な見方は、○印と◇印をどちらも1個(1ポイント)7.5分(2個で15分、8個で1時間)と概算して、山歩きの時間目盛りとする方法です。
●なお、下りは道の状況によって登りの70%と見積もるのが現実的です(高速下山路では50%、難易度の高い場合は100%とすべき例もあります)が、計画段階では登り時間にしておいて、余るようならリーダー権限の予備時間として自由に使うという考え方をしています。


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