八ヶ岳・赤岳鉱泉――2008.11.11-12(火水)


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◆糸の会山行[594]――11e
◆八ヶ岳・赤岳鉱泉
あみだだけ(阿弥陀岳)……2,805m
1日目_林道12p→登り18p……合計30ポイント
2日目_登り17p→下り30p→車道12p……合計59ポイント
日の出0621、日の入1641……11.11長野で
◆JR中央本線・茅野駅から……2008.11.11-12(火水)実施


●第1日
●1125美濃戸入口(標高約1,500m)を出発→1220-50美濃戸の赤岳山荘(標高約1,700m)で昼食休憩→1350-55北沢の林道終点(標高約1,950m)で休憩→1435-40標高約2,150mで休憩。気温3度C→1525赤岳鉱泉(標高約2,200m)
●美濃戸口バス停のところに表示されていたのは、山小屋で営業しているのは赤岳鉱泉のみ、美濃戸の茶店で営業しているのは赤岳山荘のみ、とのこと。
●美濃戸の赤岳山荘には地元の人たちが集まっていたが、道普請らしい。その話の中で、美濃戸から北沢経由で赤岳鉱泉までいく登山道は、かつては馬ソリで行けたという。それがだめになったのは昭和34年(1959)の伊勢湾台風によるという。古木がなぎ倒されて、道は完全に荒れてしまったという。諏訪湖が流木で埋め尽くされたという大きな被害がこのあたり一帯にもあったという。
●山小屋に着いてみるとガスがどんどん下りてきた。大部屋に客は6人。強制燃焼式の大型石油ストーブが燃えている。赤岳鉱泉独特の方法だと思うけれど、回廊式になっている廊下に点々とストーブを置いて、おだやかながら全館暖房を実現している。風呂は11月3日で終了したというが、のんびり過ごしたいという気分で、雑談会。
●2日目
●0735赤岳鉱泉(標高約2,200m)出発。0度C→0750-55標高約2,300mで休憩→0810行者小屋(標高約2,350m)を通過→0845-50文三郎尾根の標高約2,550mで休憩。-2度C→0935-40赤岳〜阿弥陀岳稜線(標高約2,750m)→1020-30中岳(標高約2,700m)でインスタントスープ→1050阿弥陀岳鞍部(標高約2,650m)でザックを置き阿弥陀岳へ→1125-30阿弥陀岳(標高2,805m)→1210-20-25阿弥陀岳鞍部(標高約2,650m)→1310-15-20行者小屋(標高約2,350m)でトイレ休憩→1405-15南沢の標高約2,100mで休憩→1515-25-30美濃戸の赤岳山荘(標高約1,700m)でコーヒー。タクシー手配→1605美濃戸口(標高約1,500m)
●タクシーで美濃戸口→アクアランド茅野、5,700円。
●アクアランド茅野のすぐ近くにあっていつも気になっていた和食レストラン、味彩房かなめ(0266-82-5777)にようやく行けるチャンスがきた。夕食は1700-2200で月曜定休とのこと。フグ料理とそばが基本らしく、天ぷら御前(1,550円)にはそばもついて割安感十分だった。
●タクシーで味彩房かなめ→茅野駅は迎車料金込みで1,080円。
●中央線特急1905茅野→2006新宿。
●文三郎尾根を稜線まで上がるといいうのが基本プランで、参加メンバーの状態と天気を見合わせて、できれば阿弥陀岳へというのが、うまく実現した。稜線には雲がものすごいスピードで流れていたが、稜線に上がると急に治まって、日差しも強まり、初冬の心地よい寒さを味わえた。
●展望は、文三郎尾根の標高約標高約2,550mで休憩したのは北アルプス展望のため。穂高連峰から鹿島槍までが白くクッキリと見えた。稜線に出ると南アルプス北部がよく見えていて、白い筋のついた北岳と、黒々とした甲斐駒、仙丈、鳳凰三山。残念ながら富士山は見えなかった。


◆集合
●11.11(火)7:50……JR新宿駅9番線ホーム_後方4号車乗車口

◆ポイント
●山はたぶんもう冬です。……ですから約束できるのは冬の山小屋(赤岳鉱泉。風呂は終了しました)に泊まって、安全を確保されている文三郎尾根を赤岳〜阿弥陀岳の稜線まで登って下りるというのが予定です。
●ただし雪がついていなくて、天気がいい場合には、もうすこし高いところへ登るかもしれませんが、期待はしないでください。稜線に立つだけでも、初冬の山のすばらしさを味わえるはずですから。
●今回は登ることよりも、冬の山の寒さに身を置いて、その快感を楽しみたいと思うのです。天気がよければ最高です。
●冬の防寒衣類と軽アイゼン必携です。
●なお、赤岳鉱泉の宿泊環境では夜の寒さを心配する必要はないと思います。

◆往路
0800新宿始発(中央本線特急・スーパーあずさ5号・松本行き)……1008茅野
(0800新宿→0825立川→0834八王子→1008茅野)
1020茅野始発(美濃戸口行きバス)……1112美濃戸口(900円)

◆現地行動
●第1日
1230ごろ_美濃戸口バス停を出発……林道12ポイント(約3km)を1時間として
1330ごろ_美濃戸山荘……登り18ポイントを2時間として
1530ごろ_赤岳鉱泉(泊まり)
*散歩に出ましょう
1800ごろ_夕食
●第2日
*天気がよければ阿弥陀岳方面へと登ってみましょう
0630ごろ_朝食
0700ごろ_出発……登り6ポイントを1時間として
0800ごろ_行者小屋……登り11ポイントを1時間半として
0930ごろ_赤岳〜阿弥陀岳稜線……下り11ポイントを1時間半として
1100ごろ_行者小屋……下り19ポイントを2時間半として
1330ごろ_美濃戸山荘……林道12ポイント(約3km)を1時間として
1430ごろ_美濃戸口バス停
*帰路のバスは1316→1408、1456→1548
*美濃戸で入浴、タクシーで茅野へという選択もあります

◆帰路参考
●中央本線特急(茅野→新宿)
1550→1807、1621→1836、1728→1935、1750→2008(→2050千葉)、1905→2106、1951→2209、2031→2236

◆費用の目安
JR_新宿→茅野……3,260円
自由席特急券_新宿→茅野……2,100円
bus_茅野駅→美濃戸口……900円
宿泊_赤岳鉱泉(2食つき)……9,000円
bus_美濃戸口→茅野駅……900円
*taxi_美濃戸口→茅野駅……1台約4,500円
JR_茅野→新宿……3,260円
自由席特急券_茅野→新宿……2,100円

◆電話
●宿泊
赤岳鉱泉_090-4824-9986
●タクシー(茅野駅)
アルピコタクシー_0266-71-1181_200台、ジャンボあり
●そば(茅野駅)
更級そば_0266-72-2655_1100-1500/1630-2000_月曜定休_茅野駅近く_八霧そば

◆冬季小屋泊まり標準セット
★冬用の防寒衣類が必要です。
★行動食は2食分用意してください。
●足まわり……運動靴(軽登山靴)など+ダブルストック+軽アイゼン
●行動着……ドライタイプの登山用Tシャツ+長ズボン+長袖シャツ
●保温衣類……手袋(アンダーとアウター)+耳覆いのある帽子+フリースウエア+貼るカイロ
●雨具……折りたたみ傘+ゴアテックスレインスーツ
●小物……地図+健康保険証+時計+ポケットライト

◆ルートシミュレーション
●地図は国土地理院1:25,000地形図を縮尺なりゆきで使用しています。
●シミュレーションマップ上の○印は予定したルートが太い等高線(50m)を横切る地点を中心にした半径50mの円。数字は100m単位の標高です。◇印は山頂から山裾に向かって地図上で計った距離。ごくラフな計り方で500mごとに印をつけてあります。この地図情報の一番簡単な見方は、○印と◇印をどちらも1個(1ポイント)7.5分(2個で15分、8個で1時間)と概算して、山歩きの時間目盛りとする方法です。
●なお、下りは道の状況によって登りの70%と見積もるのが現実的です(高速下山路では50%、難易度の高い場合は100%とすべき例もあります)が、計画段階では登り時間にしておいて、余るようならリーダー権限の予備時間として自由に使うという考え方をしています。


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