苗場山――2008.7.8-9(火水)


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◆糸の会山行[574]――7e
◆苗場山
なえばさん……2,145m
かぐらみね(神楽ヶ峰)……2,030m
きりのとう(霧ノ塔)……1,994m
ひかげやま(日蔭山)……1,860m
きんじょうざん(金城山)……1,354m
1日目_登り24p……合計24ポイント
2日目_下り11p→稜線48p→下り27p……合計86ポイント
日の出0429、日の入1909……7.8新潟で
◆上越新幹線・越後湯沢駅から……2008.7.8-9(火水)実施


●1017津南でバスを降りるとジャンボタクシーが待っていた。小赤沢三合目登山口まで11,770円。
●1130小赤沢バス停(標高約1,300m)を出発→1200-05四合目(標高約1,450m)→1235-45五合目(標高約1600m)→1320-30六合目(標高約1,750m)雲が怪しい雰囲気になってきたので雨具をつけた。かなり激しい雨になった→1400-05七合目と八合目の間(標高約1,900m)で雨具をとる→1430-40最初の池塘で休憩(標高約2,000m)→1535苗場山頂(2,145m)遊仙閣に入る。
●山頂を通る県境をはさんで、長野側には苗場山頂ヒュッテがあり、新潟側には遊仙閣。長野側は24時間自家発電で、新潟側は自家発電をしないランプの宿。ただの古い山小屋かと思ったら現役の修験の宿で、2階には神棚があり、太鼓がある。山開きの日にはここに修験者が集まって祈祷するという。
●遊仙閣の夕食はカレーと決まっているとインターネット情報にあったそうだが、シチューだった。……が、食事は、2食とも好感の持てるものだった。
●2日目は0530という早い時間に朝食をお願いした。0600出発(2,145m、12度C)→0640-45神楽ヶ峰との暗部(標高約1,900m)で休憩。谷川岳あたりは山頂部が雲の中だが、その下は結構遠くまで見通せる→0710-15神楽ヶ峰(標高2,030m)虫が顔の周りを飛び回ってうるさい→0730小松原湿原への分岐(標高約2,000m)
●分岐から→0815-25(標高約1,900m)小さなアップダウンが連続する稜線でKさんが転んでひざを傷める→0855-0900大日陰山。風がなく、虫がうるさくて、休んでいるのがつらいという状態。虫は小さなブユのたぐい。刺すというよりかみつくという感じ。Kさんがもってきた虫除けのスプレーをみなさんつけてみたが、つけなかった私もかゆかったが、みなさんもかゆかったようだ。0915-20霧ノ塔(1,994m)で休憩。1020-30風の通るところで食事休憩(標高約2,000m)→1035-40日蔭山(1,860m)トイレ休憩→1145-1205-20小松原避難小屋(標高約1,600m)。小屋に着いたところで雨になる。雨はその後ときどき通り雨となって雨具をつけるか脱ぐか悩ませる。川の水で湯を沸かしてティーブレーク。さいわい虫はいなかった……のだが、湿原の中も、その後の樹林帯の下りでももう虫は出なかった。
1305-10金城山方面と下ノ代方面の分岐(標高約1,500m)で休憩→1410-15金城山手前の鞍部(標高約1,300m)で休憩→1450-50急な下りの下部(標高約900m)でMさんが足に脱力感。一時動けなくなる→1610車道(標高約750m)→1627結東へのハイキングルート分岐(標高約700m)→1655上結東バス停。
●1627にハイキング案内板ではバス停まで30分以上かかるとあったが、男性に先行してもらってなんとか1650のバスに間に合わせられないかと最後のあがき。女性陣もがんばって30分でバス停に到着したが、男性陣もバスが行った直後に到着したという。
●萌木の里で入浴し、ジャンボタクシーを呼んだ。タクシーは越後湯沢駅まで18,370円。中野屋でへぎそば。帰路は新幹線で2008越後湯沢→2120東京。
●苗場山頂部にはまだ残雪が残っていて、ワタスゲとチングルマとイワカガミ。イワイチョウはようやく花が咲き始めたところ。小松原湿原もワタスゲがひとりで主役を張っているという感じで、単調だったが、花はこれからいろいろ咲きそうな気配。地塘群が次々に現れるのはなかなかのスケールだ。
●小屋のご主人は結東への下りを「7時間」といっていた。私の計画では下りで余ってくる分を含めて「10時間」それがけっきょく「11時間」かかってしまった。稜線の小さなアップダウンはなかなか手強い。


◆集合
●7.8(火) 7:50……東京駅・21番線ホーム・後方2号車乗車口

◆ポイント
●瑞々しい季節にのんびりと湿原風景を楽しもうという狙いです。それと今年は「上越」をキーワードにしています。
●当初考えていなかったのですが、小松原湿原に寄れないかという意見があったので、そちらに下ることにしました。ちょっと長くなりますが、それに十分応えるだけの「上越」の趣かと思います。
●苗場山山頂には小屋が2軒ありますが、泊まるのは遊仙閣にしました。古いタイプの山小屋かと思います。

◆往路
0748東京始発(上越新幹線_Maxとき307号_新潟行き)……0905越後湯沢
(0748東京→0754上野_0813大宮_0905越後湯沢)
*乗換
0930越後湯沢駅(森宮野原駅行きバス)……1017津南(つなん・750円)
*乗換
タクシー_津南……小赤沢三合目(ジャンボ1台約10,000円)

◆現地行動
●1日目
1130ごろ_小赤沢三合目を出発……登り24ポイントを3時間として
1430ごろ_苗場山山頂
●2日目
0430ごろ_起床
0530ごろ_朝食
0600ごろ_出発……下り11ポイントを1時間半として
0730ごろ_神楽ヶ峰……稜線12ポイントを1時間半として
0900ごろ_霧ノ塔……稜線18ポイントを2時間として
1100ごろ_小松原小屋……稜線18ポイントを2時間として
1300ごろ_金城山……下り27ポイントを3時間半として
1630ごろ_結東温泉
*順調なら前倒しで到着するはずなので、到着予定時間内に入浴できると思います。
*入浴の時間的余裕がない場合は、まずバスで越後湯沢に出ましょう。
*タクシーを選択した場合にはリセットして考えます。

◆帰路参考
●バス(上結東→津南)1650ごろ→1724
●バス(津南→越後湯沢駅)1743→1833
●上越新幹線(越後湯沢→東京_*印はたにがわ)
1702→1820、1705→1840*、1802→1920、1805→1940*、1828→2000、1900→2012、1903→2032、1908→2040*、1928→2100、2008→2120、2028→2200*、2108→2228、2130→2304*、2222→2340

◆往路参考
●東海道本線
0540熱海→0650大船→0707横浜→0727品川→0736東京
●総武線快速
0640佐倉→0659千葉→0709津田沼→0731錦糸町→0739東京(東京行き)
●京葉線
0636蘇我→0649海浜幕張→0732東京
0615君津→0706海浜幕張→0741東京
●中央線快速
0623高尾→0632八王子→0644立川→0725新宿→0738東京
●地下鉄丸の内線
0725池袋→0742東京

◆費用の目安
●1日目
JR_東京→越後湯沢……3,260円
新幹線自由席_東京→越後湯沢……2,720円
bus_越後湯沢駅→津南……750円
taxi_津南→小赤沢三合目……ジャンボ1台約10,000円
宿泊_遊仙閣(1泊2食つき)……7,000円
●2日目
bus_上結東→津南……約500円
bus_津南→湯沢駅……750円
*ただし結東温泉→越後湯沢はタクシー(ジャンボ1台約15,000円?)にするかもしれません。
JR_越後湯沢→東京……3,260円
新幹線自由席_ 越後湯沢→東京……2,720円

◆電話
●宿泊
遊仙閣……0257-87-3268
●タクシー(津南駅)
津南タクシー……025-765-2414……ジャンボあり
●タクシー(越後湯沢)
アサヒタクシー……025-784-3410……0120-109481_20台_ジャンボ有り_深夜着の場合社員寮利用可能

◆夏季小屋泊まり標準セット
★2日目は行程が長いので、重めの昼食が必要です。
★2日目、途中に水場がありますので、予備の水は不要としても、1.5リットル以上、できれば2リットルは持ちたいシーズンになりました。
●足まわり……運動靴(軽登山靴)など
●行動着……ドライタイプの登山用Tシャツ+長ズボン+長袖シャツ
●雨具……折りたたみ傘+ゴアテックスレインスーツ
●小物……地図+健康保険証コピー+時計+ポケットライト

◆ルートシミュレーション
●地図は国土地理院1:25,000地形図、高田7号-2(なえばさん)、を縮尺なりゆきで使用しています。
●シミュレーションマップ上の○印は予定したルートが太い等高線(50m)を横切る地点を中心にした半径50mの円。数字は100m単位の標高です。◇印は山頂から山裾に向かって地図上で計った距離。ごくラフな計り方で500mごとに印をつけてあります。この地図情報の一番簡単な見方は、○印と◇印をどちらも1個(1ポイント)7.5分(2個で15分、8個で1時間)と概算して、山歩きの時間目盛りとする方法です。
●なお、下りは道の状況によって登りの70%と見積もるのが現実的です(高速下山路では50%、難易度の高い場合は100%とすべき例もあります)が、計画段階では登り時間にしておいて、余るようならリーダー権限の予備時間として自由に使うという考え方をしています。




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