守屋山――2009.2.7(土)


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◆朝日カルチャーセンター千葉……「軽登山」公開講座
◆守屋山
もりやさん……1,650m
登り16p→稜線4p→下り14p+下り林道5ポイント……39ポイント
日の出0644、日の入り1719……2.7に長野市で
◆JR中央本線・茅野駅から……2009.2.7(土)実施


●タクシーは茅野駅→杖突峠登山口が3,500円。
●1035登山口(標高約1,250m)を出発→1100-10標高約1,350mで軽アイゼン装着→1145-50-55標高約1,450mで休憩。前のグループとの距離を広げるために休憩延長→1230-1300-10守屋山東峰(標高約1,600m)で長い休憩。
●守屋山の本峰は西峰だが、東峰のほうが展望がすぐれている。登る途中で風の吹くところもあったが、山頂はほとんど無風。展望は360度で北アルプス〜中央アルプス〜南アルプス〜八ヶ岳と全部見える。気温は高くて9度C。長く、ゆっくりと休まない手はない。
●1335-40守屋山山頂(1,650m)→1420-25標高約1,400mで軽アイゼンをとる。1450-55林道(標高約1,150m)→1520国道(標高約1,000m)
●雪が少なく、下りにかかると雪があったりなかったりという状態。南側斜面なので登りより上でアイゼンをとった。
●1.28には道ばたの雪の上にあったハクビシンの交通事故遺体のところはすでに雪が消えていた。
●土曜日なので銃の音がしていた。林道に出てみるとすれちがった小型トラックの荷台にイノシシが。さらに下ると道ばたでシカを4頭さばいたいる人たちがいた。
●タクシーで林道下山口→アクアランド茅野が4,780円。入浴後1700から味彩房・かなめで食事。タクシーで茅野駅へ980円。千葉行きの特急あずさで1750茅野→20007新宿→2050千葉。


◆集合
●2.7(土)……6:38千葉発の特急あずさ3号_後方4号車に集結してください。

◆ポイント
★最近、60歳代になってから山歩きを始めようと考える方、70歳を超えていつまで山歩きが続けられるかチャレンジしている方が増えています。「軽登山」という新しい考え方で脚力をチェックし、登り下りの技術を実地指導します。もちろん年齢・性別・経験は不問。下山後入浴+食事があります。

●この時期の守屋山には、もちろん雪がついています。晴れれば正面に八ヶ岳、眼下には諏訪湖、その向こうに北アルプス。見回せば中央アルプスから南アルプス……という一大展望台になっています。雪と展望を期待しての守屋山です。……ですので軽アイゼン必携です。雪が深いとしても、難易度は高くありませんから、ご心配なく。
●この山については、インターネット上の「毎日が山歩き・いつでもBon vivant」の33回目に「守屋山(冬)」として紹介しています。「糸の会」で検索して、私のホームページから飛ぶことができます。
●軽アイゼンをお持ちでない方は「モチヅキ・ミニ5」(2,500円ぐらい)というのを登山用品店でお買い求め下さい。ゴムバンド付きでもナイロンバンド付きでも、バンドなしでもいいのですが、白いプラスチック板(雪団子防止用)が付いているか、別売のものがあれば購入してください。太さ5mmの登山用補助ロープを3m切ってもらって、できれば半分の1.5m×2本にしておいてください。ロープは登山用でなければダメです。さらに、家でバンドをはずしておいてください。
●防寒装備の不足分は貼るカイロ(ミニ判)で補えますが、素肌を出さないためのアンダーグローブ(化繊製)はお忘れなく。

●この機会に、登山用品店(アウトドアショップやスポーツ用品店)で速乾性の半袖シャツをお買い求め下さい。夏用の薄いものでけっこうですが「化繊100%」のもの。ベーシックなものは2,500円程度ですが、最近は高価で高機能のものもあって6,000円とか8,000円という値がついていたりします。2,500円〜3,000円の半袖がベストです。肌着として使います。
●じつはふつうの運動靴でも雪の山を歩けるのですが、私の実験用モルモットになってしまうので、軽登山講座では通年つかえるゴアテックス防水のウォーキングシューズをおすすめします。いろいろあって選択に困りますが、無難なのは登山用品店になくてスーパーなどの運動靴売り場にある「ブルックスのゴアテックス防水ウォーキングシューズ」(3E、4E)です(12,000円ぐらいかと思います)。ふつうの運動靴のサイズに対してワンサイズオーバーでお買いになることをすすめます。「アサヒ」の子供用運動靴を扱っているところなら買えるはずです。「メディカルウォーク」というのも兄弟靴です。冬の雨の日のタウンシューズとしてもはけますので、無駄にはならないと思いますし、朝日カルチャーセンターの講座では何人もの方が登山専用靴としてはいています。

◆往路
0638千葉始発(中央本線特急あずさ3号・南小谷行き)……0952茅野
(0638千葉→0653船橋→0708錦糸町→0730新宿→0753立川→0952茅野)
*タクシーで杖突峠先の登山口へ(1台約3,500円)

◆現地行動
1030ごろ_登山口を出発……登り16ポイントを2時間として
1230ごろ_東峰……稜線4ポイントを30分として
1300ごろ_守屋山……下り14ポイントを2時間として
1500までに_林道……林道下り5ポイント(約2km)を30分として
1530までに_片倉バス停
*タクシーで茅野へ(1台約3,500円)
*千葉行き特急あずさまでに風呂と食事が可能かと思います

◆帰路参考
●中央本線特急(茅野→新宿)
1750→2007→2050(千葉)、1905→2106、1951→2207、2031→2237

◆費用の目安
JR_千葉→茅野……3,890円
自由席特急券_千葉→茅野……2,310円
*新宿→茅野は3,260円+2,100円
*あずさ回数券を利用すると割安になります。
taxi_茅野駅→登山口……1台約3,500円
taxi_片倉バス停→アクアランド茅野……1台約3,500円
taxi_アクアランド茅野→茅野駅……1台約1,500円
JR_茅野→千葉……3,890円
自由席特急券_千葉→茅野……2,310円

*正規のあずさ回数券は「東京都区内←→富士見〜茅野」の6枚綴りで24,900円ですから1枚あたり4,150円となります。金券ショップでバラ売りしているのを買うという方法が一般的なのですが、新宿あたりでないと「東京都区内←→松本」(1枚あたり4,500円)しかないかもしれません。チェーン店だったら、取り寄せてもらえるかもしれません。このあずさ回数券は指定席がとれるので、3割引になるジパング倶楽部や大人の休日倶楽部が使えない人には便利です。ケチなJRとしては比較的割引率の大きなサービスです。
*ところがあずさ回数券は「都区内」からの乗車ですから、錦糸町から有効です。錦糸町までの運賃と自由席特急券500円を徴収されてしまいます。そこで、千葉駅改札口外側で6時20分集合として、集まった人で正規のあずさ回数券を購入することをおすすめします。千葉駅からの回数券が買えるはずです。

◆電話
●タクシー(茅野)
アルピコタクシー……0266-71-1181……200台、ジャンボあり
第一交通・茅野営業所……0266-72-4161……ジャンボ2台
●入浴(茅野)
アクアランド茅野……0266-73-1890……0900-2100_500円_火曜日定休_茅野駅から車約10分
●食事(茅野)
更級そば……0266-72-2655……1100-1500/1630-2000……月曜定休……茅野駅近く……八霧そば
蕎麦の郷……0266-73-0209
よもぎ庵白鳥……0266-72-0753……1500まで……茅野駅前
味彩房・かなめ……0266-82-5777……1100-1400/1700-2200_月曜定休_アクアランド近く_天ぷら御膳1,550円

◆持ち物
★食べ物・飲み物――水+行動食+おやつ
★保温水筒に暖かい飲み物があるといいですが、冷えた水も危険ではありません。
★昼食は寒さの中で、休憩ごとに少しずつ食べる「行動食」という考え方をしています。おにぎりなど米のものは冷えて食べにくくなりますから、パン系、ビスケット系、和菓子系、おつまみ系で考えてください。
★防寒で一番重要なのは汗をかいても体を冷やさないドライタイプの肌着です。半袖の登山用Tシャツ(通年使用)と登山用品店で売っている薄手の手袋、アンダーソックス(ポリエステルの冬用ならお手持ちのものでもとりあえずOKかもしれません)。その3点がアンダーウエアになります。
★冷たさに対するものではあったかい(毛糸やフリースの)手袋、厚手のソックス、耳おおいのある帽子の3点が必要です。それと冷たさ/寒さに対する万能薬として使い捨ての「貼るカイロ」(ミニサイズ)をお持ち下さい。
★寒さに対しては気温が0度Cと考えて、下半身には冬用タイツかフリースズボン、上半身には薄手のフリースなら2枚(厚手なら1枚)という目安でしょうか。ゴアテックスなどの透湿防水ウエアの上下をウインドブレーカーとして着た場合を前提としていますので、透湿防水雨具をお持ちでないひとは個別にご相談ください。
★ほとんどの方はスパッツをお持ちでしょうが、ない方は文具店でナイロン布の腕カバー(袖カバー)をお求め下さい。雪の守屋山にはベストチョイスだと思います。

冬季日帰り標準セット
●足まわり……運動靴、軽登山靴
●行動着……ドライタイプの登山用Tシャツ+長ズボン+長袖シャツ
●保温着1……手袋のアンダー/アウター+靴下のアンダー/アウター+耳おおいのある帽子
●保温着2……タイツ+フリースシャツ
●雨具……折りたたみ傘+使い捨てビニール雨具(ゴアテックスレインスーツ)
●小物……地図+健康保険証コピー+時計+ポケットライト

◆ルートシミュレーション
●地図は国土地理院1:25,000地形図、甲府13号-1(ちの)、甲府13号-3(たつの)、を縮尺なりゆきで使用しています。
●シミュレーションマップ上の○印は予定したルートが太い等高線(50m)を横切る地点を中心にした半径50mの円。数字は100m単位の標高。◇印は山頂から山裾に向かって地図上で計った距離で、ごくラフな計り方で500mごとに印をつけています。
●一番簡単な見方としては○印と◇印をどちらも1個7.5分(2個で15分、8個で1時間)と概算する時間目盛り、あるいはエネルギー目盛りとしてみて下さい。
●なお、下りは道の状況によって登りの70%と見積もるのが現実的です(高速下山路では50%、難易度の高い場合は100%とすべき例もあります)が、計画段階では登り時間にしておいて、余るようならリーダー権限の予備時間として自由に使うという考え方をしています。


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