大小山――2009.2.24(火)


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◆糸の会山行[608]――2c
◆大小山
だいしょうやま……314m
稜線35p→下り12p……47ポイント
日の出0618、日の入1730……2.24宇都宮で
◆東武伊勢崎線・足利市駅から……2009.2.24(火)実施


■2009.2.26――矢野 博子さんからレポート「大小山」
 2009年2月24日(火)東武伊勢崎線沿いの大小山(314m)に登った。
 8時50分浅草発の特急りょうもう号にて足利市に向かった。8名の参加者のうち浅草に集まったのは3名であとは 北先住からの合流となった。(ちなみに帰路は 全員 北先住で乗り換えた。浅草という駅は不便な駅となってきた)
 今回の山は314mでかなり小さな山だったが 手前の稜線をたっぷり歩いたので かなり満足度の高い結果となった。
 山川長林寺を10時42分出発。このお寺はなかなか手入れの行き届いたお寺で 寂しい冬景色にピンク色の椿が色を添えていた。登り始めると 要所要所に訓戒めいた有り難いお言葉が石碑に彫ってあった。分かったような分からないような内容で5分も歩くとその言葉も忘れた。
 期待していた雪はなかったが気温8度。無風で登りは汗ばむくらいだった。いくつものピークを越え 時には岩に挑戦しながら越床峠に14時につく。自分達が歩いてきた尾根がずーっと後方に延々と見え すごい距離歩いたもんだと我ながら感心する。
 この峠の少し前に新築の建物が急に現れ トイレかしら?と思ったら地場産業の社長が作った避難小屋だった。話によると 彼自身が以前この山で遭難し その時皆にお世話になったので その恩返しという意味も込めて建てたとか。一通り彼の話を聞いてそこを後にした。帰りがけに皆はホカロンを一箱ずつ渡された。(これは使用期限過ぎていた。 多分使用には問題ないでしょう)
 目的地の大小山に15時15分到着。360度見渡される山頂なのだが曇っていて赤城山も富士山も見えなかった。ここからもアップダウンを繰り返し一番長い稜線をゴルフ場を左手にみながら下山した。下りと登りが交互にあるので いつも下りが延々と続くと起こるヒザの痛みもなかった。
 16時40分下山。タクシーで ”幸の湯”に向かう。ここの¥500は安い。ゆっくりとお湯につかってから ”蝶や”で和食を頂く。
 朝7時半に家を出て 行動時間6時間、帰宅が10時前。入浴も食事もゆっくりとれて 日帰りの山歩きとしては 理想的だった。


◆集合
●2.24(火)8:30……東武浅草駅_1階_特急券発売窓口前
*集まった人分の特急券をまとめて買いましょう

◆ポイント
●大小山は小さな山です。それだけでは軽すぎるので、手前に長い稜線を加えました。
●下りたところに大藤で有名な足利フラワーパークがあります。開店休業状態の季節だと思いますから、あくまでも下山の目印とお考え下さい。タクシーを呼んで足利で入浴、食事という予定です。

◆往路
0850浅草始発(東武特急_りょうもう号・5号_赤城行き)……1008足利市
(0850浅草→0901北千住→1008足利市)
*タクシーで山川長林寺へ(1台約2,000円)

◆現地行動
1030ごろ_山川長林寺を出発……ほとんど稜線24ポイントを3時間として
1330ごろ_越床峠……稜線11ポイントを1時間半として
1500ごろ_大小山……下り12ポイントを1時間半として
1630ごろ_足利フラワーパーク
*タクシーで足利へ
*足利で入浴・食事

●タクシーで足利市駅→山川長林寺1,610円。
●1040長林寺(標高約50m)を出発→道了尊から小ピーク越え、自動車道路を横断して林道へ→1125-35林道終点(標高約150m)で休憩。8度C→1155-1200小ピーク(標高約200m)→1210-15小ピーク(標高約200m)→1255大坊山分岐(標高約250m)→1300-10-15小ピーク(標高約250m)→1335-40-45山頂番屋という休憩所(標高約200m)→1355-1400越床峠(標高157m)→1515-25大小山山頂(標高314m)→1645東大久保バス停(標高約20m)
●タクシーで東大久保バス停→幸の湯2,690円。幸の湯→割烹蝶や1,250円。歩いて足利市駅へ。
●特急で1946足利市→2105浅草。
●大小山は足利フラワーパークや栗田美術館とセットになった小さな岩山で、「大小」という看板が掲げられているピークは最高峰ではない。最高峰には「妙義山」という名が記されているけれど、地形図では標高314mの三角点に大小山という名を振っている。 ●今回のルートは地元では大小山より有名ではないかと思われる大坊山285m方面から大小山へと続く箱庭的稜線をたどる道で、岩稜なので気分爽快。なかなかいい道といっていい。 ●途中に「山頂番屋」という休憩施設があった。トイレを期待したけれどそれはなく、あずま屋と鍵のかかる建物があって、そこから持ち主夫婦が出てきた。名刺によると足利鉱山山頂番屋の番屋主・関野義治という人で、葛生で砕石を取り産廃を処理しているらしい。眼下に見えた足利鉱山の持ち主であるという。かつて大坊山で命を落としかけたことがあって、ここに休憩施設をつくったという。ともかく、ここまで車で上がれる道もつくってある。 ●下山後のタクシーが食べ物に詳しかった。今回はできれば「めん割烹なか川」にしたかったが、火曜日定休。運転手氏は相田みつをゆかりの「なか川」の宣伝マンらしく、パンフレットももっていた。一茶庵本店には目もくれない。私も今回は一茶庵ではないと考えていたのでいろいろ聞いてみると、足利銀座の割烹・蝶やがおすすめとか。以前歩いたときに店構えは見ている。その推薦に従うことにした。 ●蝶や(0284-41-2456。水曜日定休)は宴会もできるようだが1階には椅子席があり、ふつうの価格で単品料理を注文できる。ワンランクアップの食堂という感じか。女将とそのダンナだろうか、老舗パワーと老人パワーがストレートに押し出されて、それが爽快だった。みんな元気にやりましょう、という感じ。

◆帰路参考
●東武特急(足利市→浅草)
1705→1826、1736→1855、1806→1925、1837→1955、1905→2025、1946→2105、2034→2155

◆往路参考
●地下鉄銀座線
0754渋谷→0807新橋→0816神田→0821上野→0826浅草
●山手線
0750新宿→0758池袋→0810日暮里→0815上野
0756品川→0803新橋→0807東京→0810秋葉原→0813上野
●都営地下鉄浅草線
0810新橋→0821浅草橋→0824浅草
●JR総武線各駅停車
0718千葉→0736津田沼→0742船橋→0753市川→0808錦糸町→0813浅草橋
●地下鉄千代田線
0816代々木上原→0830霞ヶ関→0838新御茶ノ水→0846西日暮里→0852北千住
●東急田園都市線+地下鉄半蔵門線+東武伊勢崎線
0729長津田→0809渋谷→0826大手町→0839錦糸町→0844押上→0856北千住
●JR総武線快速(通勤快速)
0645成田→0715千葉→0728船橋→0746錦糸町→0754東京→0758新橋
●JR京葉線
0632上総一ノ宮→0708蘇我→0747東京(通勤快速)
0656蘇我→0709海浜幕張→0749東京

◆費用の目安
東武_浅草→足利市……940円
特急券_浅草→足利市……1,000円
taxi_足利市駅→登山口……1台約2,000円
taxi_足利フラワーパーク→足利市街……1台約2,000円
taxi_足利市街→足利市駅……1台約1,000円
東武_足利市→浅草……940円
特急券_足利市→浅草……1,000円

◆電話
●あしかがフラワーパーク(富田駅)
0900-1700(冬期)_無休_入園料は花の咲きぐあいによって無料〜1,300円とか、現在は200円。園内にレストランなどあり。
●栗田美術館(富田駅)
0930-1700_月曜定休_1,550円_レストラン、カフェなどあり。
●タクシー(足利市駅)
朝日タクシー_0284-71-1101_駅前
●入浴(足利)
幸の湯……0284-42-0030……450円(休日550円)_1000-2400_第一火曜定休_民間_総合運動場隣
●そばなど(足利)
肉汁うどん 小島屋……0284-71-3257……1130-1500/1700-2000_日曜定休_足利市駅裏徒歩3分
一茶庵本店……0284-40-3188……1130-1400/1630-1900_水曜/第3木定休
めん割烹なか川……0284-41-2322……1130-2000_火曜定休_石畳大門通り
あらき……0284-71-3435……1130-1500_月曜火曜定休_足利市駅から徒歩5分_ニューミヤコホテル別館から渡良瀬川方向へ
手もみそば・いけもり……0284-43-0731……1100-2100_無休_宮北町1-2
九一そば・第一立花……0284-22-0505……1130-1500/1700-2000_水曜定休_通6丁目

◆持ち物
★食べ物・飲み物――水筒+行動食+おやつ
冬季日帰り標準セット
●足まわり……防水運動靴、軽登山靴
●行動着……ドライタイプの登山用Tシャツ+長ズボン+長袖シャツ
●雨具……折りたたみ傘(ゴアテックスレインスーツ)
●保温着……手袋+耳おおいのある帽子+フリースシャツ+貼るカイロ
●小物……地図+健康保険証コピー+時計+ポケットライト

◆ルートシミュレーション
●地図は国土地理院1:25,000地形図、宇都宮6号-4(たぬま)、宇都宮7号-3(さの)、宇都宮10号-2(あしかがほくぶ)、宇都宮11号-1(あしかがなんぶ)、を縮尺なりゆきで使用しています。
●シミュレーションマップ上の○印は予定したルートが太い等高線(50m)を横切る地点を中心にした半径50mの円。数字は100m単位の標高です。◇印は山頂から山裾に向かって地図上で計った距離。ごくラフな計り方で500mごとに印をつけてあります。この地図情報の一番簡単な見方は、○印と◇印をどちらも1個(1ポイント)7.5分(2個で15分、8個で1時間)と概算して、山歩きの時間目盛りとする方法です。
●なお、下りは道の状況によって登りの70%と見積もるのが現実的です(高速下山路では50%、難易度の高い場合は100%とすべき例もあります)が、計画段階では登り時間にしておいて、余るようならリーダー権限の予備時間として自由に使うという考え方をしています。


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