高山――2010.1.26(火)


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◆糸の会山行[666]――1c

◆高山
たかやま────1,668m
登り13p+下り11p+遊歩道15p────39ポイント
日の出0647、日の入り1659────1.26宇都宮で

◆東武日光線・東武日光駅から────2010.1.26(火)実施


■2010.2.3――矢野 博子さんから「高山」レポート
 2010年1月26日(火)高山(1668m)に登った。
 今回のテーマは 〔冬〕。テーマを裏切らない一日だった。 高山は糸の会で数年前に登ったので 二度目になるが 前回は 今回ほど寒くなかった記憶がある。今回は 山頂ではマイナス5度。風があったので体感温度は更に下がった。すぐ隣の白根山には雪が降っているらしく 風花が時々舞ってきた。
 山道の積雪は 平均したらヒザぐらいまで。結構 難易度の高い山歩きとなった。
 12時に竜頭の滝 出発。滝は半分ぐらい凍っていた。スタートから軽アイゼンを装着。アイゼンをつけて歩くのは一年ぶり。ある程度進んだ所で ”先頭50歩づつ交代”をした。先頭に立つと やはり雪を踏んでいかなければいかないし 第一 道を間違えたらいけないので 50歩と言えども 緊張した。
 暫く登って振り返ると 筋状に雪がかかった男体山 そして左後方には 中禅寺湖の青い湖面が光っていた。中禅寺湖は冬でも凍らないとタクシーの運転手は言っていた。冬ならではの景色だ。予定通りの一時間半で山頂に到着。
 ここまでは ”登り”であったせいもあってか ”寒さ”はあまり気にならなかった。山頂での休憩10分から その寒さに驚いた。一番堪えたのは 指先の冷たさ。一瞬にして カジカンデしまって あっと言う間に自由にならないのだ。 持参してきたホカロンを取り出そうとしたが 袋が上手く破れないし 厚いスキー用の手袋にかえようと思ったが ザックの紐がほどけない。正直焦った。準備していても使えないのでは 持ってないのと同じだ。一瞬にしてそんな状態になって 驚いた。
 顔に冷たい風が当たって寒い。タオルで口?? 覆ったら 随分暖かさが増し ホッとした。友人のペットボトルの水は シャーベット状になっていた。
 途中 なだらかそうに見えた斜面があったので 直滑降のような感じで 下ろうと試みたが 意外と雪はふわふわでなく ショートカットは不発。 あえなく挫折。丁寧に下って行く。雪はこちら側の方が多い。
 小田代原に30分遅れで到着し その後 遊歩道の木道をひたすら歩いた。木道はすっぽりと雪に覆われ 凍り付いていた。 どこが木道なのか見分けがつかず 神経を足元から 離す事は出来なかったが それでも 一度バサッと左足を木道から踏み外した。見上げると 男体山が夕日に輝いていた。戦場ヶ原は雪に覆われ、枯れた葦が一面に 残っていた。
 湯ノ湖までは 足を伸ばせなかったが ペース配分 ドンピシャ!で 間もなくバスが到着、日没に つかまることも無かった。バスの中は暖かく 天国のようだった。
 下山してからのお楽しみは 時間の関係で お風呂はカットし 駅前のカレー屋(ここしか開いてなかった)で胃袋を満たした。このカレー屋の評価は 意見の分かれるところかもしれない。
 2010年第一回の山歩きは この衝撃的な寒い一日から始まった。これで今後の少し位の寒さには 驚かないかもしれない。 一年ぶりの軽アイゼンをつけての5時間に渡る雪道歩き、結構体力を使った。往路の車内で 隣席に座ったK氏から”樹木”について色々教えて頂いた。興味ある内容で また知らなかったことばかりで”目からウロコ”状態だった。
 皆様 お世話になりました。


■2010.1.31――箭内 和子さんからレポート「1c高山」「安達太良山」
伊藤コーチ、参加の皆さまへ

26日の高山、楽しい1日を有難うございました。
私は、無事9時前に帰宅しました。多分、皆さんの帰宅時間より早かったと思います。
東武日光駅前のカレーショップで、ゆっくりお話が出来ると良かったのですが、残念でした。
またの機会の楽しみと致します。これからもよろしくお願い致します。
記録を2本、添付します。

■糸の会山行  日光高山
日時  2010年1月26日(火)晴れ

 糸の会の山行に参加。東京からの皆さんは、東武日光駅に10時18分着予定。
 郡山から、JRで行くことも考えたが、雪は大丈夫そうなので運転して車で行く事にする。
 自宅発8時。高速道路の通勤割引を使用するため、須賀川まで一般道路の4号線を走る。須賀川ICから宇都宮ICまでは、100km以内なので、高速料金が通勤割引を適用になる。通常の半額、1300円になる。日光道路を通って、9時40分に日光に着いた。
 JR日光駅近くの駐車場に車を置いて、東武日光駅に行く。駅の中で、案内のパンフレットなどを見て、時間を過ごす。時間どおりにコーチ他皆さんと合流。
 10時30分発のバスに乗って、菖蒲が浜へ向かう。いろは坂を登っている時に車窓からは、青空と男体山。筑波山も見えるらしい。見知った景色ではありますが、心が弾みます。
 竜頭の滝から、すぐにアイゼンを装着。高山の登山道に入る。トレースはありますが、スノーシューの方が良かったかなと、思うほどの雪がありました。斜面によって雪の状態がクルクル変わります。まるっきり、雪のない斜面もあったり、膝まで潜ったり、凍っている斜面があったり、何なんだろう、この登山道は。
 高山への最後の登山道で振り返ると、男体山と中禅寺湖が眺められる。日光に来たんだなあと、つくづく思う。14時前に高山山頂着。
 高山から小田代ケ原への下りは、トレースがなく、歩きが遅くなる。高山からの下山も、登りと同様に先頭を交代しながら、メンバーのローテションで下る。途中から、沢の雪面をコーチが下ると言いだした。I氏が続いたが、滑りそうなのでこのルートは、中止なった。ジグザグに丁寧に下る。
 15時前にやっと、中禅寺湖と小田代ケ原の分岐に着いた。「時間的に遅くなるので、湯ノ湖までは行きません」とコーチより。小田代ケ原から湯ノ湖方面に入り、時間を見ながら、光徳のバス停へ抜ける。
 17時22分のバスで東武日光駅へ向かう。バスの中は、温かく生き返った気分。小田代ケ原の貴婦人の姿を見る事が出来て、嬉しかった。いつも、山ばかりに目と気持ちが行ってしまい、小田代ケ原を歩いた事がなかったので、写真でしか貴婦人を知らなかった。今日は天候に恵まれて、約5時間ひたすら歩いた。同行の皆さんも、快調のようだった。
 日光の山は、霧降高原、丸山、赤なぎ、女峰、大真名、小真名、太郎山、男体山、切込湖、刈込湖、日光白根、社山、半月山などに登っている。いつ来ても、何回来ても、飽きることがない。本当に素晴らしい山域だと思う。これからも、機会があったら、この自然の中を歩きたいと思う。


◆集合
●1.26(火)8:00────東武浅草駅_該当ホーム_前方2両目乗車口

◆ポイント
●ご存じの高山ですが、今回のテーマは「冬」です。寒さのなかを、ただひたすら歩くという気分で行きましょう。たぶん、想像以上の冬景色が見られるはずです。
●小田代ヶ原から湯ノ湖へと歩く予定ですが、木道が危険な状態であることも予想されます。その場合は方向転換するかもしれません。

◆往路
0810_東武浅草始発(東武日光線・快速・東武日光行き)────1018東武日光
0810東武浅草→0820北千住→0842春日部→1018東武日光
*乗換(まずバス停に荷物を並べてからトイレなどへ)
1030_東武日光駅始発(湯本温泉行きバス)────1130_菖蒲ヶ浜(1,350円)

◆現地行動
1200ごろ_竜頭の滝出発────登り13ポイントを1時間半として
1330ごろ_高山────下り11ポイントを1時間半として
1500ごろ_ハイブリッドバス道────遊歩道15ポイント(木道など約5km)を1時間半として
1630ごろ_湯元温泉バス停
*木道が滑りやすい場合には湖岸の道を選ぶかもしれません

◆帰路参考
●バス(湯元温泉→勝負ヶ浜→東武日光駅)
1516→1531→1637、1611→1620→1728、1716→1725→1828、1824→1833→1933、1930→1939→2042
●東武日光線・特急(鬼怒川方面から)
東武日光……下今市……浅草
1554…………1603
………………1604……1745
1651…………1659
………………1701……1847
1720…………1726
………………1733……1916
1841…………1850
………………1852……2035
1933…………1942
………………1950……2135

◆往路参考
●営団銀座線
0723渋谷→0736新橋→0745神田→0750上野→0755浅草
●山手線
0715新宿→0723池袋→0732田端→0740上野
0710渋谷→0718大崎→0722品川→0733東京→0735神田→0737秋葉原→0740上野

◆費用の目安
東武鉄道=浅草→東武日光────1,320円
bus=東武日光駅→菖蒲ヶ浜────1,350円
bus=湯元温泉→東武日光駅────1,650円
東武鉄道=東武日光→浅草────1,320円
特急券=東武日光→浅草────1,400円
*帰路にタクシーを使うかもしれません。
*帰りの特急は夜間割引(1,000円?)になると思います。

◆電話
●タクシー(日光)
サンエイタクシー=0288-54-1130=ジャンボ有り
大和交通=0288-54-1515=15台=ジャンボ有り
日光交通タクシー=0288-77-1005=100台
●入浴(湯元温泉)
奥日光森のホテル=0288-62-2338=1,100円=1500-2000=無休
休暇村日光湯元=0288-62-2421=785円=1130-1800=無休
はるにれの湯(湯元)=0288-62-2564=500円=0700-1800(7-8月は1900)=無休
奥日光ホテル四季彩=0288-55-1010=800円=1300-1630=平成8年オープン
湯元旅館=0288-62-2611=530円=素泊まり4,800円/2食付き7,000円=ボンネットバス
●入浴(日光)
やしおの湯=0288-53-6611=500円=1000-2100=木曜定休=清滝1丁目バス停から徒歩12分

◆持ち物
★食べ物・飲み物――水筒+行動食+おやつ
★軽アイゼン必携です
冬季日帰り標準セット
●足まわり……防水運動靴、軽登山靴
●行動着……ドライタイプの登山用Tシャツ+長ズボン+長袖シャツ
●保温着……手袋、耳おおいのある帽子、フリースシャツなど
●雨具……折りたたみ傘(ゴアテックスレインスーツ)
●小物……地図+健康保険証コピー+時計+ポケットライト

◆ルートシミュレーション
●地図は国土地理院1:25,000地形図、日光12号-1(なんたいさん)、日光12号-2(ちゅうぜんじこ)、を縮尺なりゆきで使用しています。
●シミュレーションマップ上の○印は予定したルートが太い等高線(50m)を横切る地点を中心にした半径50mの円。数字は100m単位の標高。◇印は山頂から山裾に向かって地図上で計った距離で、ごくラフな計り方で500mごとに印をつけています。
●一番簡単な見方としては○印と◇印をどちらも1個7.5分(2個で15分、8個で1時間)と概算する時間目盛り、あるいはエネルギー目盛りとしてみて下さい。
●なお、下りは道の状況によって登りの70%と見積もるのが現実的です(高速下山路では50%、難易度の高い場合は100%とすべき例もあります)が、計画段階では登り時間にしておいて、余るようならリーダー権限の予備時間として自由に使うという考え方をしています。




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